ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。
人からやってもらって嬉しかったことを自分が他の人にもする。
これを「恩送り」と呼んだりするそうですが、誰しも、人がやっていて良かったと感じることは、自分もやってみようと思うことがあるのではないでしょうか。
しかしながら、実際にそれを行動に移すかどうかはまた別問題です。
以前クライアントさんだった人から「あの時教えてもらったことが役に立ちました!」とご連絡をいただくことがあります。
これは我々にとってもたいへん嬉しいことです。もちろん、教える側としてはすぐに成果につなげてもらうのがベストです。しかしながら、いろいろな要因が重なると、成果が出るまでに時間がかかることがあります。
それでも、しばらくしてから「成果が出ました」とご報告いただくことは、こちらも一生懸命に取り組んだ甲斐があったと実感でき、とても励みになります。
そこで、私も過去にいろいろなコンサルの先生に教えてもらったノウハウやコンテンツを活かして成果が出た際には、できるだけ報告するよう心掛けています。
しかし、・・・。
多くの場合、先生方から何かご返事をいただくことはありません。
理由はいろいろあるかと思います。
・忙しくていちいち返事を出す時間がない
・今はそのコンテンツを扱っていないので、関心がない
・過去にお金を払ったけれど、今契約していない人はクライアントではない
・私のことが嫌いだ(笑) etc.
もちろん、人によって、嬉しいと感じるものが違うし、会社によってクライアントの定義も異なります。けれども、そこに自分とは違うものを見出すと、よほどでない限り、その人との「次」はありません。
「ご縁」という時、一般的には出会って何かが始まるまでのことを指します。しかしながら、「ご縁を大切にする」という時には、いったん始まったことが終わってからもその対象になるのではないかと感じます。
「ご縁はいったん切れても行動次第でつなげていける」と私は信じています。
なぜなら、自分がやってもらって嬉しいことは、自分が人にも実践することが自然体だから。
このため、仮に相手から何の反応がなくても、自分ができることとして、成果が出た際の報告は続けていきたいと思います。
その人を突き動かす原動力である心意気。
いろいろなご縁があって、一緒に仕事をしたり、打合せをしたりする中、いつも意識しているのは、
「この人の心意気は何だろうか?」
もちろん、すべての人のセッションを受けていただく訳ではないので、その方の心意気を正確に言語化することはできません。
そして、ある程度相手の方を突き動かす原動力が何であるかが分かっても、人は人をコントロールすることはできません。
このため、できることは、自分の持っているリソースを把握した上で、自分がコントロールできることに集中することだけです。
けれども、自分が「嬉しいなぁ」と感じたことに共感し、共鳴してくれる人は必ずいます。
なお、あなたの想いを届けたい人に届けるためには「こちら」がお役に立ちます。
あなたの内にある「こうしたい!」が形になったものはあなたにしかないものなので、顧客から選ばれる理由になり、ビジネス展開していく上での強固な核となります。