社長は経営判断の核を言葉として自覚して仕事につなげる | 心意気から始める経営改革のススメ

心意気から始める経営改革のススメ

感情と紐づき、その人を突き動かす原動力である「心意気」を言葉にし、売上アップや人材育成に活かす「心意気経営」。「孤立無援」の状況を個性が立って応援される「個立応援」に変えることで、一人ひとりが自然体で成長し、真価を発揮する世界を目指します。

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

 

弊社で力を入れて取り組んでいる「社長専任の社外チーム」で最初に取り組んでいただくのは、社長のプロファイリングです。

プロファイリングとは、一般的には、「犯罪の性質や特徴から行動科学的に分析して犯人の特徴を推論する」ことを意味します。

けれども、弊社で行っているプロファイリングは心理学やコーチングのメソッドを活用しながら、「社長が大切にしている経営判断の核を言葉として定義する」ことです。


売上を上げるにせよ、社員を採用にするにせよ、人は自分の価値判断に基づいて決断し、行動します。

今は情報が溢れている時代。

「これをやれば売上が2倍に増えます!」
「社員が育つにはこのやり方が最適です!」
 

といった様々なノウハウがあります。

そんな中、できることなら迷うことを減らして、自社にあった最適の方法を見つけたいと思うのは自然の流れです。

そして、その際にポイントになるのが、社長が経営判断の核を自ら言葉として自覚しているかどうかです。


以前専門コラムにも書いたのですが、

 

深層価値観を一知識に留めて、思考や行動を変えないのは成長が止まる人、深層価値観を仕事に活かして、業績アップにつなげるのが成長し続ける人

です。

なお、自分を突き動かす原動力である心意気を言葉にしても、そこで満足してまっては、自己満足で終わってしまいます。

 

自分がどのようなことでワクワクするか、モヤモヤするかを言葉として自覚したら、自分の思考の癖を感情と紐づける形で理解できます。

 

後は思考の癖を踏まえて、社長として

 

・ワクワクするので、そのまま推進する

・ワクワクしないので、止める

・ワクワクしないけれど、割り切って取り組む

 

という経営判断を続けていれば、大きく判断を間違えることはありません。

 


社長として社員を巻き込み、お客様を魅了するには、

 

自分がワクワクすることを基本に据える

自分がモヤモヤすることを解消するよう工夫する

 

ことが基本になります。

 

自分の心が何かしら動いたことは、必ず誰かの感情を動かすことにつながります。

 

 

なお、自分がどのようなことでワクワクするのか、またモヤモヤするのかを言語化するには、第三者の手を借りるのが早道です