新型コロナウイルス感染症の流行により、
一般のクリニックや病院では、
「病院に行くと感染しそうだからこわい」
という理由で通院しなくなり、患者数が減っているケースがあるようです。
実際に、患者数が減ったと言っている開業医さんの声も耳にします。
私の場合も、上記とは少し理由は違いますが、
小さいころは病院やお医者さんが好きではありませんでしたし、
新型コロナのマスコミ報道で連日恐怖心をあおられやすい環境なので、
お気持ちはわかります。
また、私は高校生の頃に、受診したお医者さんの態度が威圧的でこわかった記憶もありますので、基本的にはお医者さん嫌いでした(笑)。
私が医師を目指した理由のひとつに、
「患者さんが受診しやすい医療機関をつくりたい」
というものがあります。
「何でも相談できる、気楽にいくことができるかかりつけ医」
のような存在になれたらいいなと思います。
できるだけ最小限の薬で、できるだけ患者さんの声に耳を傾けながら、患者さんの不安に寄り添う医療を展開してきたいです。
「病院にいくと新型コロナに感染しそうでこわい」
という声に対しては、
かかりつけ患者さんに関しては電話再診の仕組みで対応し、来院不要にしたり、
当院では発熱者の待合室を別にする、
換気を十分おこなう、
ソーシャルディスタンスを確保する、
消毒をこまめにする、
感染症患者の対応をする際は防護具を着用する
などの対応をしておりますので、
想像されているほど新型コロナ感染のリスクは高くないと感じています。