私が「首都圏模試」を薦めるワケ! | 早慶ゼロワン

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中学受験カウンセラー 野田英夫です。

 

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皆さん、ありがとうございました!!

 

おかげさまで、

私が経営する「早慶維新塾」と「早慶ゼロワン」には、

大勢の入塾希望者が押し寄せております。

しかし、申し訳ないのですが、

「早慶維新塾」も「早慶ゼロワン」も入塾者定員を設けております。

まだ若干の空きはありますが、

その後は、来年度(2021年2月~)入塾とさせていただきます。

入塾をご希望の方は、お早めにお願いします。

特に、小6受験生の方は入塾できなくなりますので、本当にお急ぎください。

 

 

 

■大手塾担当者は「首都圏模試」を薦めないワケは?

お子さんの志望校はどこですか?

 

もし、「大学付属校」が第一志望なら、

模擬試験は「首都圏模試」をおススメします。

 

しかし、もし「難関進学校」が志望なら、

「首都圏模試」はおススメしません。

四谷大塚、サピックス、日能研の模試を受けたらいいでしょう。

 

大手進学塾の担当者は、

よくこんなことを言います。

「ああ、首都圏模試は受けても仕方ないですよ、

 あの試験はやさしすぎますから、

意味ないですね・・・」

よく知りもしないで無責任なことを。

これが御三家などの「難関進学校」を志望している生徒に向けた説明なら、

正しい発言だといえます。

確かに、優秀生にはやさしすぎるかもしれませんね。

 

しかし、その生徒が「大学付属校」を志望しているのなら、

明らかに間違った発言といえます。

無責任すぎる。

 

お子さんの志望校が、

「大学付属校」であり、

担当講師が「首都圏模試はカンタンだから・・・」と、

発言しているようなら、

その講師ははっきり言って信用できません。

入試問題研究を怠り、テキストを教えるだけの講師かもしれませんね。

 

■なぜ「大学付属校」なら「首都圏模試」なのか?

私が「首都圏模試」を薦めるワケは、

「大学付属校」向けに問題作成されているから。

 

私はいつも言っていますが、

「大学付属校の入試問題」と「難関進学校の入試問題」は違う。

 

「大学付属校」は、大学受験を勉強の主眼においてないため、

難関進学校の入試問題と比較すると、幅広い基本問題を重視している。

無知な塾講師が「やさしすぎるから・・・」と言っているのは、こんな理由からだろう。

 

大学付属校、難関進学校に関わらず、

どの学校でも7割以上得点できれば合格できる。

 

しかし、

幅広い基本問題を7割以上確実に得点する「大学付属校」と、

将来の大学受験に耐えうる応用問題を7割以上得点する「難関進学校」と、

同じ模擬試験でいいはずはない。

 

四谷大塚、サピックス、日能研が開催している模擬試験は、

「難関進学校」向けに作成されている。

 

だから、

「大学付属校」を志望している受験生には、

問題が合っていない。向かない問題になっている。

だから、「大学付属校」を志望している受験生には、

「首都圏模試」を薦める。

 

 

模擬試験が返ってきたら、

偏差値や順位、そして合格可能性について目がいってしまうもの。

 

しかし、もっと大事なものがある。

それは、「正答率」

 

たとえば正答率90%の問題は、

受験生のほとんどが正答していたということ。

これを失点していたら、

かなり問題アリという状況といえる。

 

逆に、正答率10%の問題を正答してたらどうだろう?

みんなが不正解だった難問が解けていた、ということになる。

では、これホメるべきか?

 

これが例えば、サピックスオープンなどの模試で、

さらに「難関進学校」を志望している生徒なら、

ホメるべきかもしれない。

正解した受験生が10%しかいないのだから。

(もちろん、正答率の高い問題も落とさず正解していればという条件がつくが。)

 

しかし、同様の模試で、

「大学付属校」を志望している生徒の場合だと、

あまりホメるべきじゃないかもしれない。

(もちろんホメてもいいのだが・・・。)

というのは、サピックスオープンなどの難関進学校向けの難解な問題は、

「大学付属校では出題されない」

大学付属校の本番の入試では、

サピックスオープンなどで正答率10%になるような難問は、

出題されないのである。

 

「大学付属校」が求める生徒と、

「難関進学校」が求める生徒は、そもそも異なる。

つまり、「入試問題も異なる」

 

大学付属校を志望しているなら、

正答率の低い難問を攻略するよりも、

幅は広いが基本問題を確実に得点した方が、

確実に合格に近づけるということ。

 

私が、「首都圏模試」を薦めるワケです。

 

■「首都圏模試」のデメリットは?

「首都圏模試」にもデメリットはある。

 

優秀生があまり受験していない。

成績上位の優秀生が少ないというデメリットがある。

 

 

早稲田実業(男子)

首都圏模試センター「合判模試」

73

日能研「全国公開模試」

64

四谷大塚「合不合判定テスト」

64

サピックス「合格力判定サピックスオープン」

55

 

このように偏差値にも表れている。

早稲田実業(男子)の偏差値は、

普通の学力の生徒が多い「首都圏模試(合判模試)」では「73」、

それに対して難関進学校を目指す成績上位生が多いサピックスでは「55」

偏差値で「18」もの差が出てしまう。

 

このように首都圏模試では、偏差値が高く出ている。

つまり、首都圏模試には、あまり成績上位生が受験していないことの証明となる。

 

また、先ほど述べたことも要因となっているだろう。

大手塾講師の多くが、

首都圏模試を薦めていないためである。

 

少なくとも、大学付属校を志望している生徒には、

首都圏模試を薦めてほしいものだ。

大学付属校を志望している生徒のなかにも、

成績上位の優秀生はたくさんいる。

 

こっちの問題の方が、大学付属校には向いているだから。

受験生のことを考えて、

首都圏模試も受けさせてあげてほしい。

 

問題傾向の異なる難関進学校向けの模試ばかり受験させていても、

適切な判断はできないのだから。

 

私はこれからも思っていることを本音で書いていきます。

塾業界で蔓延している非常識を明らかにしていきます。

皆さんに少しでも早く目を覚ましてもらうために!

 

では、また!

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