他院で受けた目頭切開の手術後を修正する古川法にはいくつかの目的があります。

 

・目と目の距離(内眥間距離・ないしかんきょり)が不自然に近すぎてしまったのを修正

・目頭切開後の傷跡を隠す

・不自然とは言えないが、目頭が開いたことによる違和感をなくすために元に戻す

 

大きく分けると上記の3つで、それらに含まれますが、涙丘(るいきゅう)の見えすぎという悩みもあります。

涙丘というのは、目頭の眼球に接して存在するピンク色の肉のことで、腺組織として涙分泌の調整などに関わっています。花粉症の方は、花粉の時期にはここが腫れてしまうことで涙が止まりにくくなるのを経験している方もいると思います。

 

古川法では、蒙古ひだを自然に戻すことで、見えすぎた涙丘を隠すことができます。

 

この方は20代後半ですが、過去に二重の切開法以外に、目頭切開を2回受けており、目頭の開きすぎで涙丘も完全に見えてしまったとのことです。

 

不自然なほどに目頭が開いてしまっています。

 

 

決して、完全に戻したいのではなく、自然なレベルに少しだけ戻したいというご希望です。

 

古川法を私なりにアレンジしてきた方法で、蒙古ひだを作成します。

いつもの手術で行っているように、手術中に手鏡で見ていただきながら、希望に応じて戻し具合を調整しました。

 

修正手術前

                  ダウン

 

修正手術後 

まだ3ヶ月後なので、傷跡はややピングががっています。

 

 

修正手術前

                  ダウン

 

修正手術後

 

 

 

修正手術前

                ダウン

 

修正手術後

 

 

 

修正手術前

                ダウン

 

修正手術後

 

完全に元に戻すのではなく、執刀医が大体このくらいと決めるのでもなく、“ご本人が考える自然なレベル”まで戻すことができる、これが古川法の最大のメリットです。

 

 

目頭切開他院修正手術(古川法)は、日帰り手術で局所麻酔、時間は40~50分ほどです。リスクや合併症は左右差、内出血、瘢痕などです。治療費用は修正内容により変わりますが、この方の場合は400,000円です。

モニタ―(割引があります)ご希望の方はクリニックまでご相談ください。

 

 

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タウン形成外科クリニック