今回は8/25〜8/31の期間のデータを加えて、小児の新型コロナの新規陽性者数の全体像とトレンドを解析しました。
前回の情報は以下:
首都圏、大阪、愛知、福岡などの周囲の県で新規の陽性者者数は高い値が続いています:
こちらの図は1週間あたりの19歳以下の小児の新規陽性者数です。
人口の多い地域とその近隣に多いのが分かります。
先週とほぼ同じ様相です。
こちらの図は、10万人あたりに換算した新規陽性者数となります。
実数データとほぼ同じ分布ですが、先週と比べるとオレンジ〜赤の(人口あたりの新規陽性者数が多い)エリアはあまり変わっていない印象があります。
|| 10〜19歳の新規陽性者数
10〜19歳のデータ(実数)はこちらになります。
10万人当たりの新規陽性者数は以下の通りです。
この年齢層のほうが全体的に多い分布で、沖縄、大阪+周辺、東京+周辺、愛知を中心に値は高いです。
|| 0〜9歳の新規陽性者数
0〜9歳の新規陽性者数のデータはこちらです。
この年齢層のほうが全体的に少なめな分布ですが、沖縄、大阪、東京を中心に値は高いですね。
こちらも10〜19歳のデータと比較すると、感染者の実数、10万人当たりの数は少ないものの、週の推移では淡いオレンジのエリアがじわじわと増えている印象があります。
|| 小児の新規感染者数(10万人当たり)のトレンド
次は、8/4〜31の4週間における新型コロナウイルス新規感染者数(10万人当たり)の推移を都道府県別に見ていきましょう。
東京とその周辺は先週より新型コロナの陽性者数はやや低下しています。
このままダウントレンドに入ると良いですが...
一方で、沖縄や愛知はやや上昇、大阪は大きく上昇しており心配です。
北海道+東北エリア
ほぼ横ばいの印象。北海道が減ってきているようですね。
関東エリア
東京だけでなく、そのほかの県も先週と比べて微減している印象です。
夏休み明けのデータでどうなるかは気になるところですね。
北信越エリア
ベースラインはもともと低かったエリアですが、ほとんどの件で1週間前より減っている県が多いですね。
東海エリア
愛知と岐阜が上昇傾向なのが気になるところですね。
三重は横ばい〜やや減少、静岡はこのエリアでは群を抜いて低いですね。
近畿エリア
大阪が結構な勢いで増加しているのが分かります。
また、奈良の増加も気になるところです。
一方で京都は高止まりの印象があります。
中国エリア
岡山と広島はほぼ横ばいですね。
そのほかの県は低めを保てています。
四国エリア
高知が急に増えてきていて、その理由が気になっています。
そのほかの地域は低めを保てています。
九州エリア
先週よりやや減少した県が多い印象です。
新型コロナは大人がワクチン打てるので、ワクチン接種をしていただき、これ以上、小児の患者を増やさないようにすることが重要です。
12歳未満はワクチン未接種の集団で、感染のハイリスクグループになり得ます。
また、ワクチン接種の有無に関わらず、感染対策(手洗い、マスク、密を避ける)は怠らないという点も重要です。
*本記事は厚生労働省の「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」を参考に、管理人が独自に分析したものです。データや解析コードのダブルチェックは行っておらず、エラーの可能性がありますが、管理人は責任を負わないものとします(公式なものではなく、あくまで個人的な分析です)。
また、図表の著作権は管理人にあり、無断転用を行わないようお願いします。
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