欧州議会選の動向など多くの日本人には興味がないテーマだが、今回は盛り上がっているようだ。

フランスやドイツ、イタリア、オーストリア、ベルギーなど多くのEU加盟国選挙でいわゆる「極右」の台頭が著しいからだ。

欧州各国はグローバリズムが席巻して、不法移民のこれまで以上の増大や気候変動対策の無駄で無理なやりすぎ、はたまたウクライナ戦争へののめり込みで国民生活や社会が圧迫され、市民生活を多大な不安に陥れている。だから、心ある国民(マスコミはこれを「極右」と呼ぶ。)はグローバリズム政党に「ノー」を突きつけたのである。

 

欧州議会の定数は720議席だ。EU27ヵ国の市民が、各国の代表となる議員を5年ごとに直接選挙で選ぶ。当選した議員は出身国にかかわらず、各自の政治思想や信条に基づき、欧州議会の会派に加わって活動する。

・フランスはマクロンの与党連合の得票はわずか15%でマリーヌ・ルペンの国民連合RNは32%と与党の倍の得票率となった。マクロン大統領は、国民議会(下院)を解散し、新たな選挙実施を表明した。

 

 

・ドイツはショルツ首相の与党SPDは同13.9%で3位、トップは同30%の保守政党「キリスト教民主同盟(CDU)」だったが、極右政党として政権が理不尽な弾圧をしてきたいわゆる極右政党「ドイツのための選択肢AfD」が得票率15.9%で国内2位と躍進した。

・オーストリアは、極右政党といわれる「自由党FPÖ」が25.7%でトップとなり、保守的な「国民党」の24.7%をわずかに上回った。「社会民主党」は23.3%、「緑の党」は10.9%、「ネオス」は10.1%だった。

・ベルギーは、与党「フラームス自由民主」は、得票率はわずか5.8%にとどまった。極右といわれるの「フラームス・ベラング(VB)」と中道右派の「新フランデレン同盟(N―VA)」は、それぞれ14.8%と14.2%の得票率と躍進した。ベルギーの首相ドゥクローは惨敗の責任を取って辞任した。

・ハンガリーは、オルバン首相の右翼政党「フィデス」が44%と他を圧倒。しかし、わずか3カ月前に設立された中道右派の政党「ティサ」は30%も得票した。

 

この欧州議会選について、カナダ人ニュースのやまたつ氏が分かりやすくYouTube「6.10 EU議会選挙の影響は?」で解説している。

 

6.10 EU議会選挙の影響は?カナダ人ニュース

 

各国の反グローバリズム政党が移民政策や気候対策のデタラメさに耐えかねて、多くの国民が目覚めつつあるのだが、やまたつ氏もYoutubeで語っているように、これでEU路線が舵を切るまでにはいかない。これまで通り、トンデモのフォンデアライエンが委員長をしている限り更に欧州は悪化の一途をたどるだろう。

 

さて、国内選挙結果にびっくりしてベルギーは首相が退陣することになったが、それ以上にびっくりはフランスマクロンの総選挙宣言である。

欧州議会選で大敗したということは、マクロンへの不満が極端に高まっていることを意味するのだから、今総選挙をやったら同じ結果つまりマクロンが大敗するに決まっているのに、なぜ総選挙なのか。

 

それは2年前の大統領選にヒントがある。

二年前の仏大統領選について、私は次のような記事を書いた。

 

 

「そもそもマクロンはその内政について国民の不満が広がっていた。

マクロン氏が就任後に次々と打ち出した年金や社会保障の制度改革には「富裕層重視」との批判が集まり、また日本と同じ財政赤字削減を進めるため緊縮財政を取り、労働法改正、住宅手当の見直し、年金改革、公務員給与増額の凍結、連帯富裕税の改革等、新自由主義的な政策に重点を置き、国民に痛みを強いる改革政策を断行した。

その結果、黄色いベスト運動や年金改革反対のストで,深刻な対立と衝突が目立ったため、マクロンへの支持は急速に低下していたのである。

 そのため、4月の大統領選挙ではマリーヌ・ル・ペンが大統領になるのではないかと言われていたのだが…」

 

そして大統領選挙が行われた。

「開票の経緯に異常がみられ、結果として途中まで負けていたマクロンが、異常な得票(マクロンジャンプ)を示し、最終的には、マクロン1877万票(58.5%)、ルペン1329万票(41.5%)となり、マクロンが大統領に選ばれた。

開票はテレビ中継されていたが、途中経過では、マクロン1438万票(49.6%)、ルペン1460万票(50.4%)と映されていたのに、数時間後の最終結果では、マクロン1877万票(58.5%)、ルペン1329万票(41.5%)となったわけである。

異常なのは、ルペンの票が、途中よりの1460万票より、131万票も少ない1329万票となってしまったことである。これは電子投票による票の不正操作をしなければあり得ないことなのだ。

これがバイデンジャンプならぬマクロンジャンプと言われる理由である。

フランスの大統領はマクロンに盗まれたのである。アメリカと同様なことが行われたのである。(後略)」

(引用終わり)

 

つまり二年前の大統領選挙ではアメリカの大統領選挙と同様、大統領職がマクロンによって盗まれたのである。

逆に言えばこの二年間はバイデン同様偽物が大統領になっていた、国民が支持しない政治家が大統領になっていたのだ。

そして今回の欧州議会選もこの2年間でフランスは移民やウクライナ戦争で更に経済や生活が悪化していたのだから、マクロンの与党連合が勝つわけがなかったのだ。

ということは、総選挙をしたってマクロンは負けるのだ。

 

それではなぜ総選挙を宣言したのか。それはマクロンジャンプという投票不正を大統領選挙だけでなく、国政選挙にも拡大するという宣言、つまり不正をすれば勝てるということの宣言だ。

この不正によって、国内で与党連合が勝てば国政は安定化すると踏んだに違いない。

 

アメリカ同様電子投票の不正はまともに指摘しても暴くことができない。選挙管理委員会を与党マクロンが牛耳っていれば調査などさせないだろう。

これがマクロンの総選挙宣言の理由だ。

この総選挙は7月に行われるという。

よく覚えていてほしい。マクロンの与党連合は大勝するから。

しかし、フランス国民はそんな不正に黙っていない。なにしろフランス革命の本家なんだから。

ここも内戦化するに違いない。

 

ところで、マクロンの夫人ブリジットは男ではないかという疑惑が挙がっている。前からだが。

顔とか体つきを見ると到底女には見えない。これは学歴詐称と同様「詐称」なんじゃないのか。

 

 

こりゃ二人は同一人物だよな。右はどう見ても男だ!

 

またオバマの夫人ミシェルも男という噂がある。

そしてバイデンが認知症で辞めれば次はミシェルが大統領に!

初のトランスジェンダー大統領誕生か?