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読んだ本や、映画、演劇の感想を書いていきます。

施設でくらす子どもたち (子どもの人権双書)
施設でくらす子どもたち (子どもの人権双書) 平湯 真人

明石書店 2000-06
売り上げランキング : 424833

おすすめ平均 star
star児童養護のことがよくわかる。

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**概要

個別の細かい事例の話を期待していたのでちょっとがっかり。あと少し古い本なので、現在の実態と比べでどうなんだろうとも思ったりした。(まあ、あんまり変わっていないんだろうけれども)。児童養護施設、また、子供の権利に関しては「かわいそうな子供たちにお恵みを与えてやる」という考えが、どうもお上や世間にはあるらしくて、かなり劣悪な環境に子供たちが閉じ込められているという実態があるらしい。手紙を検閲されたりとか、門限が厳しかったりとか部活動に参加できなかったりとか。あと、中学を出て、そのあと学力がなく就職せざるを得ない子供たちは、その施設から追い出されてしまう。本来ならそういう子供たちにこそ保護が必要なのに。また、障害を持っている子供たちが、諸般の事情で、本来なら障害者養護施設に行くべきなところを普通の養護施設に送られてきて、でも、そんなスタッフはいないし弱った弱ったって話もある。福祉のお金が老人福祉にばかり行って、子供たちに回ってこないよっていう話。老人栄えて国滅ぶとはよくいったものだと思う。

自分探しが止まらない (ソフトバンク新書)
自分探しが止まらない (ソフトバンク新書) 速水 健朗

ソフトバンククリエイティブ 2008-02-16
売り上げランキング : 7338

おすすめ平均 star
star「自分探し」の落とし穴に転落しかかっているあなたへ
star自分探し真っ最中の人には理解できないかもしれないけど
star流行の「俗流若者論」に、「自分探し」ってネタを流し込んで「一著」挙がり

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-まえがき
-第1章 世界に飛び出す日本の自分探し  
--スーパースターの自分探し/若者の自分探しの旅は肯定されている?/『あいのり』の旅で見つかる「自分らしさ」/イラク人質事件に見る「自分探し」/イラクで殺された青田さんの自分探し/高遠莱穂子の自分探しの旅/現代の若者はまだインドを目指す/自己啓発本のルーツ/皮を被った自己啓発本/自分探しのカリスマ高橋歩とサンクチェアリ出版/自己啓発セミナーの歴史とニューエイジ/カルト化する自己啓発セミナーとX JAPANのTOShi/ここではないどこか、もっとすばらしい何か/現代における「信仰」とは/自分探しの旅の起源と歴史/止まらない自分探しの旅と外こもり
-第2章 フリーターの自分探し  
--フリーター問題は若者の甘えである?/フリーター前史/フリーターという言葉の誕生/サラリーマンは嫌だ、ギョーカイのカタカナ職業/フリーターは明らかに増えている/猿岩石が教えてくれた新鮮な労働観/現代の労働の得体の知れない感/猿岩石が変えたフリーター像/フリーターが増える理由と新自由主義/「やりたいこと」の論理/なぜ「やりたいこと」が重要視されるのか/若者たちの「やりたいこと」とは何か?/「やりたいこと」をやれとそそのかすのは誰?/就漬のバイブル 『絶対内定』/個性重視教育に原因アリ?/若者が夢を追うと格差社会が生まれる/収奪される仕事の 「やりがい」
-第3章 自分探しが食い物にされる社会 
--自分探しビジネス/沖縄に集まる自分探し/高橋歩と島プロジ工クト/自分探し系雑誌/お笑い芸人から路上詩人となりNGO代表へ/美しい環境を守るための不透明な活動?!/ホワイトバンド狂想曲とその顛末/共同出版ビジネス/自己啓発系居酒屋「てっペん」/ラーメン屋が作務衣を着るのはなぜ?
-第4革なぜ自分探しは止まらないのか?
--誰が自分探しにはまるのか?/消費で自己実現が果たせない世代/「ねるとん」世代と「あいのり」世代の価値観の遣い/安易に感動を動員する1990年代から「泣ける」のゼロ年代へ/映画『ザ・ビーチ』に見る楽園探し/「癒しとしての消費」と「さまよえる良心」/ハルマゲドン2・0としての梅田望夫/団塊と団塊ジュニアの共通点/自分の内部に潜んでいるはずの可能性/世界と自分が直結した世界の行方/現実逃避ではなく、前向きな姿勢を
-あとがき
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**概要
-ワナビジネス、自分探しビジネスはあまりにも商売としておいしい。
-自己啓発セミナーみたいなことを居酒屋とかでやれば(てっぺん、和民)給料安くやる気のある従業員を使い捨てられてウマー0
-自己啓発の祖、高橋歩は沖縄でかなりえぐい商売をしている。

基本的に目新しい概念はなかったけれども、ちょこちょこといくつかあたらしい情報が。まあ、新書でやるにはここら辺が限界だったんだろうと思う。もっと、自己啓発で夢をあおって、それが結局おおられる彼らの首を絞めているということをもっと書いてほしかった。自己啓発とか自己実現とか絵空事ですよ。
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アメリカで黒人が強い差別意識のもと、低い地位の仕事しか与えられていなかった1940年代、それまで有色人種を排除していたメジャーリーグ・ベースボールの世界に、ジャッキー・ロビンソンという初の黒人メジャーリーガーが誕生する。彼の登場は、黒人の子どもたちにとっては新しく芽生えた希望だった。野球さえうまければ、黒人でも何百万ドルという大金を稼ぐことができるという夢が与えられたのだ。しかし、メジャーリーグで活躍できる黒人はとても低い確率でしか生まれない。野球に夢中になった黒人の男の子たちの多くの夢は、報われることはなかった。その子どもたちを待っていたのは、賃金の低い仕事だった。野球という夢に費やした時間を、学校での技能の教習に使っていれば、もう少しはまともな仕事に就けただろう。 ジャッキー・ロビンソンが与えた影響はそれだけではない。それ以前は黒人の力で自己充足に近い形で運営され、利益や雇用を生んでいたニグロリーグは、メジャー=-グに吸収される形で消滅し、そこでの利益は白人のオーナーたちに吸い上げられてしまった。
ジャッキー・ロビンソンの与えた夢は、ひとにぎりの成功者と圧倒的多数の敗者を生み出すという格差の構図を拡大しただけで、黒人社会全体にとつては停滞をもたらすものでしかなかったのだ。よく言われるアメリカン・ドリームとは、まさにこの状況を指した言葉と言えるだろう。誰しも才能と努力と適さえあれば大きな成功を手にすることができるが、その背後には圧倒的多数の敗者が生まれていく。アメリカン・ドリームこそ、アメリカの格差の元凶そのものだ。「やりたいこと」を推奨し、「夢を追うこと」をよかれとする社会に格差が生じ、費困が生まれるのは当然の帰結なのだ。
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本文から、引用。
ほか、和民や、てっぺんっていう居酒屋や、一部の家電量販店や一部の営業職で自己啓発みたいなことをやって、その人から吸い上げられるだけ吸い上げてポイする職種のどれだけ多いことか!!人間の脳は10%しか使ってないってことはないし、無限の可能性なんてない。そこらへんをなんか何とかしないとならないと思うんだけど、そうすると生きていけないのかなあ、難しい。

*[書籍]死因不明社会
死因不明社会 (ブルーバックス 1578)
死因不明社会 (ブルーバックス 1578) 海堂 尊

講談社 2007-11-21
売り上げランキング : 1257

おすすめ平均 star
star死因不明98%
star厚生労働省キャリアに無理矢理読ませたい一冊
star臨床現場の曖昧

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-プロローグ 「死因不明社会」の出現とその処方箋
-第1章 そして誰も「解剖」されなくなった――厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー(1)
-第2章 現代日本の解剖事情
-第3章 死体のゆくえ――厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー(2)
-第4章 解剖崩壊
-第5章 医療事故調査委員会における厚生労働省の謀略――厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー(3)
-第6章 Aiは医療事故問題解決の処方箋となりうるのか?
-第7章 Aiの病院死症例における威力――厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー(4)
-第8章 「死亡時医学検索」の再建のための処方箋「Ai」
-第9章 犯罪監視システムとしてのAi――厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビュー(5)
-第10章 死をめぐる医療と司法の相克
-第11章 Aiの医学的考察――厚生労働省・白鳥室長 集中最終講議
-第12章 「死因不明社会」の処方箋と明るい未来――Aiセンターが医療と社会を再建する
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 死体は犯罪の痕跡を保存する一番の証拠である「死亡時医学検索」で死体を充分調べれば犯罪の見逃しは減る。だが、かつては優秀だった日本警察の「死体検索」システムの土台は、いまだに体表観察の「検視」だ。最先端の医凍機器で高度な診断を行う時代に、「死体検索」は昭和二四年に死体解剖保存法が制定されて以来、全く進歩せずに今日に至っている。体表観察で犯罪関連死体かどうか判断する、それが科学警察を標楷する現代の警察の初動捜査なのだ。検視と画像診断の併用事例を比較すると、検視のみによる死亡時診断と、その後に行われた画像診断による確定診断では、二〇人中四人に診断の食い違いがあった、という報告もある。検視単独では、誤診率は実に二〇パーセント。この比率を年間100万人の死者に当てはめれば、死亡時に誤診される人数は年間実に二〇万人にものぼる。既存のシステム擁護者は「体表から調べて怪しければ、解剖するから問題ない」と言う。しかし解剖実施率は二パーセント台で、年間三万体前後。二〇〇五年度の死者101万人のうち変死者数は約一五万体(交通事故関係を除く)。司法解剖、行政解剖という変死者用の解剖で対応できたのは一万三五七〇体。解剖が必須の死体に対してすら解剖率九パーセントである。この数字を日本で唯一、行政解剖が健全に運営され、監察医制度が実際に機能している東京都二三区内の数値で検証してみる。行政解剖は、事件とは断定できないが死因不明の遺体に通用される。法律的には、刑事訴訟法以外の法律に基づき処理される事件のために設定された解剖区分である。先の「変死者」のデータは行政解剖と司法解剖が合算されているので、司法解剖者数五〇〇〇人を引くと、四七都道府県の行政解剖症例は約入五〇〇人。変死者の中で行政解剖が行われる比率はわずか五・七パーセントとをる。
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**概要
-年間100万人の死者のうち、2万人しか解剖されていない。なぜなら予算がついてないから。
-警察で事件性があるっていって解剖される人たちは年間5000人。全体の5.9%。そうなるのはそれしか予算がついてないから。
-だから時津風部屋力士暴行死事件みたいなかわいがり事件が起こっても究明が遅れるよ、ヤバイよ!
-乳幼児の死亡事故とか虐待であっても判断できないよ、そのまま、変死体として両親のもとにかえされて闇から闇だよヤバイ!
-それに医学の発達も望めないよ!
-あと、しんだあと、解剖に回るシステムの流れも、病理解剖は厚生労働省、行政解剖は地方自治体、司法解剖は警察庁と管轄が違って縦割り行政の弊害が出まくりだよ、こまるよ!
-行政解剖は、地方自治体がやる気が無くって年間1桁の県が沢山だよ、弱ったよ。
-要は“金!金!金!金!”だよ。
-でも、死体にCTスキャンやMRI(Ai((エーアイ)))をするようにすれば見逃しとか減るよ。
-お金も解剖が平均30~50万円かかるのに比べて3万円程度とおよそ1/10で済むよ!
-実際には結構な数の病院がこっそりとAiをつかって死因不明の死体に死亡診断書を書いてるよ。
-あとはお金と制度設計だけだよ!
-制度設計については私に案があります。Aiを専門にするAiセンターを使いましょう、お金は医療費から持ってきなさい!

**感想
どことなく全体的に詭弁くさい…。
確かに死因究明は必要だし、それに対して予算が必要で、政治的に動くには自分に力がないので世論に訴えるために小説を書いたり、こうやってブルーバックスで本を出したりっていうのは戦略としては正しいと思うんだけれども、どうしてもそのやり口が、“こうすればこまるでしょだから必要なんですよ”“あいつら官僚が悪いことやってるんですよ本当は必要なんですよ”“外国の偉い人もこう言ってますよ”っていうやり方でどうにもと思う。
まあ、それにしても、解剖されない死体が多くって、事件性があっても、体の表面を見ただけで、そのまま返されてしまう死体が多いっていうことがわかった、なんかミステリーとかのネタで使えそう。(作者の海堂尊さんが既に使っているが)

*1227674866*[書籍]累犯障害者
累犯障害者
累犯障害者 山本 譲司

新潮社 2006-09-14
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おすすめ平均 star
star軽度知的障害の問題
star今後の著者の活躍に期待
star休み休み読みました

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累犯障害者目次
序 章 安住の地は刑務所だった―下関駅放火事件
第一章 レッサーパンダ帽の男―浅草・女子短大生刺殺事件   
第二章 障害者を食い物にする人々―宇都宮・誤認逮捕事件  
第三草 生きがいはセックス―売春する知的障害女性たち  
第四章 閉鎖社会の犯罪―浜松・ろうあ者不倫殺人事件 
第五章 ろうあ者暴力団―「仲間」を狙いうちする障害者たち 
終 章 行き着く先はどこに―福祉・刑務所・裁判所の問題点 
あとがき  
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-下関放火事件では、生活保護を受けに行ったら、住所がないからと返されて、下関までの切符を渡された。刑務所に戻りたくて、下関駅に火をつけた
-レッサーパンダ帽事件で、犯人が知的障害者だとわかった瞬間、報道がなくなった件
-実は父親も知的障害があることが発覚。家族全員が保護手帳を持ってなくて福祉の保護を受けていない。金遣いの荒い(お金を管理することができない)父親と、知的障害のある兄を支えるたった一人の妹は、中学を出てからずっとアルバイトだが、21歳で末期癌に冒され、自宅で病気と闘病生活を送っている。高額医療費の還付金も即、父親に引き出され、まさに地獄。その妹も身体障害者手帳をもっておず、障害者基礎年金も、医療費免除の対象にもなってなくて、生活保護も受けていない。制度そのものをしらなかったらしい。そんな妹の言った言葉が「病院では死にたくない。最後に少しだけでもいいから、一人暮らしがしてみたい」だった。
-とりあえず犯人を逮捕したい警察が、知的障害者を犯人に仕立て上げる。強く言うと、そうかもしれないって思ってしまう。
-障害者がやくざのしのぎに使われている。障害者を10人くらい、養子として囲っておいて、その障害者保険を吸い上げる人たち。(一度も一緒に生活をしたことはなく、年金手帳だけを管理している)
-でも、他に行き場がない。刑務所か、精神病院の隔離病棟しか行き場所がない。(知的障害は精神病ではないので治療の必要はない)
-婦人保護施設。売春婦の厚生施設だったはずが、精神薄弱者が37%もいる。
-母親、娘でそろって知的障害でそろって売春婦
-聾学校では、「手話禁止」
-聾唖者の世界は文化が違って、話者の世界の文化で話をするとずれてしまう。
-聾唖者は8歳くらいの知能までしか成長しないって言われてた。そして今でも言われている。聾学校の校長とかがそんなこと言ってる。

獄窓記にも同じような話があるというのでそれも読んでみたい。

阿修羅ガール (新潮文庫)
阿修羅ガール (新潮文庫) 舞城 王太郎

新潮社 2005-04
売り上げランキング : 26747

おすすめ平均 star
starオールオッケーで!
star三十のおっさんがかいてるとこがうける
starぶっとんでる?

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**登場人物
アイコカツラ
-女子高生。得意技はチャランボからのひざ蹴り。これでマキの鼻骨を割った。
マキ
-女子高生。モデル体型。なさけむようの残虐ファイター。武器は金槌を使った脳挫傷アタック。主人公のアイコカツラはこのマキに頭がい骨を割られて三途の川を渡りかけた。
佐野明彦
-男子高生。得意技は顔射。誘拐されて実家に足の小指を送りつけられる。実は重要人物ではない。
金田陽治
-男子高生。アイコカツラの初恋の相手であり、現在進行形で好きな人。でも、陽治本人は年上好き。ショボン。
桜月淡雪
-霊能力者。でも霊能力者って突然言われても何?こぶとりのオタクのような格好をしている。
シャスティン
-アイコの脳内親友。現在ハデブラ村在住。
ぐるぐる魔人
-3つ子をさらってばらばらにした謎の怪人。
吉羽沙耶香
-ぐるぐる魔人に3つ子を殺された母親。
**あらすじ
あらすじは、特にない。
**感想
ただだらだらとした疾走感というかだらだら感を味わうための小説だと思う。