1997年10月、長野新幹線が開業し、E2系8両編成が東京-長野間を走り始めた。区間も編成も短く、他の新幹線より地味な印象が10数年続いた。
代り映えのしないE2系に飽きてしまったが、北陸新幹線金沢延伸を見据えてE7系が登場してE2系の引退が迫ってくると、逆にE2系に愛着を感じるようになった。自分の気まぐれにいささか呆れつつ、E2系の記録を残せるうちに残しておきたいと思い撮影した。
今回は長野新幹線E2系の編成写真をまとめた。なお、現在の名称は北陸新幹線だが、当時は駅でもメディアでも長野新幹線という呼称が一般的であった。
 

 

 

 

急勾配を駆け上がり安中榛名を通過するE2系
2015年2月

 

 

 

 


高崎を通過する上り東京行きE2系
長野方面から来る列車は上越新幹線の上り本線に合流するため速度が落ちる
従って在来線の列車と同じ感覚で撮影できた
2009年12月

 

 

 

 


高崎を通過するE2系
日の向きと撮影位置を変えるとずいぶん印象が変わる
2009年12月

 

 

 

 


大雪が降った翌日に撮影
2014年2月

 

 

 

 


本庄早稲田を通過するE2系
車両に標識がかかってしまうのがこの撮影ポイントの難点
2013年1月

 

 

 

 


8両と短いのでタテ位置構図でも楽々収まる
2012年10月
 

 

2014年10月、JR吾妻線の岩島-川原湯温泉-長野原草津口間はダム建設に伴い新ルートに移設された。
ダム湖に水没する旧線は吾妻川の谷間を走り、途中の吾妻渓谷には日本一短い樽沢トンネルがあった。
2014年9月上旬、廃止が目前に迫っている旧線に記念乗車した。

高崎発12時52分、吾妻線の普通列車に乗車。115系4両。

窓を開けて撮影したかったので、比較的空いている平日の昼間の列車を選んだ。

 

 

 

 


岩島を出てほどなく新線と旧線の分岐点に差し掛かる
新線のレールとその先の新しい橋梁は完成している
いよいよ線路切り替えも目前に迫ってきた

 

 

 

 


岩島を出て数分後、両側の山並みが迫ると谷間が深くなり、樽沢トンネルが近づいてきた

 

 

 

 


トンネル通過は一瞬の出来事

よほど注意深く前方を見ていないと見過ごしてしまう

吾妻線の名物とはいえ、車内アナウンスはない
トンネルというより、実質的にガード下をくぐるような感じに近い

 

 

 

 


樽沢トンネルを抜けた後も深い谷間が続く
窓を開け、谷間の冷涼な空気を全身に浴びる
近年窓が開けられる車両が減っているので貴重な体験だ

 

 

 

 


川原湯温泉駅が近づいてきた

 

 

 

 


長野原草津口に到着
ここも新線のレールが目前に迫っている

 

 

JR吾妻線の旧川原湯温泉駅の続き。
2014年10月、吾妻線の岩島ー川原湯温泉ー長野原草津口間は新ルートに移設され、旧川原湯温泉駅は新駅に移転した。ダム建設工事が本格的に始まり、旧駅周辺の道路は2014年11月中旬から一般車両は通行不可になると告知された。何度も訪ねた旧駅もいよいよ間近に見られなくなる時が迫った。最後となった日曜日に旧駅を訪ねた。

 

 

 

 


晩秋の日差しに包まれた旧川原湯温泉駅
人影はほとんどなくひっそりしていた

 

 

 

 


旧駅を跨ぐように新しい橋がかけられた

 

 

 

 


旧駅構内西側の踏切
列車の往来が止まり1ヶ月経過

早くも線路は錆びていた

 

 

 

 


新しい橋の真下の踏切跡
列車は来ないのに「とまれみよ」

 

 

 

 


旧駅東側の鉄橋
レールも橋も錆びている

 

 

 

 


旧駅西側の鉄橋には野生の猿の群れが現われた
列車が運行されていた頃にはこんな光景は見られなかった
廃線後わずか1ヶ月で旧駅周辺は野生化したようだ

 

 

 

 


我が物顔でレールに座る猿
 

(以前公開した記事に加筆修正して再構成した)

 

 

JR吾妻線の旧川原湯温泉駅の続き。
今回は、旧川原湯温泉駅の真上にかかる橋から撮影したものをまとめた。
この橋は旧駅を発着する列車を真上から撮影できる絶好の撮影ポイントになると期待したが、橋が開通したのは吾妻線が新ルートに切り換わり、旧駅が閉鎖された後であった。わずかな時期のずれで、貴重な撮影チャンスを逃してしまった。
写真はすべて2014年10月撮影

 

 

 


列車の発着が止まった旧川原湯温泉駅を見下ろす
見慣れた駅なのに初めて見るような感覚に襲われた

 

 

 

 


真上から見る旧駅のホーム、跨線橋
この構図で列車が並ぶ姿を撮りたかった・・

 

 

 

 


吾妻川の下流、渋川方面を望む

 

 

 

 


黄色の線で八ッ場ダムの位置を想定してみた
この時点ではここがダム湖に沈むとは想像しがたいことだった

 

 

 

 


日が暮れて駅前の道路に車の光跡が浮かび上がる
列車が発着がしていた光景を想像してみる

 

 

 

 


閉鎖された旧駅になぜか灯が灯っていた
 

(以前公開した記事に加筆修正し再投稿した)

 

 

 

JR吾妻線の旧川原湯温泉駅の続き。
今回は、2014年に吾妻線の新ルート移設にともない閉鎖された直後の旧川原湯温泉駅の様子をまとめた。
写真は2014年10月撮影。

 

 

 


2014年10月1日、八ッ場ダム建設に伴い、吾妻線は新ルートへ切り換わり、川原湯温泉駅も移転した。
長らく親しんだ旧駅は入り口や窓に板が張り付けられ、中の様子をうかがうことはできなかった

 

 

 

 


旧川原湯温泉駅の閉鎖はわかっていたことだが、駅名板も外され、板張りが張り巡らされ、痛々しい姿に愕然とした

 

 

 

 


入り口の跡には、新駅に移転したことを告げる貼り紙があった

 

 

 

 


駅舎内部はむろん、ホームへも立ち入り禁止となった

 

 

 

 


待合室にも板張りがつけられた
何もそこまでしなくてもいいと思うが・・

 

 

 

 


駅名板も撤去された
盗難防止のためと思うが、空虚さがいや増す

 

 

 

 


縦書きの駅名板も「かわらゆおんせん」の文字が消えて真っ白
見慣れた駅の無残な光景に言葉を失った

 

 

 

 

列車の発着が止まった駅
抜け殻のようなわびしさが漂う


(以前公開した記事に加筆修正し再構成した)