◇オリックス小野泰己投手が、育成契約から支配下登録に
昨季まで阪神タイガースに在籍し、今季オリックスバファローズに育成契約で入団していた小野泰己投手が、このほど支配下登録された事が発表された。
素直に嬉しい。
よく自軍がクビにした選手が移籍先で活躍すると、「節穴」「育成下手」などと酷評されたり、「ファンショック」「球団スタッフショック」と揶揄されたりするけれども、阪神ファンはそんな事はありませんよ。
あの阪神から捨てられ、トレード先にオリックスで大記録を打ち立てた野田浩司氏でさえ、今や阪神タイガース関連番組にOBとして出演してたりするし(ただ、松永浩美氏が同様にそうなる事はこれまでもないし、これからもない!)、やはり出自がタイガースだった選手に対して、ファンはずっとずっと親近感を持っている。
小野は、入団時の金本阪神では先発ローテの一員として重用され、2018年に7勝を挙げた。
しかし、ストレートは滅法早いが、もともと制球が悪く、1軍レベルではなかったため、阪神では大成できなかった。
今の阪神の先発投手は、青柳、西、伊藤将、秋山など、「速球より制球力で打ち取る投手」がメインだからね。
その点、オリックスには若い速球投手が多く、その速球を生かした投手の育成法にノウハウがあるのではないか、と思う。
小野自身は28歳と若くはないが、確かに常時150km/h台後半の速球が投げられる能力は捨てがたい。
ぜひ大成して欲しいと思う。
◇江越大賀、齋藤友貴哉のロマンコンビは新庄の元へ
同じ「ロマン」と言えば、山本昌に「12球団一もったいない選手」と言われた打撃以外の能力は超一流の江越大賀、そしてやはり速球はピカ一だが制球力に難のある齋藤友貴哉が、北海道日本ハムファイターズにトレード入団した。
新庄監督談によると、もとは江越と藤浪が欲しいと希望したそうだ。
それも面白かったが、さすがに藤浪晋太郎が日本ハムで再生したらマズイと球団は思ったのかどうか、齋藤がいく事になった。
江越については結局未だ不発といったところで、彼はどこに行っても同じなのかも知れない。
一説には乱視を持っているにも関わらず、コンタクトレンズも眼鏡も着用していないようだが、あれだけボールとバットが離れているのだから、バッティングの時くらいは、試してみてもいいのかな、と思う。
もちろん、江越が大活躍してくれたら非常に嬉しい。
新庄なら育成出来るかも、という期待はあるが、結局日本ハム自体の今の育成力が「?」なので、糸井嘉男や陽岱鋼、森本稀哲などが相次いで出てきていた頃の日本ハムだったらな、と思ったりもする。
それにしても、今の阪神には若手の有望な外野手が目白押しで、元新人王の髙山俊でも押し出される状況である。
どんなに「ロマン」を感じる江越でも、今の若手ほどの時間はもう与えられるわけもない。
これから活躍しようがしまいが、阪神では居場所はなかったのだ。
管理人は齋藤にも期待していて、社会人での、荒れ球を武器に力で抑える投手、というイメージからリリーフでの台頭を思い描いていたのだが、2軍では先発でも試されたり、今イチ起用法が一定しなかったのかな、とも思う。
しかもいいボールは持っているものの、肝心の打ち取る場面ではことごとく甘く入り、常に追い込んだ後に痛打されているイメージしかない。
その上、昨季の開幕戦(苦笑)。
あそこで抑えていれば、普通に今の石井大智くらいの扱いにはなっていたかも知れない。
2人とも投げるとか、守るとか、シンプルに素材がいい、という事と、選手として大成するかどうかは別、という事を感じる選手だった。
◇尾仲の先発にビックリだが、次はガンケルか
昨日の尾仲の急遽の先発には驚いた。
昨季の阪神での2軍成績もまずまずだったので、本当はもっとチャンスを与えてあげても良かったのだが、やっぱり矢野監督には好き嫌いがあったのかな、と思わずにはいられない。
かつての野村克也監督時代のヤクルトは、他球団の戦力外選手を多く再生させて「野村再生工場」と呼ばれたし、高津監督もしそういう部分を引き継いでいるのかな、と思う。
考えてみれば、やはり阪神を戦力外通告になった歳内宏明投手を、独立リーグ後に獲得し、先発させて勝たせた事があった。
(その後、歳内氏は阪神の球団職員となり、アカデミーのコーチになっている)
予告先発の外人のアクシデントという不測の事態もあったけど、いろいろ考えもあって、古巣にぶつける事で、モチベーションも上げてもらおうと思ったのかも知れない。
でも、何だかそれも相手ファンとしてちょっと嬉しかったりする。
尾仲は、FA移籍の大和の人的補償で阪神に入ったけれど、正直恵まれたとは言えなかったので、ヤクルトに拾われてそこで活躍してくれるのであれば、それはそれで嬉しい、と思う。
次はソフトバンクに入ったジョー・ガンケル投手の番だろうか。
まだ1軍にはいないけど、先発投手陣の事情でおそらくシーズン途中には1軍に呼ばれる事もあるだろう。
制球力はいいのだが、決め球が弱く、ちょっと疲れてくると連打される、という弱点があった。
常に強力リリーフ陣がいないと不安という投手だけど、ソフトバンクは当時の阪神よりも打者が打ってくれるので、意外とスイスイ投げる可能性もあり、そのままリーグ優勝して、日本シリーズにでも出られるのであれば、良かったね、と普通に思う。
今季の阪神を見るに、まだ早いけど、来季は難しいなと思う選手がちらほら。
できるだけ多くの選手が移籍してくれて、その移籍先で活躍してくれれば嬉しい。
ところで、阪神で大活躍してそのままメジャーに行ったスアレスや、中継ぎでそこそこ貢献できているなべじい、加治屋蓮、昨日先発で力を見せた大竹などの事を、ホークスファンはどう思っているのだろう。
あ、二保はダメだったけどね。