
6/5は、鹿児島リノベシンポジウムというのに行ってきた。
このイベント、とにかく熱い。
集まっているメンバーがヤバイです。
トークされている方々はここに書いてありますが・・・
http://studio-l-org.blogspot.com/2010/03/blog-post_24.html
リビタさん、ブルースタジオさん、A&Cさん・・・と何故こんな豪華メンバーが
鹿児島に?!と目を疑うようなリノベ業界の方々が、オーディエンスに。

会場となったのは、旧三越、すなわち百貨店を再生した「マルヤガーデンズ」。
デパートの再生という、今後も多くの需要が出てきそうなテーマに、
建築家チームが挑んだプロジェクト。


天井抜いて、白く塗って、フローリングを貼る。
住宅のリノベではよくある景色だが、デパートの中がこんな風になると、
居心地がよくて、つい長居してしまう。

オープンスペースの屋上にはたくさんの緑とベンチが。
デパートの屋上って、「楽しい」イメージがあったけど、いま求められるのは
こんな姿だんだろう。

7階のフロアに普通に車とか、バイクが置いてある。しかもジャングル!

1階の一番賃料高そうなところを、あえて「ガーデン」というオープンスペースに。

D&DEPARTMENT

車で鹿児島日帰りという強行スケジュールだったので、飲めなかったけど、
お会いしたかったリノベ界の有名人の方々にお会いできて最高だった。
各フロアに作った「ガーデン」というコミュニティスペースを様々な団体に
貸し出して、常にイベントの絶えない空間づくり。
建築家がデパートを再生するということで、デザインはもちろんのこと、
ソフト面にイノベーションをもたらしたのがマルヤガーデンズの特徴だ。
素晴らしい事例を前にして、やはりオーナーのポジティブでクリエイティブな
投資判断が、このような物件を生み出すというのを改めて実感した。
これからのコミュニティ運営、収益性を犠牲にしてまで作った「ガーデン」の
継続利用がこのプロジェクトの運命を担っている。
是非とも成功事例として、収益性とデザイン・コミュニティの両立を
実現していただきたい。
少なくとも、駅前デパートはつぶれて、どんどんメガ電気屋ビルになるよりは、
街にとっても、住人にとっても、観光客にとってもハッピーであることに
間違いないだろう。