この3連休、Fine祭り2013のお手伝いに行っていました。
私、現在・過去・未来の不妊症体験者を支援する「NPO法人Fine」 のサポートメンバーなんです。
半年ほど前に、「Fine祭り2013のボランティア募集」のメールが流れまして。
その時には、私は余裕がなかっので、メール放置していたのですが、10月に入り、お休み周期で余裕が出てきたので、ボランティアに行くことにしました。
Fine祭り用の新たなメーリングリストにも入り、一日何十というメールが昼も夜中も飛び交う。
そう。このFine祭りは、全て、ド素人の手作り会なんです。
なのに、有名な先生や、著名人をおよびして、ホール借りて、照明、音響、受付、企業展示など、学会さながらの事を自分たちでやっちゃってるんです。
行くまで、私は、「こんな大変なコトしてたら、みんな体壊すよ。お金払ってでもいいから、業者に頼めばいいのに」と思っていました。
Fine祭り当日。
7:55集合。
8:00朝礼開始。
ここで、理事長の今日ちゃん(松本亜樹子さん)が、
「今日、来てくださるみなさんに、どうなって、帰っていただきたいですか?」
と尋ねる。
「元気になってかえってもらいたい」
「イロイロ持って帰ってもらいたい」
色々な思いが出てきます。
そして、
「そうなってもらえるために、みなさんは、ひとりひとり、何ができるでしょうか。」
「そして、Fine祭りが終わった時、みなさんは、どんな気持ちになっていたいですか?」
(でた!今日ちゃんのコーチング !)
と思いながら、
うれしい気持ちになっていたい。温かい気持ちになっていたい!
と、私は思いました。
今日のゴールの設定。それに向けて、自分は動く。
スタッフみんなの気持ちが高まっていきます。
自然と笑顔になります。
自分の持ち場が空いたら、「何かお手伝いできる事ありますか~?」とお互いが聞いて回る。
そんな温かいひとつの輪になっていました。
10時開場でしたが、9時すぎには最初の参加者の方が来られました。
不妊症看護認定看護師さんや、エンブリオロジストさんによる無料相談会があり、その予約を取るために早くから来られたということでした。
私は「誘導係」という役割をもらい、会場外で、詳しくは、エスカレーター下で案内係をしていました。
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どなたか、気づいてくれましたか?????
11時すぎには、私の仕事は終わり、会場に入って、講演を聞くことが出来ました。
15:00 講演・トークショーが終わり、持ち場を離れられるスタッフがみんな舞台裏に集合。
今日ちゃんによる最後のあいさつの後、スタッフ一同、舞台に上がります。
今日ちゃんが、
「今日来てくださった、みなさんに大きな拍手を!」
私達スタッフが、ゲストに方に、「ありがとう」の拍手。
見ると、この拍手で、一番前でタイムキーパーをしていたスタッフがハンカチで目を押さえて泣いているではありませんか!!!
あー、この日まで、ものすごく大変な思いをして、この会を作り上げてきて、「大変だったなー。でも、うれしいなー」と、そんな想いでいっぱいなんだろうなぁ。
と、思わずもらい泣きしそうになるのをぐっと押さえ、違う所を見る事にしました。
次に、みんなで目を閉じて、大切な人の事を思い浮かべながら、その大切な人に、会場のみんなも一緒に「ありがとう」の拍手。
そして、最後に
「がんばっている自分に、拍手を!」
と今日ちゃん。
見ると、会場のあちこちで涙を流しているゲストが。
そう。ここに来ている多くの人は、大変な不妊治療を、がんばって、がんばって、がんばっている人達だらけなんです。
ほんとに頑張ってるなぁ。
という声が聞こえてきそうなみんなの拍手でした。
最後に、スタッフから、みなさんへ
「ありがとうございました!」
会場には、スマップの「世界に一つだけの花」が流れました。
ゲストとスタッフがあたたかい輪で一体になった感じでした。
そうか。この瞬間のために、手作りでこの会をしているんだ。
あたたかい気持ちのまま、会場を片づけ、スタッフ・講師の先生方、エンブリオロジストさん、企業展示の方、池上さんや、今回、Fine名誉会員に任命されたヒキタクニオさんとの懇親会でFine祭り2013は幕を閉じました。
懇親会会場のお店の方が用意してくださったという垂れ幕。
これも、お・も・て・な・し。ですね。ありがとうございます。
Fine祭りの幕はおりましたが、まだまだ、他のスタッフは仕事が残っているようです。
ゲストの皆さん、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、そして、この会を支えて下さっている多くのクリニック・企業の皆さま、ありがとうございました!
ほんと、行って、よかった!
この様子は、11月3日夕方のNHKニュースで放映されました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131103/k10015775211000.html