阪神の高橋遙人が11日の広島戦で復帰登板を果たして5回無失点の好投で勝利投手になりました。
9日は先発村上が打たれて3対6、翌10日は広島キラーの大竹が遂に攻略されて1対5と首位広島に連敗していただけに、3タテ阻止を託される重要なマウンドを託されたエース左腕は見事に期待に応えてくれました。
試合後に岡田監督は高橋の登録抹消を明言して無理はさせない方針を示しましたが、高橋が投げ抹消で中10日で先発出来るなら他の先発投手を柔軟に起用していく事も可能になります。
岡田監督がエースの役割を求める才木と村上はカード初戦の火曜か金曜に固定して、他の投手も中6日で回してきましたが、相性の良し悪しでローテを小まめに再編していく契機(岡田監督は嫌がりそうですが)になるかもしれません。
スコアは4対0で6回以降は石井、桐敷、ゲラ、岩崎の勝ちパターン継投でしたが、石井と桐敷は登板過多、ゲラと岩崎は出してみないと分からない危うさがありながらもノー炎上で抑えてくれました。
この4人の次グループは最近失点の増えてきた富田と漆原、経験不足の岡留になってしまうので、やはり6回からの継投はヒヤヒヤさせられます。
阪神打線は初回に森下と大山のタイムリーで2点先制、その後も前川、大山にソロ本塁打が出て4点の援護をしましたが、巧打を見せてきたスラッガー候補の前川に3号が出たのも良かったです。
阪神は現在3位で首位広島に4ゲーム差、4位横浜に4.5ゲーム差でどちらかと言うと横浜との3位争いが焦点になってくる気もしますが、次の巨人戦で勝ち越せば首位争い、負け越せば3位争いにシフトしていきそうです。