つのだじろう作の野球マンガ「ライバル左腕」を無料で読める所まで読みました。
中学生の轟くんと矢城くんの2人が主役ですが、矢城くんの火の不始末で自宅が炎上して両親を死なせてしまったり、彼らのライバルの美少女エースが頭のケガを我慢して投げた末に脳内出血で倒れたりと降りかかる災難が重すぎます。
最初のうちは轟くんには根性論の元プロ野球の捕手で今は八百屋の店主、矢城くんには理論派の元プロ野球のエースで現コーチがバックに付いて、野球マンガらしい構図もあったりしましたが、矢城に両親の不幸があってから話がヘビーになっていきます。
頭の良い矢城くんの思慮深さと彼を思いやる轟くんの一本気な性格は素晴らしかったりしますが、中学生が主人公の野球マンガとは思えない災難の連続は、後に描かれる「ライバルの旗」の五竜くん編の主人公が右腕を失う凄惨さの伏線にも思えてしまうのでした。