つのだじろう作の野球マンガ「ライバルの旗」を無料で読める所まで読みました。
最初は中学生の眼帯少年の足柄くんが主人公、途中から高校生の五竜くんが主人公の別の物語が始まって混乱しました。
しかも無料版は五竜くんがトラックに撥ねられて右腕を肩から切断する重傷を負って終了します。
足柄くんパートは盛り上がる直前でブツ切りにされて、五竜くんパートは主人公が右腕を失い再起不能になったりと、それまでの面白さが唐突に台無しにされてしまいます。
マンガのタイトルにある旗がチームごとに出てきて練習場の陣取り合戦をしているのが足柄くんパートで、五竜くんパートでは彼が校内の不良を集めて立ち上げた野球部の二軍チームが誓いの旗を掲げる程度です。
どちらのパートも中身が詰まっていて面白いのですが、足柄くんパートはライバルで相棒のロブくんが現れたりと野球マンガとして面白く、五竜くんは彼が問いかける「男とは」の主張は奥深くて魅力的でも野球マンガとしては薄めだったりします。
個人的には足柄くんとロブくんの足柄ジャイアンツの快進撃を見てみたかったなぁと思いました。