マンガ「緑山高校」を初めて読んでみました | dmitri2011さんのブログ

dmitri2011さんのブログ

ブログの説明を入力します。

マンガ「緑山高校」を今更ながら読みました。


愛読していた週間少年ジャンプに載っていたヤングジャンプの広告で主人公の二階堂が歯を食いしばって投げる絵は記憶にありましたが、当時はヤングジャンプを読む機会はありませんでした。


それから40年近い時を経て緑山高校を読みましたがとてつもなく面白かったです。


緑山高校の仲間意識ゼロの罵り合い、大谷翔平の出現を予見したかのような東北出身の主人公、そして本格的な野球マンガ以上のリアルな実況中継も秀逸です。


二階堂の投げる時速200キロの新幹線ボールは40年近く経っても前人未踏の凄まじさで、水島新司ワールドの藤村甲子園の時速165キロが現実になりつつありますが、二階堂の時速200キロは永遠でしょう。


序盤は二階堂と犬島の罵り合いだけでも面白かったのですが、連載が続くにつれて作者さんが良くも悪くも上手くなって個性が薄れてしまい、二階堂が超人的なパワーで何もかもブチ壊す展開ばかりになってしまいました。


読者の期待の上を行こうとすれば二階堂の超人化が進んでしまい、ストーリーにも行き詰まってしまうのでしょう。


とはいえ最後まで面白い作品でした。