大阪駅からJR新快速電車の左側に座れば、30分ほどで車窓に 蒸気機関車 が見えてきます。

 

これは、鉄道博物館の一部である 旧梅小路機関区 で、その中心には ターンテーブル と言って、蒸気機関車の方向転換をする装置が備わっているのです。

 

     

 

 

 

さて、本日は8月5日の翌日は、広島に原爆が投下されて80年を迎える訳ですが、更にその3日後には長崎に2発目の原爆が投下されます。

 

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そして、この時期になると新聞紙面では、その被害の伝承云々との記事で溢れますが、今日は少し違った方向から原爆につしい書いてみようと思います。

 

     

 

 

 

先の大戦では後半に入ると、 絶対国防圏 ですら軽々と突破された我が国は、軍部が本土決戦を想定しつつも、最後の最後まで徹底抗戦の構えであったため、連合軍としても終戦への糸口が全く見いだせない状況でした。

 

     

 

そこで、このまま戦い続けますと連合軍としてもいたずらに犠牲者を増やすだけなので、喧嘩でいうところの相手を足腰立たぬようボコボコにシバくため、先にドイツで研究が重ねられていた 原子爆弾 の開発に着目しました。

 

つまり、これさえ手に入れば日本を屈服させることが出来ると睨んだ連合軍は、これに負けじと技術者などが結託して開発した結果、敗戦の年1945年7月に完成にこぎつけたのです。

 

     

 

 

 

加えて、彩帆(サイパン)島に続いて硫黄島陥落後に始まった大都市への 大規模無差別爆撃 は、3月に東京・名古屋・大阪・神戸と続き、以降は地方の中小都市へも執拗に爆撃を繰り返したのでした。

 

     

※爆撃をうける神戸の街

 

ただ、一部例外と申しましょうか、反対にほとんど爆撃されなかった都市もありまして、その代表が京都市や広島市だった訳ですが、これは出来るだけ街をそのままの状態にしておいて、 原爆の破壊力がどれほどなのか? の実験も兼ねていたましたし、模擬爆弾による投下訓練も頻繁に行われるようになり、計画は虎視眈々と進んでいったのでした。

 

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そして、1945年5月段階の会議では、次の5つの都市が候補にあがりましたが…

①京都-AA級目標
②広島-AA級目標
③横浜-A級目標
④小倉-A級目標
⑤新潟-B級目標

 

驚くことに、当初の 第一目標は京都 だったのです!

 

 

 

 

一説では、世界的文化財が集積する京都に投下した場合、仮に戦争に勝ったとしても日本人の心の拠り所となる京都を壊滅させたとすれば、その国民からの反発を食らうのは必須ではないかとの機具もあったようですが…?

 

     

 

他方、平坦な盆地でかつ住宅密集地であるという類まれな地形は、原爆投下による実験成果が十分に得られるので、最後まで投下予定都市になっていたようでした。

 

つまるところ、歴史にIFは無いけれど、軍部が忸怩(じくじ)として敗戦を決断しなければ、3番目の原爆は確実に 京都に落とされていた と言っても過言では無いのです。

 

 

 

次に、実際の投下目標地点です。

 

     

『日本の古都はなぜ空襲を免れたのか』吉田守男 より引用

 

更に拡大して見てみますと、驚くことにその目標地点は前述の 梅小路機関区のターンテーブル でした。

 

     

 

ただ、いくら有視界飛行での投下ゆえにわかりやすい目標地点を選ぶのは通説であったとしても、この地点に投下したとしても半分以上は 田畑ばかりの寒村 ですから、本来の実験データを目的とした場合に満足な結果は得られないと思うのです。

 

     

 

ですから、本来であれば繁華街でもある四条烏丸や京都御所付近に投下すれば、本来の効果をより広範囲に発揮できたと思うのですが、個人的にはこれは住宅密集地の破壊が目的では無く、 大動脈だった東海道本線の破壊 が主たる目的だったのではないかと言うことです?

 

 

 

 

大戦末期には、人と物資を大量に輸送できる船舶そのものが激減し、かつ沿岸に大量の機雷が投下され、我が国の シーレーンは麻痺 した状態でしたし、ガソリン不足でトラック輸送も壊滅、結果その全ては鉄道輸送に委ねられていました。

 

     

 

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となると、この地点に投下する本来の目的は…

 

① 大動脈でもある東海道本線 と山陰本線の両線を壊滅的に破壊し、長期間封鎖する。


② 西日本の最大規模を誇る 梅小路機関区の蒸気機関車 を一瞬で大量に破壊することで、大動脈の輸送を長期間麻痺させる。

 

③ 電化区間(当時の京都~神戸間はすでに電化されていた)の復旧には長期間を要するので、特に京阪間の旅客流動を完全に封鎖する。

 

     

 

④ 爆風とその残骸の集積により、逢坂山トンネル(京都駅東側)を封鎖できる。

 

※代替え輸送ルートとして関西本線経由も考えられますが、輸送量からすると微々たるものでした。

 

 

 

そう考えますと戦争とは冷酷無惨であるのと、連合軍は先の先まで考えたあげく作戦を実行する行動力には長けていましたので、あながちこの推測は間違いでは無いとも思うのです?

 

     

 

いずれにしましても、原爆投下が引き金となって軍部の士気が下がって敗戦を認めた訳ですが、これがあと1ヶ月でも 徹底抗戦 を叫んでいたのであれば、確実に京都に原爆が投下され、今ある神社仏閣もことごとく破壊されていたのかも知れませんね?

 

仕事柄、現場作業に赴く先でとった昼食などを中心に、そのお店の味や雰囲気などを 辛口でリポート するシリーズで、今回は55回目になります。

 

 

 

と言うことで、まずトップバッターは神戸元町にある 金時食堂 さんです。

 

     

 

地域柄、神戸一の繁華街ですのでいわゆる単価の高い「よそ行きの店」が多いのですが、細い路地を入りますと昭和レトロな 大衆食堂 がありましたので、迷わず入店しました。

 

     

 

要はカフェテリア方式で、好きなおかずをチョイスした後+ごはんとみそ汁などを注文するシステムで、相方の職人さんは照り焼きチキン&煮物の小鉢に+ごはん、みそ汁、漬物を…

 

     

 

当方は、 イワシフライ定食920円 を注文しましたが、もうこんなん食べんでも視力だけで美味いてわかりますやん!

 

     

 

加えて、化学調味料を使わない懐かしのおふくろの味で、特に丁寧に出汁をとったみそ汁は絶品でしたので、近くにあれば通いたくなるようなお店でした。

 

 

 

 

お次は、みんな大好き 餃子の王将 さんですが、元々はリーズナブルな大衆中華でしたが、最近は変に色気づいたのかどうなのか? やたら強気な値上げが続いています。

 

     

 

しかし、現場近くであれば自然と足が向いてしまうのは長年の習性でありまして、メニューをあれこれ見てみますと…

 

     

 

今まで一度も食ったことのない 極王天津飯セット 1171円 が目に留まりましたので、迷わずチョイスしました。

 

     

 

玉子2個にエビものっているので豪華な感じがしましたし、確かに栄養的にも良いかもしれないんだけれど、やはり玉子のクドさが前面に出でしまっていて、長年食べ慣れた 普通の天津飯 の方が美味しく感じられました。

 

 

 

お次は、還暦ジジイが初めて食べた インドネパール料理 をご紹介しましょう!

 

     

 

食わず嫌いと申しましょうか、やはりジジイになりますとあっさりしたモノに食指が向くのと、中華料理は馴染があるとしても韓国料理すらあまり好みでは無いし、それを越えて インド料理 なんぞは一生口にしないと思っていたのです。

 

ところが、5人の現場作業でお昼に行く時、たまたま多数決でインド料理に行くことになったのですが、はたしてジジイのクチに合うのかどうか半信半疑でした?

 

     

 

 

 

ぶっちゃけた話し、最近は至るところでこの系統のお店を見るのですが、ランチの価格帯は800円台からと比較的リーズナブルであり、チョイスした Aランチ990円 は、カレー+ナン+スープ+ライス+サラダ+チキン1pに食後のドリンクまで付くのですから、ジャパネット価格に次いでお値打ちと言えるでしょう。

 

 

     

 

そして、肝心なお味はと申しますと…?

 

 

 

うぅぅぅ~美味すぎですぜ、兄貴よ!

 

     

 

日本のカレールーと言えば油と小麦粉の塊のような成分ですが、さすがスパイス本場だけあって 香辛料のブレンドが絶妙 で、かつ初体験の焼きたてアツアツの ナン が美味いのなんの…

 

     

 

当初は、むちゃくちゃ辛くてクドい味を想像していただけにそのギャプが大きく、意外とあっさりと感じましたし、口中に残る香辛料の残り香が心地よく、遅ればせながらまた訪問してみようと思いました。

 

 

 

 

お次は、暑い中で屋外作業していますと、 冷たく冷たくサラッしたものを食べたくなる のですが、そんな時は「ざるそば」や「そうめん」なんぞに食指が向くのです。

 

で、こちらは ザ・めしや というスーパーライフの系列店ですが、この時期だけ特別価格で提供されますので、 ざるそば大盛 504円 を頂くことにしました。

 

     

 

キンキに冷房が効いた店内で食す「ざるそば」は絶品なのですが、これにごはん+おかずなどをセットしますと糖質オーバーになりますから…

 

     

 

よっしゃ! 

今日は小さなアジフライだけで許したらぁ~!

 

     

 

 

 

最後は、昨年北海道の別海に嫁いだ親戚の子供さんが、乳飲み子を連れて訪問してきましたので、近所にある かごの屋 というお店で、100日祝いとして お食い初め の儀を執り行いました。

 

     

※イメージ

 

 

 

古来より、「食べ物に困りませんように」と願いを込めながら赤ちゃんに食べさせる真似をするのですが、ラインナップは、お祝い料理の定番ともいえる 赤飯 に…

 

縁起が良いとされる  に加え、吸い物に煮物で「一汁三菜」をまとめたものですが、左膳の中央にあるのは丸い石なんですね?

 

     

 

さすがに石ともなると硬くて大人であっても食べることは出来ませんが、これは 歯固め と言って、丈夫な歯で長生きしてほしいという願いがこもっているのです。

 

つまるところ、当の本人は何も理解すらしていませんが、食べることは元気の源で、かつ楽しいひとときですから、これからもどんどん食べて大きく育って欲しいと思うのです。

我が国はいわゆる 温帯 という地域ですが、ここ数年は熱帯じゃないかと思うほどの暑さが列島を覆っています。

 

     

 

ですから、テレビなどを観ていますと 小まめな水分補給云々 と伝えていますが、エアコンの効いたオフィスなんぞで座って仕事をしているのならまだしも、我々のように基本が 屋外での作業 となりますと、そう簡単には行かないのである!

 

そこで、弊社のような看板業を含め、いわゆる建築現場などの屋外で はたらくおじさん たちの一日を切り取ってご紹介してみようと思います。

 

     

 

 

 

 

◆7月18日 8時から朝礼◆

 

過日、大阪某所への現場施工依頼を請けましたが、現地での朝礼が8時とのことでしたので、早朝6時半に弊社を出まして到着。

 

本日のミッションは、8階建てのアミューズメント施設の 壁面にシンボルマークや屋号などをペイント するもので、仮設足場の上での作業になります。

 

     

 

しかし、すでにこの時点での気温は30℃をゆうに超えいるので、ジリジリと照りつける太陽の下では、すでに額から汗が滝のように流れてくるのですが、朝礼が終わればすぐさま作業がスタートします。

 

     

 

 

 

 

◆足場上でのペイント作業◆

 

脚立やハシゴで事足りる低い場所での作業に対して、今回のように高所でなおかつ広範囲での作業となりますと、たいてい仮設足場が組まれています。

 

     

※イメージ

 

加えて、万一転落防止の観点から フルハーネス の装備が必須なんですが、これに加えてヘルメットに長袖+ハーネス1kgほどを装着するんですから、すでに身動きに支障が出るだけでなく、見るからに暑苦しい姿になんですが…

 

     

 

さらに、塗料の入った下げ缶にハケやローラーなどを持っての作業となります。

 

     

 

もうね…

クーラーはおろか陰すらありませんから、何もせんでも汗ダラダラですし、体感ではすでに40℃以上ですので、もはや メラメラサウナの中で作業しているメラメラ のと同じであって、r数分で集中力が低下し意識が朦朧(もうろう)としてくるんです。

 

おまけにこれが8時から10時までの2時間ぶっ通しで行われますから、一気に体力が消耗するのですが、これが仕事ですので続けるしか術がないのです。

 

     

※イメージ

 

 

 

 

◆楽しい休憩とお昼ごはん◆

 

ところで、ほとんどの現場では、作業前に

「小まめに水分補給を…」 とか、

「無理して作業しないで…」 

なんて言われますが、これを真に受ける者はなく、ほぼ10時と15時の休憩時間以外は持ち場を離れず、黙々と作業に打ち込むのが、現場での不文律とされています。

 

まあ、「上見て暮らすな!」と言うことですが、暑いから半日で帰ったとしても、ミッションが終わらなければ本来の賃金が頂けないのです。

 

しかし、やはりと言うべきでしょうか?

約2時間もサウナみたいなところに居れば 脱水症状 になるのは当たり前であって、休憩ともなりますと一気に2Lほどの水分を必ず補給します。

 

     

 

ただ、甘い炭酸系は余計に喉が渇きますから、スポドリやお茶にミネラルウォーターになるんですが、飲まないと命にかかわりますねん!

 

     

 

あと、首回りを冷やしたり、はたまた最近では 熱中飴 なんかもありますので、単に水分だけでなく塩分なんかも併せて捕るように心掛けています。

 

     

 

 

 

ただ、このような環境で仕事をしていますと、「飲んでは出し」の連続なので当然食欲が減退するんですね!

 

ですから、、お昼になっても何も食べたくない気分にもなりますが、これまた食べないと午後からは持ちませんので、出来るだけスタミナが付きそうなものを無理くりねじ込んだりします。

 

     

 

※職人さんの定番は餃子の王将で、あとはラーメン系の脂っこいものが好まれます。

 

 

 

◆スタミナ勝負の現場作業◆

 

さて、午後からも同じ作業の繰り返しですが、不思議なことに暑さに身体が慣れたのでしょうか? 

午前ほどの倦怠感は感じないのですが、この頃になりますと足場の金具がフライパンのように熱せられる時間ですので、下手に持てば火傷するんですね!

 

     

 

で、ようやく作業を終えて何んやかんや片付けもして、現場を出るのが18時過ぎですので、これをローテーションで3日も続けたら5kgくらいは痩せるんとちゃいますか?

 

 

 

と言うことで、ことの大小は別として、大工さんにガードマンに鳶さんなども含め、世の屋外で はたらくおじさん たちは、このような過酷な環境の中でもほぼ文句を言わず、黙々と働いているんです!

 

     

 

もちろん、屋外ゆえ天候に左右されるのは当然なんですが、特に真夏の作業は命にもかかわるほど危険を伴いますし、実際私も5回ほど 熱中症で倒れて運ばれた 経験もありますから、どの辺が自分の限界なのかすでに身体が覚えているのです。

 

 

     

     

 

ですから、同世代のサラリーマン諸君らと比較しますと、まだまだ暑さには耐えれるだけの体力がある方じゃないかと思うのですが、ここへ来てさすがに寄る年波には勝てない時期に差し掛かっている自覚もあるのです。