コメ問題に関税問題、はたまた国分がやらかしたとか、日産が中国と云々とか話題に事欠かない今日ですが、最近特に思うのが 教師の不祥事が多い と申しましょうか…
先日も名古屋市立小学校教員が、女子児童の下着を盗撮したあげく、それをSNSのグループに共有したとして逮捕されたようです。
まあ、性癖と申せば何ですが、下着などに興奮する層も確実に居ますし、それが合法な店で流通しているもので納得できれば問題ないんだけれど…
自らの職場でかつ教え子を盗撮するとは言語道断であって、立場や家族のことより性欲の方が勝ってしまい、ついぞやブレーキが効かなかったのでしょうが、その代償は計り知れないのです。
さて、お題にあるように、実は私の担任にもひとり ハレンチ教師 が混ざっておりまして、今日ですとすぐさまSNSで拡散されて御用となりますが、こと50年ほど前でしたら 何でもありのやりたい放題 でして…
今と違って教師なんぞは絶対的地位でしたから、生徒ごときが立ち向かって反抗するのはもっての他でしたが、実際にあった出来事を記してみようと思います。
当時、岸和田市立の某小学校では、高学年になりますと週一で6限目の授業の中に 倶楽部 というものがありまして、例えばスポーツであるとか読書や将棋、はたまた美術などと多岐に渡っていましたが、どれかひとつの倶楽部に属さなければなりませんでした。
※同級生の南君は将棋倶楽部から後にプロ入りします。
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で、当時のクラスメイトのK子さんは、確か美術部に属していたと思うんだけれど、その担当教師が自らの担任で後々問題を起こすのでした。
小学生も高学年になりますと、成長の早い子は大人のような体形になる子も居て、当時は 健康優良児 なんて言われたけれど、そのK子さんも大人びた体形をしていましたが、そこに目を付けたのでしょう?
美術が好きなK子さんに、放課後に 「キミだけに特別に教えてあげるから…」 とか理由を付けて教室で二人っきりになったようですが…?
しかし、極度におとなしかったK子さんは誰にも言えずに疲弊してしまいましたが、男性陣にはその事柄が全く伝わってこなかった反面、その子の様子が変だと察知した女子生徒らが決起し、その出来事を詳細に記したビラを製作して配り、校長へも直訴するという行動に出たんです。
けど、今ほどモラル云々と騒がれる時代では無かったし、セクハラやパワハラなんて言葉もありませんし、そもそもY校長というのが相当のポンコツでしたので、全てをもみ消そうとしたんですが…
時あたかも、世間では ウーマン・リブ という運動が活発化し、要は女性の権利向上と性差別や性暴力を許さないという風潮も後押ししたのと同時に、一向にラチが開かない現状をして、一部の親らがマスコミにその情報を売ったのでした。
で、それを取り上げたのは、当時泣く子も黙る ウイークエンダー という番組で、その出来事は瞬く間に全国に知れ渡ったのです。
もちろん、学校周辺にはリポーターやらが大勢取材に来ていて、なおかつ下校中の生徒にマイクを向けるという一幕も多々ありましたし、またそれを面白可笑しく放映するのも、この番組の特徴でした。
どちらにしても、番組構成からして格好の餌食となった訳ですが、もうこうなりますと本人も校長も罪を認めて処罰を受けるしか方法はなく、すぐさま担任は免職してしまいました。
あれから50年…。
同じクラスだったその子も還暦を過ぎ、ええお婆ちゃんになっていると想像しますが、その子の心の中にはまだ古傷が残っているかも知れず、誠に不幸な出来事と言わざるを得ませんね。
ですから、 大人が一時の快楽のために起こした行動であっても、それを受けた子供には一生キズが残る ことをお忘れなく!
また、今のようにスマホどころか固定電話すら無い家も多かったために情報の伝達は極めて悪く、かつ権力のある者の不祥事をもみ消す風潮がはびこっていた時代でしたが、今にして思えば小学生の頭脳だけで、よくもひっくり返せたと感心してしまいます。
これは、女生徒のリーダー格だった美人のKさんと、可愛い系のSさんが中心となって戦ったようですが、当時のリーダー格の子たちは 弱きを助け強きをくじく子 が多く、今ほど陰湿な雰囲気もほとんど無かった、そんな時代でした。