台湾を拠点とした東アジア進出戦略
2016年1月、新年早々DMG田村が台湾を訪問しました。今回の目的は東アジア進出に向けてのDMGのパートナー候補のセルマ・インターナショナル社を訪問。また、台北市内において日本の物産品の流通をリサーチしました。
◆セルマ・インターナショナル(嘉事摩國際股份有限公司)
http://www.serma.jp/index.html
(日本語ページ)
セルマ・インターナショナル社は、台湾の首府、台北市に隣接する新北市に本社があり、ウェブサイト構築やコールセンター業務、フルフィルメントなど通販事業関連を一括に請け負う会社で、昨年日本で開催された「第3回通販ソリューション展【春】」にも出展された企業です。
DMG田村の訪問に、セルマ・インターナショナル社の代表取締役社長、廖 昱凱 氏(ジェームス・リャオ氏)、営業部 部長の謝 偉祺 氏(リッキー・シャ氏)がお迎えくださりました。
セルマ・インターナショナル社は、通販事業に必要な「ノウハウ」を持ち、それに関するサービスを一手に支援できるDMGと大変近い事業展開をしています。
今回の目的である日本の物産品の台湾への進出、販路拡大について意見交換が始まり、その中でもDMGのCRMセンターがある大分県の県産品についての台湾での評価や販路拡大の可能性について日本から持参した大分産の干椎茸(冬菇:どんこ)、麦焼酎を題材に実に1時間以上も情報交換を行いました。
日本ブランドの商品は薬用品をはじめ、化粧品、食料品など、ほぼ全ジャンルにおいて台湾の人に安心、信頼感が強く人気があるとのこと。しかし、通関の際の条件や税金が高いなど、日本の価格よりも2~3倍の価格設定になっており日本の商品を購入される方は富裕層の方が多いそうです。
焼酎は通関の際に商品価格の49%の税金が掛かるとのことであり、その後台北市内の居酒屋のオーナーさんからも日本の焼酎の状況などをヒアリングしました。
DMGの提唱しているCRMに関してもセルマ社においても同様に、コールセンターを中心とした活動を重視しており、広東語、中国語、マレーシア語、英語と4ケ語が対応可能、またコールセンターを委託されているクライアントの商品の修理受付なども受託しており、同時に商品の受注活動も行うなどコールセンターとしては新しいスタイルの事業を展開しており、台湾ならびに中国本土やアジアの拠点としてもとても魅力ある企業でした。
(文責:DMG青野太一)
DMGは売上の一部を国際NGOジャパンプラットフォームに寄付しております。
(株)ダイレクトマーケティンググループ
広報担当 ウェブチャレンジ編集長
(株)コーデ 代表取締役
日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
占部恵子
国東半島宇佐地域「通販道場」商品開発「ハモ寿し編」
並行して道場の参加者様には商品開発に力を入れていただいており、それぞれの商品の特性を活かしながらも通販道場で学んだノウハウを取り入れて、リピートに繋がる工夫など積極的に取り組んでいただいています。
宇佐神宮で有名な大分県宇佐市にある水産会社、(有)上野水産は、漁港のある長洲(ながす)地区にあり、豊前海(ぶぜんかい)で捕れた新鮮な魚介類を提供しています。上野社長は毎回道場に参加され、商売にとても熱い方。
ワタリガニ(豊幸(とよさち)ガニ)や車エビ、赤エビ、イカ、タコ、赤貝、そして関西では高級魚のハモなども水揚げされ、ハモしゃぶ鍋やお酒の肴になる珍味など様々な商品を展開しています。
今回DMGの発案で大阪は北新地の有名店「寿し久保」と、上野水産がコラボしてハモ寿しを商品開発。
寿し久保の店主、久保さんに技術指導に行っていただきました。

ハモはあらかじめ用意いただいた骨切りした身を使用。棒寿しのサイズに切り、タレを塗りながら焼いていきます。シャリは宇佐産のコシヒカリ、ヒノヒカリをブレンドしたものを久保さんに用意していただきました。
素材選びからハモを焼く時の串の打ち方や火加減のポイントをはじめ、タレや寿し酢の調合なども伝授。

皆熱心に聞き入り、上野社長のハモ寿し挑戦への思いが伝わってきました。

同社の新たな売れ筋商品として期待と関心が高まります。
大分県の特産品販路拡大対策事業としてスタートし、通販講座やネットショップの制作、運営、商品開発までDMGは一貫してサポートします。
しかし、何よりもまず生産者の熱意とこだわりを活かした商品開発が一番大事なのだと感じました。
(株)ダイレクトマーケティンググループ
広報担当 ウェブチャレンジ編集長
(株)コーデ 代表取締役
日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート
占部 恵子
大分CRMセンター「素敵フレーズコンテスト」レポート
大分県内にて三ヶ所のCRMセンターを運営するDMGでは、働く女性に向けて毎月様々なイベントや研修を開催し、コミュニケーターのメンタルケアやモチベーションアップの向上に努めています。
先月、社内独自で企画した「素敵フレーズコンテスト」が開催され、約180名のコミュニケーターが参加しました。
コンテストの狙いは「お客様の心に響くフレーズ(言い回し)」を目に見える形で社内掲示をし、誰もがフレーズを使いこなすことでお客様対応のレベルアップを図ること。某企業のコールセンターでは健康食品を注文するお客様に対し、「お客様の健康にお役立ていただきたい」など、お客様の立場で心に響くフレーズを使用しているそうです。
こういった他社の事例なども参考に、まずは新たにフレーズを知ってもらうことで各コミュニケーターが「自分も使ってみよう」と、自主的に実践することで仕事へのモチベーションアップに繋がればコールセンターはより活気づくのではと思います。
コンテストは約2週間のエントリー期間を設け、各コミュニケーターが「お客様の心に響くフレーズ」を提出し、その中から「ゴールド賞」「シルバー賞」「ブロンズ賞」「審査員特別賞」を決定。選考のポイントは「使いやすさ」と「お客様の立場に立った表現かどうか」。クリスマスイヴの12月24日の授賞式では審査員がサンタの衣装を着て現場を盛り上げました。
最高賞のゴールド賞は、お誕生日ポイントを使用するお客様に向けて使う「笑顔あふれる一年になりますように」のフレーズに決まりました。受賞の決め手は「お客様の笑顔が想像できるから」という理由。
各受賞者にはプレゼントも用意され、予想をはるかに超える盛り上がりでした。
今後も継続して実施することが決まり、楽しみながらスキルアップできる素晴らしい企画となりました。
通販は対面販売とは違い、人対人の直接のコミュニケーションとして電話における声はもちろん、その「言葉」が重要な役割を果たします。
今回のように、皆が一致団結して企画を立て、実施することでスキルアップだけではなく、社内のコミュニケーションも円滑になり良い循環が生まれるのではと思いました。
DMGは売上の一部を国際NGOジャパンプラットフォームに寄付しております。
(株)ダイレクトマーケティンググループ
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