休日でも休めない? | DK Voice Official Blog 「Voice of DK Voice」

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今思っていること、感じていることを書いていきます。通常は日本語で書きますが、英語で書くこともあります。I write my current thoughts and feelings.I write them in Japanese normally,but sometimes I write them in English.

今日(5/7)から通常通りという人も多いに違いありません。前日までは大型連休で、心も体もリフレッシュしたという人も多いように思います。
そんな連休明けに発覚したこんな問題。こんな上司の下で働いたら、休みなんて名ばかりなのでしょうか?

群馬県前橋市に本店のある東和銀行の男性行員が2017年に自殺したという問題。これは、当初毎日新聞が独自で報じたものですが、他のメディアでも報じられつつあるようです。
この男性は、2014年に大学を卒業して入行後、2017年4月に埼玉県川越市の川越支店に異動したそうですが、休日になると、上司が自身の名字で「○○塾」と称し、自宅に男性を含めた部下を呼び出したそうです。また、上司から同僚らがいる前で「数字が上がらない」「稟議書の作成が遅い」と威圧的な叱責をされたこともあるそうです。
結局2017年5月31日、顧客と面会予定だったその日に埼玉県内の自宅で自殺しているのが見つかり、遺書には「仕事で悩んでいました。誰にも相談できず、どうにもならなくなっていました」と書かれていたそうです。
個人的には、真っ先に、ワタミの女性新入社員の過労自殺問題を連想しました。この問題では、女性社員が入社後1か月で140時間もの時間外労働をした上に、休日に1日「名ばかりボランティア活動」をさせられ、入社後わずか2か月で自殺しました。
この「名ばかりボランティア活動」は、福祉関連の施設で朝8時から夕方4時まで「ボランティア活動」をするものでしたが、実際は上司から事前に事細かに指示があり、「会社の汚点にならないように」と釘を刺されていたそうです。この女性社員は、「休みが休みでないんだよね」とつぶやいたそうですが、上述の東和銀行の男性社員も同じ気持ちだったに違いありません。
正直、未だに休日でも従業員をこき使う上司がいることには驚きです。こういった上司がいる限り、過労自殺がなくなることは期待できそうにありません。
実際、上述の男性行員の問題では、「重圧やパワハラなどが重なって適応障害を発症し、自殺した」という理由で、2023年8月に川越労働基準監督署から労災認定されたそうです。
新しい職場に配属になった途端に、休みが取れずにパワハラばかりで過労自殺が起きるようでは、やりがい云々どころの話ではないように思います。
そういう意味では、東和銀行は、ワタミの同じ「ブラック企業」のレッテルを貼られても文句は言えないように思います。
人手不足の折、このままでは、東和銀行に新卒や中途採用の社員が入ってこないこと間違いなし。これ以上働きがいのない出来事が起きませんように。