ネットと機械に頼りすぎ? | DK Voice Official Blog 「Voice of DK Voice」

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今思っていること、感じていることを書いていきます。通常は日本語で書きますが、英語で書くこともあります。I write my current thoughts and feelings.I write them in Japanese normally,but sometimes I write them in English.

 

この画像は、自分の地元のJR蘇我駅で撮った切符売り場です。

この画像の切符売り場は近距離用ですが、長距離用や新幹線の切符、イベントの申し込みにはなくてはならない「みどりの窓口」が、全国的に少なくなっているようです。
そんな中、JR東日本が、この「みどりの窓口」の削減を凍結する方針を明らかにしたそうです。これは、JR東日本が定例の記者会見で明らかにしたそうですが、今年3月~4月にかけて、定期券を購入する人や、訪日外国人などで大混雑し、クレームが多数寄せられたことから、現在209あるみどりの窓口の数を維持する方針だそうです。
実際、蘇我駅でも、新年度の前後に定期券を購入する人たちで長い行列が出来たのを覚えています。蘇我駅には「みどりの窓口」があるとはいえ、窓口が1つしかなく、少しでも待ち時間が少なくなるように、駅員の人たちが、事前に乗客に要望を事細かに確認していたのを覚えています。
長距離用の切符も買える指定席券売機や、「えきねっと」みたいなネット上の指定席券の購入サービスがあるとはいえ、こういったきめ細かなサービスは、ネットや機械に取って代わることが難しいように思います。
個人的には、以前福島県いわき市に旅行に行く直前に、指定席券売機で長距離用の切符を購入したことがあり、窓口に並ばずに切符を買うことが出来てよかった経験があるのですが、機械に詳しくない人にとっては、「なんて不便なんだ」と一蹴されてしまいかねないように思います。
そういう意味では、JR東日本は、ネットと機械に置き換えにくいサービスまで削りすぎてしまったと言わざるを得ないように思います。
こういった傾向は、JR東日本だけでなく、他のJR各社や、私鉄各社も同様のように思います。いくら人手不足で、人件費削減が叫ばれている時代とはいえ、何でもかんでもネットと、指定席券売機みたいな機械に置き換えたら、かえって窓口が混雑してしまった、では、本末転倒のように思います。
ネットと機械にサービスを頼りすぎるのも考え物かもしれません。