もう何もかもストップ出来なくなってしまった? | DK Voice Official Blog 「Voice of DK Voice」

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今思っていること、感じていることを書いていきます。通常は日本語で書きますが、英語で書くこともあります。I write my current thoughts and feelings.I write them in Japanese normally,but sometimes I write them in English.

もう何が起きても不思議ではなくなったとはいえ、こんなことまでやらないと気が済まなくなってしまったのでしょうか?

北海道江別市の野幌森林公園で、車に火を付けて車内にいた女性2人を殺害したとして、寿都郡寿都町の女が捕まったという事件。
この女は、野幌森林公園に駐車していた車に火を付けて殺害したそうですが、この2人は、和歌山県和歌山市の20歳の女子大生と、愛知県豊田市の17歳の女子高生だそうです。
女が、北海道を訪れていたこの2人を迎えに行き、3人で合流して数日間食事をした後、今回の事件が起きたそうですが、この女は、車の近くで意識のある状態でうずくまっていたところを発見されたそうです。
この女は、「3人で練炭自殺することを計画していた」と容疑を否認し、2人とは「SNSで知り合った」と話しているそうです。
この女は、3月末で会社を退職することを決めていたそうですが、何か嫌なことがあったのかどうかは分かっていないようです。とは言え、初対面の人たち、それも自殺を考えている人たちを巻き込んでこういったことを考えているようになってしまったのかと思うと、やりきれない感じがします。
他の2人も、捜索願を出したにもかかわらず、こんなことになってしまって、親族の人たちが嘆き悲しむ姿が容易に想像できます。もう自殺だろうと何だろうと、何もかもストップできない時代になってしまったのでしょうか?

今回の事件みたいに、SNSで自殺を考えている人を募っていることが珍しくなくなった、ということ自体嘆かわしく思います。
こんな風に自殺を考えている人に、「生きていればいいことある」なんていう言葉は、気休めにもならないように思います。生きていてもいいことがなかったからこういった事態になったわけで、言葉を選ばないと、かえってこういった事件が続発しかねない恐さを感じます。
そういう意味では、生きづらさばかりの時代になってしまったようにも思えてなりません。

ワタミの過労自殺の問題では、女性の新入社員の自殺発覚後に、トップの渡邉美樹氏が参議院議員に転身した後、再度トップに返り咲いたケースもあるし、宝塚歌劇団の劇団員の女性の自殺問題でも、歌劇団側がパワハラの事実を認めて、女性の遺族に直接謝罪したそうですが、ここまで遺族側が動かないと、パワハラ自体がないことになってしまいかねないと思うと、どこもかしこも、上層部が責任を感じないか、あるいは、しぶしぶ責任を認める恐い組織になってしまった、と言わざるを得ないように思います。
こういったトップや上層部の人たちにとっては、自殺した人のことなんてどこ吹く風なのでしょうか?
こんな自殺ばかりで、生きづらさばかりの社会なんてごめんです。