●Goalを達成できない人は、Goalを心の底では愛してなどいない
母性剥奪というのは、幼い頃に愛されたいという願望が満たされないまま、身体だけが大人になってしまったということです。
これは、多くの人々が認めたがらないことですが、DK WORKSでは、人類のほぼ99%以上が、何らかの形でこの母性剥奪のアルゴリズムに囚われて苦しんでいると考えます。
そもそも、幼児的願望を満たされずに育った人間というのは、極めて致命的に、考え方が甘かったりします。
たとえば何回か瞑想をしてみただけで、「よく分からない」とか「あまり効果を感じられない」などといって投げ出したりしがちです。
まあ、要するに、甘いのです。
考え方が甘い。
瞑想なんて、何年実践しても実践しても、まだまだ分からないことだらけ。
一生に生きているうちに、極めることなどおそらくないだろうというような世界です。
それを、たかだか1週間や10日やってみただけで、効果が上がるとか上がらないとか、そういう幼稚な考えでしか取り組めないのが、幼児的願望が満たされていない人間の典型的な特徴です。
物事を、静かに、1日ずつ、深めていく。
そういうことができず、今すぐに報酬が欲しい。
今すぐに結果が欲しい。
過激なフィードバックを欲しがる。
雷に打たれたような体験をしたい。
人生を今すぐに変えたい。
これはまさに、幼児的願望を満たされていないことによって、「今すぐ」に満たされたいという無意識レベルの身体反応によるところが大きいのです。
自分にそういう幼さが大量に残っていることを認めることから始めれば、Goal達成は必ず我々に、訪れるのです。
しかし、こうした「事実」というのは、認めたがらないのです。
自分がそんなに幼稚で甘い存在だと認められない。
自分は偉大な存在なはずだという幻想を眺めていないと、辛すぎて生きていけない。
これもまた、母性剥奪に潜む苦しさ、辛さなのです。
こうした人々は、現在地を見誤り続け、認知が歪み続けるのです。
たとえば、親離れや子離れなども同様です。
こうした精神に由来したものが、簡単に「やろう」と思ってサクッとできると考えてしまう幼稚さがあります。
しかし、そんなうまく行くはずもなく、すぐに結果など出るはずもありません。(生まれてこの方、何年親に依存して来たか?という自分の現在地が見えないのです)
その、自分の強烈な依存心を棚に上げて、親のせいにして現実から逃げ続けるという致命的な幼稚さこそが、母性剥奪の呪いであり、悪しきマインドの歪みなのです。
こうしたマインドの使い方の強烈な歪みというのは、自分だけでなく周りの人間まで不幸にします。
当然ながら、「大人」はこういう人とら関わりたくないので離れます。
そして周りには、その幼さ、幼稚さを利用しようとする人間ばかりが残ります。
物事を簡単に考えすぎるその自分の傲慢さと幼稚さに、まるで気がつけない。
だから、Goalすら見えない。
最近では、母性剥奪と「お金」に関しても同様のことをアドバイスしています。
お金が稼げない!
お金が残らない…
という方々の心身に根ざしているのは、お金という存在に対する恐怖であり、不安であり、その奥には致命的なほどの母性剥奪、そして父性喪失が隠れています。
お金の使い方というのは人生において極めて強烈に作用します。
初めのうちは持っている額が少なくとも、それをうまく運用することで巨万の富を築いている人を多く知っています。(DK WORKSには投資家のクライアントも多いですからね)
しかしこの、お金の使い方というのは、「意識」ではほとんどどうにも変えることなど不可能なのです。
しかし、母性剥奪アルゴリズムを持つ人は、どうしても「意識」すればどうにかなるという期待を持つ。
意識すれば、変えられるという発想の幼稚さを認識できない。
無意識というものの恐ろしさを、ほとんど理解できず、物理空間を何か変えれば、人生が変えられると思う。
そういうふうに、我々の心身のありとあらゆるところに、Goal達成を阻む幼稚さや甘さが存在しているのです。
たとえば、「人を愛する」ということが、誰でも当たり前に、簡単にできるという発想、自分にも当たり前にできているだろうと考えている発想それ自体が、極めて幼稚な考え方だと、言わざるを得ないのです。
Goalについても同じ。
「わたしにはGoalがあります」と得意になる人は多いですが、こちらから観ると
「お前そのGoal大して愛してないだろう」
「ただ、認めて欲しいだけだろ」
と、腐ったFakeの臭いを放っている人は、多く存在しているのです。(セッション生たちは、この自分のGoalに対する認識の歪み、腐臭に、気づき始めたメンバーも多いですね。このGoalはただ、自分が無意識的に誰かを蔑んでいたかっただけとか、そういったように…)
自分は真に、自分のGoalを愛せているのか?
そういう、当たり前の大前提から徹底的に疑って掛かるということを続けられる人が、真にGoalというものを理解していくのではないかと、DK WORKSでは考えています。
愛していないのに、別れられない…
こうした母性剥奪から来る依存心のままに、地獄のような家族関係を構築してしまい、その中で子供を生殺しにしている人も、当たり前に存在していますしね。
まあこうして、人間というのはまだまだ、自らの精神の弱さによって多くの人々を犠牲にし、知らぬ間に傷つけ、壊しているのです。
同時に自分の人生もまた、破滅的な方向に向かわせているのです。(気づいていない間に…)
たとえば最近だと「アドバイス下さい!」みたいなプロ候補の選手に出会ったのですが、こちらがアドバイスすると「それは考えられません」「それはイメージできません」みたいなことを、まあ普通に言うわけですよね。
いやまあ、その子の人生なんで、いいんですけど、いやお前がここから真にアスリートとしてレベルアップしたいって時に、お前は自分の持っている、何も差し出さないつもり?って話なんです。
リスクも取らないのに、ここから成長なんてあるわけねぇだろと。
バカか?と。
考え甘すぎるってわかってる?(わかってないよね)
ということはよくあるわけです。
自分の責任で、自分でリスクを取れる範囲で取って行きながら、古い自分を捨て去り、新たな自分を獲得していく。
当然そこには、怖さがありますよ。
もしかしたら何も残らないんじゃないか?という恐怖、不安。
でも、ここで変えていかないと、結局プロなんか行ったところで通用しないことは観えているわけで。
でも、リスクは取れない。
それは捨てたくない…みたいな。
それでいて、アドバイス下さい!みたいな。
お前みたいな甘いやつが、一体プロで何ができんだ?って、思うわけです。
そのくらいシビアな世界ですから。
結果が全てですからね。
でも、その結果にたどり着くには、永遠に感じるほどの、凄まじく長い長い訓練が必要なんですよ。
それを、まずは1日5分からやりなさいというアドバイスを、続けられる人って少ないんです。
本当に。
逆に、これを取り組み続けることができれば、着実に結果を出せるようになるんです。
ある世界でもトップと言われるアスリートは、毎朝こんなふうにアファメーションするそうです。
「今日もまた、永遠に同じことを繰り返し練習する1日が始まる」
と。
これは一見ネガティブに見えますが、実はそうではありません。
そのアスリートは、そんな風に、毎日毎日、自分の同じ技を、これでもかと繰り返し練習することに誇りを持っているのです。
そして、この繰り返し、繰り返しだけが、新たな自分を作っていく唯一の方法です。
我々は自分からその、幼稚さ、甘さを捨て去るために、ひたすらに座りましょう。
セルフエスティーム瞑想によって、そうした甘さや幼稚さを超越していくことができます。
DK WORKS Goal達成のための心身を創る「マインド・ボディ・コーディネーション」