【スカポンタントーク】してはいけないことを相手に伝える時、あなたは明確に「理由」を伝えられるか? | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

なぜアカンの?


Change Talk, Change Life


"話し方を変えたければ生き方を変えろ" 


喋りは「生き方」が9割


「話がちゃんと”伝わる人”と 

    話をちゃんと”聴ける人”を増やす」 


「大事なのは、伝え方ではなく伝わり方」 


27年間ラジオの現場で培った“DJ思考”を伝え

話し方、聴き方、生き方をイノベーション 

一般社団法人日本フリートーク協会代表理事 

Lifeskill Talk College 学長の出口貴章です 


こんにちは! 

僕のブログに来ていただき 

本当にありがとうございます!



スカポンタン


人は誰しもスカポンタン


声優小原乃梨子さんが亡くなった

その訃報を受けて追悼のお題です


今夜は「夜の」アドリブトーク研究会

『Lifeskill Talk College』の勉強会

月に二度オンライン形式で行っている

朝とは違い「思考力」「洞察力」中心


会話において必要なのは切り返し力

中でも『アドリブ力』をつけようと

有志のメンバーが定期的に集まり

様々なワークを行いながら練習します 


ドロンジョ


声を担当されていた小原乃梨子さん

残念ながらこの世とお別れをされました

実は僕個人的には「野比のび太」の声

こちらの方が馴染みは深いのですが


今日はドロンジョさんの名言
こちらを取り上げ小原さんを偲ぶ

その名言とは…


「スカポンタン」

「スカタン」と「アンポンタン」
これらを融合させた言葉ですね
聞けば小原さんのアドリブだという

スカタンやアンポンタン
子どもが見ている番組なので
もう少し言葉を柔らかくするため
口をついて出たのが「スカポンタン」

小原乃梨子さんのお人柄でしょうか
台本ではなく口をついて出た言葉
「口をついて」出た言葉だからこそ
子どたちにも馴染み口ずさまれていた 

人の心に深く長く残る言葉というのは
計算して練って練った言葉ではなく
口をついてパッと出た何気ない言葉
そういうものなのかもしれませんね

ということでお題は…


『最近のスカポンタン』

最近「しでかした」こと
もちろん自分のことでもいい
また自分の周りの人でもいい
最近のスカポンタンは一体なに?

僕ね

ひと通りの外出を終えて帰宅してから
スマートフォンでニュースを見ていた
自分の家の自分の部屋で見ていました

ふとスマホの充電スタンドを見た
いつも立てかけてあるスマホがない

「!!!!」

その時瞬時に思ったこと

「大変だ!!
   外出先のどこかに忘れてきた!!」

でした

スマートフォンを操作しているのに
「あれ?!スマホはどこいった?!」
そう言いながら狼狽してスマホを探す
そして探そうとしたその直後のこと

「いやいや
   ここにあるやんか…」

もうね

スマホがスマホじゃないのかも
存在があって当たり前なような
むしろ特別感などはもうないかも
だから探してしまったのかもしれない

でも一瞬とはいえ「ない!!」と焦り
探そうと部屋を見渡したのは事実です
一歩一瞬でも探すために行動しています
今までこんなスカポンタンは無かったです

そういう話です

続いては…


今朝辞職されましたね


なぜって?


これ(⬆)があだとなり
辞職勧告決議が可決され
ご家族にも影響を及ぼしている
それも踏まえての辞職となりました

思ったのが…

「小学生の影響力、ハンパねぇ!」

大人が「辞職しろ」と言っても
なかなかそこまでにはいきません
まして小学生は「辞めて」とは言ってない
ただ「見たままを報告」しただけなのです

つまり…

「小学生も政治を動かす!」

ということですよね

最近僕も少し思うことがあったので
ブログで述べさせていただきました

そこで今夜はみんなで語り合い

お題はこちら(⬇)


当たり前を疑います

疑うというよりは深める

「なぜいけない」のだろうか?

その理由を自分の中で明確にする


「アカンもんはアカン」


これでは全く理由になっていない

つまり「相手に全く伝わらない」

やはり「アカンもん」がなぜアカンのか?

その理由もワンセットでないと説得力がない


日常でも似たようなことがあります

「アカン」と禁止されているもの

子どものころから「アカン」と言われた

その言いつけを守ることはいいのですが…


「アカン言われたからアカン」


これがしてはいけない理由になるのです

「なぜいけないのか分かる?」と聞くと


「アカンて言われたから」

「やったら怒られるから」


これが子どもたちの「理由」になる

もちろんこれも理由ではありますが

「根本的な理由」ではありません

これを知らず考えずに育っていくわけ


また「ダメだよ」と伝える方も同じく

「アカンもんはアカンねん」と言いつつ


「理屈やないねん」


そんなまた曖昧な理由らしい理由で

相手に伝えようとしているのが現状

伝えられた方も「なんかアカンらしい」

そんな抽象的で曖昧な考えにしか及ばない


お互いそれで子どもの頃から育ち

親や先生から育てられているのです

考えもあやふやなままだし言葉も曖昧

結果「喋りまでも抽象的」になるのです


あなたの喋りが伝わらない


「結局なにが言いたいの?」

「要点を絞ってくれるかな」

「もう一度分かりやすく言って」

「ちょっと何言ってるのか分からない」


話をしていてこう言われている人

「アカンもんはアカン」で育てられた

またはそれで人を育てている人なのです

理由や根拠が言語化出来ていないのが原因


だからこそ


我々《Lifeskill Talk College》

特に『アドリブトーク研究会』では

そうならないための訓練をしている


スピーチトレーニングの前における

自分の考えや姿勢やスタンスなど

それらの『自分の意見を明確にする』

でないと技術を磨いても全く役に立たない


なのでこの当たり前を疑うこと

それをメンバー同志で語り合いつつ

自分が思っていることを固めていく

同時に他の人の考えをも聞く機会にする


これが『アドリブトーク研究会』の狙い


なので我々は普段から意識している

「アカンもんはアカン」というような

抽象的で説得力のない言葉は使わない

それが伝わらないとよく理解しているから


またこれが一朝一夕で身につく

そんな都合のいい話ではないこと

だからこうして定期的に勉強する

仲間と集まって勉強会を続けている


継続は力なり


喋りはスポーツとまったく同じです

日頃のコツコツの練習を続けること


断言します


喋りはマインドと同時に技術


そう技術です


くれぐれも忘れないように


スカポンタンな喋り

あなたはしていませんか?


今日も読んでくれてありがとう

ほいじゃまた明日!!