【スマホを捨てよ】京都タワー展望室での小松正史さんのピアノライブを「心から」堪能出来た理由とは? | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

聴覚鋭敏

Change Talk, Change Life


"話し方を変えたければ生き方を変えろ" 


喋りは「生き方」が9割


「話がちゃんと”伝わる人”と 

    話をちゃんと”聴ける人”を増やす」 


「大事なのは、伝え方ではなく伝わり方」 


伝え方や話し方だけにフォーカスした 

自己満足、利己的思考は今すぐ捨てろ

大事なことは「どう伝えるか」ではなく

相手に「どう伝わったか」を考えること


27年間ラジオの現場で培った“DJ思考”を伝え

話し方、聴き方、生き方をイノベーション 

一般社団法人日本フリートーク協会代表理事 

Lifeskill Talk College 学長の出口貴章です 


こんにちは! 

僕のブログに来ていただき 

本当にありがとうございます!



スマホを捨てよ


昨日のブラターキーの最終地

ニデック京都タワーへ行った

そこで思わぬハプニングが発生


そんな話をしていました

まだ読んでいない方は(⬇)




実はブログにも書いた通り
雨宝院や余波舎に立ち寄ってから
購入した本を置きに自宅に戻った
通り道といえば通り道だったので

で、ですね

そこでこともあろうに…
自宅に置いたのは本だけでなかった

スマホも置いてきた!

これを京都タワーの展望室に着いて
「さぁこの絶景や夜景を撮るぞ!」
そう意気込んでバッグを開けた時に

「あれ?ない」

なんと地上100mで気付くという
おそらくアクセスが電車だったら
ICOCA内蔵なので改札で気づきます
駅と自宅は近いので取りにも帰れます

でもその時は自転車でのアクセス

僕は基本的に自転車に乗ってるとき
スマホの確認や操作は余程のことがない限り
また長い信号に引っかからない限りしません
なので昨日も気付いたのが地上100m地点でした

本気で取りに帰ろうとも考えましたが…

ですが

キッパリ切り替えました

そもそも今日の目的は「ピアノライブ」
小松正史さんのピアノを「聴きにきた」
夕暮れそして最高の夜景が背景ですが
目的はピアノの音色を「聴くこと」です

っしゃ!

今日は聴くに徹する!

これぞサウンド・スケープ


それだけにいつもより聴覚が鋭敏でした
小松正史さんは「サウンド・スケープ」
《音風景》を大切にすることも提唱される
その一環と思えばもはや一挙両得ではないか

いや…

むしろそうあるべきではないか

なので久しぶりに景色の撮影を忘れ
夕陽が西山に沈む茜色の京都の街並みと
夜の帳に包まれた最高の京都の夜景は
僕の心のシャッターで瞼に刻み込みました

先ほども言ったように聴覚鋭敏の状態
いつもよりも増して神経が耳に集中します
もちろん小松正史さんの背景となる
京都の見事な夜景も見えているのですが

小松正史さんのピアノがメインで
バックの夜景は添え味ののうな存在

ピアノを演奏している小松正史さん
実はこの京都タワーの展望台
ここで流れるBGMを演奏されている方
そういう「音空間を創出」する方なのです

なのでいつもならば

夜景を楽しむための添え味として
小松正史さんのピアノが引き立て役

むしろそういうお立場である方です

でも七夕コンサートは違いました
小松正史さんのピアノの音色が輝き
眼下に広がる見事な夜景は引き立て役
そんな《音空間》が醸し出されていました

地上100mという唯一無二のステージで
京都市街のイルミネーションが舞台装置
京都市民一人一人が灯しているライトは
すべてこの男を輝かせるために煌めいている

こんなに贅沢なライブは今まであったか?

そう思うと本当に心にしみた
ピアノから奏でる一音一音が
心だけでなく五臓六腑に染み渡る
浄化される感覚とはこういうことか

京都を囲む西山北山東山の稜線
これを五線譜の音符の起伏と見立て
稜線を視線で辿りながら鍵盤を叩く
僕はこの即興演奏が本当に驚きました

こんなプレイヤー見たことない!

いつもより聴覚が鋭敏になっている
それもあってか余計に音が染み渡る
京都の夕景と夜景に溶け込んでいく
本当に優しく温かい演奏だったのです

これ「スマホを忘れたから」こそです

スマホがあれば撮影もしていたでしょう
「どういう画角がいいか」
「どういう構図がいいのか」
そういう所にも神経がいったと思います

となればライブとしては本末転倒でした
音として「耳には入って」はいますが
ここまで考えることはあったでしょうか
本当の演奏の素晴らしさを堪能出来たのか?

そう考えたとき
僕は自信を持って「出来た」とは言えない
やはり心のどこかが夜景に持っていかれる
写真撮影に気持ちが持っていれると思います

もちろん「素晴らしい演奏」と感じるし
おそらくこのブログにもそう記すでしょう
でもここまでの「感じ方」はなかったかも
そうなれば小松正史さんに申し訳ないです

サウンド・スケープという《音風景》
こういう日常何気なく聞いている音たち
それらを見直すではなく「聞き直す」
そんな活動もされているからこそです

なので

「スマホを忘れて良かった」

そうなんです
スマホは忘れるべきだったのです

スマホを捨て街へ出よ


結局現代人はスマホで撮影した写真
「映え」と言いながらSNSに投稿する
友人や知り合いが「いいね」を押す
そのための写真になっていませんか?

ともすれば僕もそうなっていたのかも
小松正史さんの《音風景》をそうやって
単なる「映え」という対象で見ようとした
これは小松正史さんにしてみれば本末転倒

今回スマホを忘れて聴覚鋭敏になり
視覚ではなく聴覚を優先させたことで
小松正史さん本来の演奏に触れられた
偉そうな表現ですが素直にそう思います

それこそいつもの展望室で流れている
「BGM」としての「音」でしか聴けない
その場で生演奏をしてくださっているのに
こんなにもったいないことはありません
(BGM…Back Ground Music)

つまり聴覚鋭敏で聴覚優先となること
これが京都の夜景を「BGV」にしたのです
そんな気付きや発見がてんこ盛りとなり
今までにない贅沢な時間を過ごせました
(BGV…Back Ground Video)

時にはスマホを忘れよう
「映える」とかも忘れよう
それによって聞こえなかった音
そんな音が耳に入って躍動します

音の聞こえ方も違ってくる
風景の見え方も違ってくる
それがいつも同じ風景でも
まったく違う風景に見えてくる

自分の子どもの運動会や学芸会
スマホでのビデオ撮影などに夢中で
拍手すらしない保護者が本当に多い
声を出して応援しない保護者もいます

決して撮影するなとは言いません
決して撮影することが悪いことじゃない
でもそもそも大切にしなきゃならない
そういうことを見落とさないようにしたい

演奏を聞かせてくれた小松正史さん
いずれ僕の番組にお呼びするつもりです
今後局との調整をしてからになります
その時はお知らせしますのでお楽しみに

小松正史さん
そしてニデック京都タワースタッフの皆さま
これ以上ない贅沢な時間と空間をいただき
本当にありがとうございます!!

今日も読んでくれてありがとう
ほいじゃまた明日!!