お蔵入りは日常茶飯事
僕の喋るネタがボツになること
一度や二度ではありません
日常茶飯事と言ってもいい
それは今までもずっとそうでした
今タクミとケンタローとしている
FM870 RADIO MIX KYOTO
『SPLASH MIX KYOTO』でも同じ
毎週僕の喋るネタはお蔵入りになります
もちろんネタの内容によっては
次回に持ち越しとも出来ますが
旬でタイムリーなネタになると
もう表に出ることはまずありません
それはほぼすべてにおいて
「放送時間の都合」です
時間が無くなってしまい
番組が終わるというものです
基本僕はアシスタントに喋って貰う
上手い下手などは一切関係なく
とにかく番組に来た以上は
なにかひとつでも吠えてもらいます
「今日俺は何しに来たんやろ…」
「今日は全然喋れへんかった…」
番組が終わって彼らがこう思う
そんな日を一日足りとも作らない
それが僕のふたりに対する礼儀です
同時にそれこそが僕の務めで使命です
それは先週の放送でも同じでした
放送では言えなかったこと
漢字一文字を語る順番は
タクミがトップバッターでした
その次にケンタローが語り
最後はターキーで締めるという流れ
ところが時間が迫っていたこともあり
僕が断腸の思いでボツにしたトーク
でも放送が終わったあと三人で話し
ふたりに贈った僕の漢字の真意や真相
どんな思いでその漢字を贈ったのか
その内容をここでシェアさせてください
タクミには…
『固』
この漢字を贈りました
そして以下のような理由を元に
タクミとの一年間を振り返りました
①喋りは固いがそれは丁寧誠実の裏返し
②自論を語り確固たる思いを持っている
③ブレない自分軸をしっかり固持している
④今は固体だか液体気体にも変わっていく
この「気体」というふうに僕が伝えた時
タクミが「“期待”の意味もありますね」と
上手いこと言いやがったことも盛り上がり
「固」の漢字トークはここで“終えました”
実は５つめの思いがありました
⑤固然（こぜん）の姿勢を持っている
「もとより～であるが」
ある事実を当然のこととして認めつつ
別の事実もまた同時に存在するということ
こんな言葉もあります
「物に必至あり、事に固然あり」
物事にはそれぞれ自然な流れ
そしてそれに則した道理が存在する
映画『男はつらいよ』の作品の中でも
寅さんがこの一節を語るシーンがあります
僕の解釈は「本質を見極める」こと
見えている表面的なことだけではなく
見えない本質的な部分にも目を向ける
タクミはこの批判的思考を持っている
『感情ではなく性を見極める男』
彼が大学で所属するのは社会学部
そういうこともありとにかく視点が鋭い
これからもそういう鋭さを固持しながら
固体液体気体への変化を“期待”したいです
続くケンタローには…
『水』
この漢字を贈りました
①純粋（水）でまじりっけなしの心
②無色透明で手垢がついていない状態
③上善如水（「老子」第八章の言葉）
④水は方円の器にしたがう
とにかくまだまだ未来しかない
腰は高い位置にはある（背丈）
でも人としての腰の低さ（謙虚さ）
そして素直さを持ち得ている男
ここまでは放送で伝えていたことです
でもさらなる理由と思いがありました
⑤命の源であり脅かす存在（意外性）
穏やかと激しさ
心の温かさと頭の冷静さ
冷暖自知
こういう「相反する」もの
ケンタローに内在しています
そしてさらに
中国の詩人「徐璣（じょき）」の詩
ケンタローを思い出す詩があるんです
『黄碧』という詩の一節がこれです
水清知酒好
山痩識民貧
水は清くして酒の好きを知り
山は痩せて民の貧しきを識る
ケンタローは酒好きなのでね
もうひとつこんな詩があります
「杜甫（とほ）」の詩の一節に
水流心不競
雲在意俱遅
水流れ心は競わず
雲あり意はともに遅し
川の水は流れていくが
決して水は先を争わない
私の心も水のように流れ
雲とともにゆったりしている
ケンタローそのものなんですよね
ケンタローの生き様なんですよね
同時にこれからもそうあって欲しい
そんな願いを込めて「水」にしました
いかがでしたか？
時間の関係で番組では語らなかったこと
でもどちらかといえば一番語りたかったこと
番組が終わってからゆっくり二人に伝えたこと
今日は「文字」によりブログでお伝えしました
いよいよ今週がふたりの最終回
FM87.0mh RADIO MIX KYOTO
『SPLASH MIX KYOTO 金曜日』
生放送は17:00から始まりますから
生放送は29日(金)17:00-17:54
再放送は29日(金)21:00-21:54
さらに31日(日)18:00-18:54
再放送もあるのでお聴き逃しなく
良かったらふたりに応援メッセージ
ドンドンガンガンバッキュンバッキュン
送ってやってください！！！
放送はコチラから可聴出来ます▶▶▶
今日も読んでくれてありがとう
ほいじゃまた！！
