小沢健二 「毎日の環境学」 | DJ tamaのCDラック ~6000枚の中からchoice!

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溜まりに溜まった約6000枚ものCDを中心に、1枚1枚紹介していこうと思います。ひとまずは、がんばって1日に1枚のペースで書けたらいいなぁ。


Ecology Of Everyday Life 毎日の環境学/小沢健二
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実に約4年ぶりとなる小沢健二、5枚目のオリジナルアルバム。このアルバムには、もはや“オザケン”はいないよね、れりゃそうだ、もう38だ。


で、今作の驚きでもあるのが、全曲インストで構成されているという点なんだよね。もう言葉は要らないということなんでしょうか。音だけで感じ取ってくれというメッセージが含まれているんでしょうか。小沢健二、やはりこの人は一味もふた味も違う。


今までのリスナーならば、やはり小沢健二特有の歌詞にも期待したいところだったんだけれども、文字を一切排除したことで、より明確に音に集中し、小沢健二の音としてのの表現が伝わってくる。まぁ、タイトルからは小沢健二の哲学的センスが出ていますがね。


で、曲のほとんどを小沢健二自身が奏でている点にも注目か。彼自身の演奏によって、より小沢健二的な音として届けられている。


だからこそ、前8曲というやや少なめな曲数にもまったくもって物足りなさを感じさせない。

実は今作のアルバムにも影響を与えているという前作「Eclectic」を経て、たどり着いた作品なだけに、より一層深くなった小沢健二の作品として、感じ取ることの出来る1枚だ。さて、次はあるかなぁ?