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前TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band
-R.Johnson- Rhino / Elektra 8122 798434 0
N 暑いよー。臍曲りは「4日の方が暑かった」と言います。確かにこの日は暑
かった。数ヶ月ぶりに早起きをして近所の公園まで行ったのですが、陽なた
の暑さと言ったら、もうありませんでした。帰りは日陰を選んで歩いた位で
す。昨日も暑かったですね、ほんとうに。ミーディアは大喜びで伝えていまし
た。「暑い」ってね。こういう現象はきっと有難いんでしょう。天災ですか
ら犯人を特定する必要もないですからね。
ところで先週レイ・チャールズお届けした際に「『バステド』と同じく・・・」と
いうような事を言っていましたが、新譜の「バステド」はまだお送りしていま
せんでした。ですから今朝はその新譜から参りましょう。
レイ・チャールズとカウント・ベイシー・オーケストラです。
M01.Basted(2’34”)レイ・チャールズ
-H.Howard- BSMF 7723
N 「バステド」、レイ・チャールズでした。では、1963年のオリジナルです。
M02.バステッド(2’34”)レイ・チャールズ
-H.Howard- イーストウエスト / ワーナー AMCY-6160
N 今回の新譜はさすがカウント・ベイシー楽団、バック演奏はアトランティック時代のものに近
いですから、ABC時代に唄った名曲もレイ本来のR&B調です。先週の「愛さず
にいられない」は、正にブルーズでしたね。1973年と言いますとベイシーもまだ
健在でピアノを叩いていた頃です。この響きはレイ・チャールズがそのままカントリーの世
界に入って行かなければレイ・チャールズがアトランティックで試していた音かも知れませ
ん。レイがアトランティックからABCに移籍した時、最も傷ついたのはアーメット・アーティガン
だったでしょうが、我らがブラザー・レイはもっと広いところで唄いたかったの
でしょう。そして1960年にこのヒット曲でその願いは果たされました。
M03.Georgia On My Mind(4’38”)レイ・チャールズ
-H.Carmicael, S.Gorrell- BSMF 7723
N 「我が心のジョージア」レイ・チャールと無名時代のパティ・オースチンがいたというレイレッツ
を従えたカウント・ベイシー楽団の新譜からお届けしました。
さて先週の積み残しを、もうひとつお聞き下さい。
M04.Summertime Blues(2’49”)T.Rex
-Cochran, Capehart- Universal 493 485-2
N はい、T.レクスの「サマータイム・ブルーズ」です。もちろんエディ・コクランのオリヂナルです。
この間のW大軽音学クラブの色が濃かった小出斉のお別れ会の最後の方に、異
色なロッカーが出て来まして、吾妻光良とは仲が良かったみたいですが、わたし
は誰なのか分からずに居りました。その人間が唄ったのはなんと「サマータイム・
ブルーズ」だった事もあって、これから暑い夏が来るので、エディ・コクランを用意
していたのですが、時間の都合その他で積み残しとなりました。
今朝はエディ・コクランをじっくり聞きましょう。
M05.サマータイム・ブルース(2’00”)エディ・コクラン
-Cochran, Capehart- 東芝 TOCP-500118
M06.サムシン・エルス(1’46”)エディ・コクラン
- Cochran, Sheeley- 東芝 TOCP-500118
N 名盤『リズム、カントリー・アンド・ブルーズ』に収められて、この国でも一躍知られ
る存在になった「サムシン・エルス」。リル・リチャードがキョーレツでしたね。このトラックだけ
モノーラルでオシロ・スコープの一直線が非常に新鮮でした。
次もいいですよ、「スリー・ステップス・トゥ・ヘヴン」。
M07. スリーステップス・トゥ・ヘヴン(2’25”)エディ・コクラン
-Cochran- 東芝 TOCP-500118
M08. ジニー・ジニー・ジニー(2’24”)エディ・コクラン
-Page, Motola- 東芝 TOCP-500118
N これは鈴木やすしが唄ってるのを聞いた事があります。モップスもロックンロール・リ
ヴァイヴァーを標榜した時に「ジェニジェニ’70」という題名でカヴァしましたね。オリヂ
ナル・タイトーはもうひとつ「ジェニ」がついて「ジニー・ジニー・ジニー」です。知らな
かったな。
M09. バルコニーに座って(2’01”))エディ・コクラン
-Dee- 東芝 TOCP-500118
N これがエディ・コクランをこの国で有名にしたヒット曲です。いつか大昔にお届けし
たブルーチアーの日本での一枚目のシンゴー盤が「サマータイム・ブルーズ」でその解説に「
れは『バルコニーに座って』のヒットで知られるエディ・コクランのオリヂナルだ」と書かれて
いたのを覚えています。誰が唄っていたのか知りたいですね。
さてまた先週のお話しになりますが、ペタシさんに意外と受けが良かった5
曲めの「宝物」のメイ・シモネスの住んでいるところが「X」になっていました。
これは最後にちゃんと入れようと考えていたのに忘れてしまいました。住ん
でいるのはミシガン州アナーバーです。済みませんでした。ではお詫びとして、彼女
の参加していたグループ、ローズ・ウッドの「インタステイト」をお送りしましょう。
M10.Interstate(4’52”)Rose Wood
-M.Simones, E.tschirhart- Neutral Zone YOR-29
M11.ブーム、ブーム(3’19”)アニマルズ
-J.L.Hooker- 東芝 TOCP-71424
M12.I Put A Spell On You(3’00“) The Animals
-J.Howkins- Repertoire REP-5167
N これはスパイダーズがカヴァしたというアニマルズの「ブーム、ブーム」です。元歌はも
ちろんジョン・リー・フッカー先週ご投稿を頂きました。そこに書いてありました。
この時はギターがアンディー・サマーズではなかったかな。後にポリースのメムバになった
あの人です。
続けた「アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー」は最後のコーラスの後半が滅茶苦茶で
す。ギターとかドラムズ、ベイスなどはもうヤケになってますね。よく唄っていられ
るなあ。きっとこれは録音中のモニターがちゃんとしていなかったのでしょう。
きっとメムバは何を演奏しているのかも分からなかったんじゃないかな。それ
でもちゃんと終われたのは奇跡です。
さて先ほども名前の挙がったザ・フーですが、この間古い友人たちが集まっ
た時にある女性の名前が出ました。残念な事に、彼女の近況を知っている人
はその時そこに居ませんでした。わたしも3年くらい前に渋谷で会ったきり
です。ソウルミュージックが大好きで、それが縁で仲良くなったのですが、突然フーに
狂ってしまったのです。これは今もみんなの七不思議のひとつです。彼女が
くれたCD-Rが出て来ました。そこから「キッズ・アー・ オールライト」を行きましょ
う。
M12.キッズ・アー・ オールライト(2’45”)ザ・フー
-unknown- unknown
M13.ユー・シュック・ミー(6’27”)レッド・ツエッペリン
-Dixon- ワーナー 32XD-520
N 7月1日に友人の某英国人が東京に来て50年だというんで、それをお祝いする
集まりが有りました。その場では彼のこれまでの功績などが語られました
が、長い間続いているNHK-FMの「ウイークエンド・サンシャイン」では、かつて嫌いなリ
クエストにお応えするという企画があったそうです。そこでヤリ玉に上がったのは
当然レド・ゼペリンです。わたしも彼もこのグループが大嫌いというのは同じです。
それで仲が保たれているのかも知れない。でもね、リクエストだから何か届けなきゃ
ならないという事になって回したのが3枚目からの「移民の歌」だったそう
です。
これは意外だったな。わたしはてっきりウイリー・ディクスン作の「ユー・シュック・ミー
だと思いましたのよ。最後のところのギターと唄の掛け合いを真似してたら、
父親が「イサオは何をやってるんだ」と不審に思ったあれです。
その後で「ご歓談下さい」のBGMにバリー・ホワイトの「愛のテーマ」が流れまし
た。これも意外だったな。ではその弦の編曲を担当したジーン・ペイジの「サテン・ソウル」をどうぞ。
M14.サテン・ソウル(4’23”)ジーン・ペイジ
-B.White- ワーナー WPCR-28113
M15.Money(2’37”)Barret Strong
-B.Gordy- Motown 374636312 2
M16マネー(2’55”)ザ・ビートルズ
-B.Gordy- 東芝 TOCP-7140/53
N 新札発行、渋沢栄一の一万円札で盛り上がってる世相に一喝。バレット・ストロン
グとザ・ビートルズの「マニ」でした。今更ですけれどこのジョンは凄いですね。
本気で叫んでる。
よくギャランティで揉めた時にわたしは最後の条件を相手に提示して、「これで良
ければ、いま現金で払うよ」というのが最後の手でした。そうすると、大抵
が解決するんです。昨今クレジット・カードが優勢で世間では「キャッシュ離れ」とか言
っていますが、やはり「現金」の説得力にはまだまだ敵わないようです。「
現ナマには手を出すな」という古いフランスのギャング映画も見ておきたいですね。
さて先週と同じように今週もエルモ・ジェイムズで締めましょう。
今週はまず「シェイク・ヨ・マニ・メイカー」これをロドニー・クロウウェルで。そして「ミーン・ミス
トリーティング・ママ」こちらはウエイン・ヘインズとビリー・ギボンズ、ミッキー・ラファエルです。そ
して「ハワイアン・ブーギー」はチャック・E・ウエッシズ、まずは3曲続けてどうぞ。
M17.Shake Your Money Maker(2’32”) Rodney CRowell
-E.James- ウルトラバイヴス SYS002
M18.Mean. Mistreating’ Mama(5’52”)
Warren Haynes With Billy Gibbons & Mickey Raphael
-E.James, B.Robertsonウルトラバイヴス SYS002
M19.Hawaiiann Boogie(2’24”)Chuck E. Wessis
-E.James- ウルトラバイヴス SYS002
M20.Shake Your Money Maker(2’23”)Elmore James
-E.James- NOT3CD149
M21.Hawaiian Boogie(2’20”)Elmore James
-E.James-
M22.Dust My Broom(2’43”)Elmore James
-E.James, R,Johnson- CHARLY SH A J 722 CD
M23.Happy Home(2’45”)Elmore James
-E.James- NOT3CD149
後TM Born In Chicago 「アサー」入り/ Paul Butterfield Blues Band
-N.Gravenites- Rhino 8122 798434 0
N 最後のエルモは「シェイク・ヨ・マニ・メイカー」、「ハワイアン・ブーギー」、そしてご存知「ダスト・マイ・ブルーム」最後に聞くのは数年ぶりの「ハッピー・ホーム」でした。
今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。
https://7.gigafile.nu/0713-da80194c96a850514494a4e9716e611a3
ダウンロード・パスワードは、いつものようにありません。
使用音楽素材図絵は、ここです。
https://7.gigafile.nu/0713-c31d6a07dfff7b68368191bdbbc1703e4
ダウンロード・パスワードは、同じく「なし」。
共に7日間の限定ですのでお早めに。
今朝も、ちょうど時間となりました。
こちらは、https://ameblo.jp/djsawada よろしくお願い致します。
どんなコメントでも受け付けています。どうぞご自由にご投稿下さい。
エックスのhttps://twitter.com/hashtag/blues761?f=live も便利です。お好き
な方で構いません。聞いているだけのあなたも、是非どうぞ。とは言え、
未だにわたしはすんなりとエックスに入れず人に見せてもらっているのです。
「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。今朝も首都圏で9人のあなただけ
に。そして全国で9500万人のあなたにも、アサーです。もう明るいですよ。
※【幻】告知専用X アカウントがあります。 フォローお待ちしています。
◆X ➡ mornin_blues @BluesMornin
( https://twitter.com/BluesMornin?s=20 )
◆X(旧Twitter) ➡ 鷲巣功【本人]@Isao_Washizu