澤田修ブログ

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ラジオDJ、ナレーター、音楽ライター、肉好き男、
澤田修のブログ

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TM: Walkin' Blues(番組特製「夜に近いアサー」入り)

Paul Butterfield Blues Band -R. Johnson-

Rhino / Elektra  8122 798434 0

 

N     ハイ、いつもようにワツシイサヲです。この国のシンガ=ソングライタと言えば、代表格がよしだたくろうですか。あ、例が古くて済みませんね。かつてはシンガ=ソングライタという言葉もなくて自作自演歌手と呼ばれていました。それとは違って歌を唄う事 一本で勝負する人もいますね。

 この人もそんな一人です。鈴木幸治が唄います、「クリスマスの憂鬱」。

 

M01.クリスマスの憂鬱(4'07")ハワイ・ファイヴ・オウfeat. 鈴木幸治

-I.Washizu-  ヴィヴィド / ワツシ WAZCD-005

 

N そしてこちらは、自作自演歌手の祖とも言える荒木一郎です。女優荒木道子の息子だったので、文学座に入って創立当初の日本放送協会に貢献してたそうです。わたしにはその記憶がありませんがね。

 ニッポン放送の帯番組「星に唄おう」で人気を集め、その後ビクターから出したシンゴーがこれでした。

 

M02.空に星があるように(2'53")荒木一郎

-I.Araki-  ビクター VDR-25188

 

N音楽の方が彼には似合ってたみたいです。当初から伴奏のエレキバンドを率いていましたし、同時代の加山雄三が同じように自作自演といっても歌謡曲ベッタリリだったのに比べると、荒木一郎には新しい「ロック」の匂いがしました。楽曲も洒落たものばかりで、彼に異国情緒を感じた方達も多かったでしょう。

 ではそんな一曲です、「今夜は踊ろう」。

 

 

M03.今夜は踊ろう(2'50")荒木一郎

-I.Araki-  ビクター VDR-25188

 

M     エレキバンド編成で奏でられた「今夜は踊ろう」いかがでしょうか。次はわたしの心にしっかりと残っている唄です。この頃わたしは「学問ノススメ」で有名な福澤諭吉の孫かなんかで、職業はトヨタのレイシングドライヴァ、ヨーロッパ調のセンを狙っていたエドワーズという男性服飾メイカーでコンサルタント的な仕事もしていた福澤幸雄という男を意識していまして、その男の母親が確かギリシャ人だった事も影響している

かも知れません。何れにせよ下らない個人の遠い思い出です。

 兎に角わたしはこの歌でギリシャのイメイヂを明確にしたのです。ただ、服部克久の編曲はマリアッチというその頃台頭していた中央アメリカのサウンドでした。

 

M04.ギリシャの歌(2'09")荒木一郎

-I.Araki-  ビクター VDR-25188     

 

N  この間のテレビで荒井由実の「12月の雨」が流れていました。担当者としては、ひねりにひねった選曲のつもりなんでしょうが、わたしには「12月」と来ればこちらもあるのです。

 

M05.12月の雨の日(3'28")はっぴいえんど

-T.Matsumoto, E. Ohtaki- ポニー PCCA-50021

 

M07.Yo're Sixteen(2'58")Rigo Starr 

-R.Sherman, R.Sherman-   RYKO  MA 101970

 

N      先々週に聞いて貰った珍しいお葬式の音楽集、ヌーオーリンズの本物のセカンドビートを詰め込んだアルバムでした。その翌週に同じレコード屋で出会ったのがこのリンゴ・スターの実況録音盤で、そこにダクタ・ジョンがこの歌「歩け歩け(アイコアイコ)」を演ってるのに何かいい予感がしてそのままカウンターに直行して手に入れました。いつも外れてばかりのわたしの予想が、ここではまた大当たりでした。ダクタ・ジョンはこのヌーオーリンズの国歌のような「アイコアイコ」をこんなに気持ち良さそうに演ってるのを聞いた事がありません。他のはどこか義務的でね。この時はよっぽど状態が良かったのでしょうかね。と、その前にジョニー・バーネットの出世作でありショウの主リンゴのヒット曲でもある「ヨウ・シクスティーン」をお聞きいただきました。

 さあ、本物のセコンドラインが気持ち良い「アイコアイコ」です。

 

M09.Iko Iko(6'10")Dr.John 

RYKO  MA 101970

 

N     わたしのお葬式はどんな風にしようか、と最近はよく考えます。結局はランキン・タクシーのスカの名曲「僕のお葬式」みたいにその夜限りの馬鹿騒ぎになってしまうでしょうね。みんな来てくれるかなぁ、というのがとても心配なのです、実は。もしそこでこんなにご機嫌なセコンドラインが出来たらば死んではいられませんね。棺桶を無理に開けて、人生最後のビートを楽しみます。

 さてリンゴのショウはこんな具合に全員がリラックスして、伸び伸びと演奏をしています。これもリンゴの人柄によるものでしょう。・・・・・・・

 その主がアルバムでも採り上げていた「ノー、ノー、ソング」そしてジョージと作った「思い出のフォ都グラフ」です。

 

M08.No, No, Song(3'18")Rigo Staar   

-H.Axtonn, D.Jackson-  RYKO  MA 101970

 

M10.Phograph(4'20")Rigo Staar

- R.Staar, G.Harrison-  RYKO  MA 101970

 

N      これは本当に伸び伸びとした良い演奏ですね。リンゴも大分興奮してますね。最後の「ありがとう」にそれが現れています。演奏家同士がお互いを尊重し合う、共同作業の大原則が見事に実現していました。

 

M11.How I Hate To See Xmas Come Around(2'48"

-A.Potrick, L.White-  Fantasic Voyage  FVCD079

 

Nクリスマス期のこの番組の定番が聞こえて来ました。もう何年間も懲りずにお届けしています。ジミー・ウィザスプーンの「どのくらい俺がこの時期に嫌な思いをするか」です。かつては25日になると、昨晩の喧騒は何処へやらといった感じでレコード売り場にも白々しい雰囲気が漂っていたものですが、昨今はそれと異なっていますね。クリスマスのレコードも一年中あるみたいだし。わたしもその種の売り場を覗いて、集めていますよクリスマスのレコードを。わたしはキリスト教の信者ではありません。自分では仏教徒のつもりですし、キリスト教を恐ろしく思っています。みんなも唐揚げ食って飲んで騒がず、一度考えてみて下さい。とどのつまりはお金を使わされているのですよ。

 それなのに何故クリスマスのレコードを買うのか、これにはそう簡単にお答えが出来ません。今のところはノヴェルティ音楽の延長ということにしておいて下さい。こういうものは沢山の音源を集めたコムピ盤が数種類あればいいのです。基督教徒

じゃないんだしね。

 

M12.Sledge Ride(1'50")Lloyo Glen 

-G.Osser-  Fantasic Voyage  FVCD079

 

N  先程の主張にぴったりの盤を見つけたのですが、音が飛ぶんです。残念ながらこの盤を使ってお届けは出来ないので、ジミーの盤からです。「そりすべり」という題名を見つけたのでそれを選びましたが、わたしの好きなアレではありませんでした。神経質な「橇あそび」ですね。

 

M14.White Christmas(2'38")The Ravens

-I. Berlin-  Fantasic Voyage  FVCD079

 

N ヴォーカル・グループなら一度は唄う「ホワイトクリスマス」です。さまざまなグループの

お手本はこのレイヴンズでした。これは貴重ですよ。

 

M15.Merry Christmas,Baby(2'53")Charls Brown   

-Baxter, Moore-  Suchesse  CD352091

 

M16.Merry Christmas To You(3'55")              

-R.Bass、A.L.Davis-  Masterworks 88875 00347 2

 

Nタージ・マハルとアラバマのブラインドが一緒に唄ってます。古酒の味わいですね、裏声の使い方は今は亡きイムプレッションズのカーティス・メイフィールドに似てますね。

Mクリスマス・イン・マイ・ソウル(7'02")ローラ・ニーロ

 

クリスマスはお家で(7'02'')ザ・カーペンターズ
 

M19.Can I Make A Last (4'11")山内テツ                

-B.Scaggs-  P–ヴァイン PCD-1589

 

N     山内テツが亡くなりました。ヨーロッパから帰って来て溝ノ口に住んでたところまでは知ってます。彼はフェイシズのベイス奏者を務めました。その前もフリーのメムバーたちとうまく演ってました。彼こそは日本のロック界が生んだ英雄です。武道館のフェイシズ公演を観ても何の違和感もありませんでした。ただロック好きな一人の男としてそこにいました。「ききょう(帰郷、桔梗?)」というアルバムは深い奥が

ある素晴らしいものでした。でも成功はしませんでした。山内テツの才能をこの国では行かせなかったのです。これは大いに恥じていい事です。ヨーロッパのロック界に長く居たせいもあって多少はオクスリとも無関係ではなかったでしょう。録音ステューディオでの奇行は聞きました。でも誰もテツが何故そうならざるを得なかったかを

考えてあげられなかったのです。独りよがりな音楽が10年続くのでしょうか。

 お届けしたのはテツが瀬川ヒロシらと遊んだアルバム『フレンズ』からボズ・スキャッグス作の「キャナイ・メイク・ア・ラスト」でした。

 

M20.Boogie On Reggae Womann(5'13")Stevie Wonder      

-S.Wonder-  ユニバーサル  UICZ-1070/1

Nこれはスティヴィー・ワンダーがジャメカ体験をして感動して作った「ブーギー・オン・レゲ・ヲーマン」わたしはスタッフのモントルーでの舞台実況を聞いてすぐ好きになりました。

ちょうど仕事に就いたばかりの頃でしたか、ポピュラー音楽の世界は、例の2枚組『キイ・オヴ・ライフ』が引っ張りダコでした。でもソウル音楽を熱心に聞いている人達にはあまり関係がなかったのも事実です。一人で何でも出来るマルチ・プレイヤーとしての側面が強調され過ぎているような気もしました。でも今では音楽なんて人間のやるものではないようでもあります。

 あるソウル音楽通が「俺でもスティーヴィーは『迷信』以降だ」と言ったことがあります。その通り。あの頃のスティーヴィーはマイルズ・デイヴィ図のようでした。でもねわたしには一番ダメだったあの頃の

スティーヴィーのシンゴー曲がやたらと懐しいのです。

 そんな訳でパッとしなかった頃のスティーヴィーを聞いて下さい。

 

M19.I Was Made To Love Her(2'35") Stevie Wonder       10

-S.Wonder-  ユニバーサル  UICZ-1070/1

 

M20.Yester Me, Yester You, Yesterday (3'04")Stevie Wonder      12

-S.Wonder-  ユニバーサル  UICZ-1070/1

クリスマスのレコードを

Nこの歌スティーヴィーの語りが入っていたような覚えがありますが、これでは聞けませんでした。どなたか同じ記憶のある方、ワツシまでご連絡を下さい。

 そして最後が「心の愛」です。これを初めて聞いた時は流石のワツシも唖然でした。周りでも「なんでこんなチイチイパッパをスティーヴィーほどの人が・・・」、という声が圧倒的でした。

 

M21.心の愛(4'22")Stevie Wonder                            19

-S.Wonder-  ユニバーサル  UICZ-1070/1

 

1:16'06"

後TM : Born In Chicago (番組特製「アサー」入り)Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino / Elektra  8122 798434 0

  

N  今朝の特別付録、音声は下記の場所です。

   https://121.gigafile.nu/1226-dc19c81256b3005e382c263f7dcb5a528

   そして、今朝使用した音楽素材の写真絵図はこちらです。

    https://115.gigafile.nu/1226-b457871e13144125e54c1a6719eef4586

   共に今日から6日間なら自由に落とせます。また、面倒なパスワードも

   ありませんよ。

  さて、今朝も、ちょうど時間となりました。

  こちらは、https://ameblo.jp/djsawadaの間借り人ワツシイサヲです。 よろしく

  お願い致します。どんなコメントでも結構です。受け付けています。どうぞご

  自由にご投稿下さい。

  エックスのhttps://twitter.com/hashtag/blues761?f=live も便利ですね。お

  好きな方で構いません。聞いているだけのあなたも、是非どうぞ。

 

  「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。今朝も首都圏で9人のあなただけ

  に。

  そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。遅れて来ているコロナにはご用

  心、ご用心ですよ。アサー。

 

 

※【幻】告知専用X アカウントがあります。 フォローお待ちしています。 
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