Mb240420
前TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band
-R.Johnson- Rhino / Elektra 8122 798434 0
N 先週7年も使ったPCを最新型にしまして、新規一心ですが、このPC、ちょ っと調子が良く無いなあ。思ったほど新しくなってないみたいです。通信環
境も、やっと以前に戻りましたけど、悪質な乗っ取りメイルは続いています ね。人類の限界かな。いや、そんな事はないでしょう。 今朝は、まずこの歌からです。先週「今朝お届けします」って約束しちゃ ったからね。リクエストも頂きました。どうも有難うございます。 これです、「私がケメ子よ」松平ケメ子。
M01.私がケメ子よ(2’30”)松平ケメ子
-K.Yanagiya,T.Ui,T.Hagiwara- 東芝 TOCT-10935
N 「私がケメ子よ」でした。作曲の萩原哲晶は、クレイジイ・キャッツをずっと担当し ていた人です。どちらかと言えば控え目で真面目な人なのに「可笑しい音楽 を作りたい」なんて言ってたらしいんですね。その思いは見事に形になって ます。その頃はやっていた歌謡曲の題名をうまく盛り込んだ言葉もなかなか よく出来てます。ちゃんと聞いたのは、わたし今回が初めてなんですが。 それは兎も角、うっかりしてました。先週はちょうど4.13だったのにね。
もうあれから49年か。早いなあ。あの日比谷野音では殆どが慣れ親しんだ歌 ばかりでしたが、これはそこで初めて聞いた歌です。一緒に行ったわたしの 当時の子分筆頭格の友達に教えてもらいました。奴も、もうこの世にいない のですが・・・。それほど昔の事なんですね。 その歌はこれです。キャロル「変わり得ぬ愛」
M02.変わり得ぬ愛(3’36”)キャロル
-Y.Okura, E.Yazawa- PHCL-3031
N 確か、後期の何かのB面になってました「変わり得ぬ愛」です。ステューディオ録 音仕様はこちらです。内海利勝のスライド・ギターが冴えまてますね。
M03.変わり得ぬ愛(3’30”)キャロル
-Y.Okura, E.Yazawa- PHCL-3032
N 「変わり得ぬ愛」キャロルでした。これもハギリョウさんからご希望を頂いていま した。どうも有難うございます。今どき「4.13」なんて言っても通るのは この「幻」だけでしょう。ハギリョウさん、この歌は「ジョニーからエーちゃんへの ラヴコール」と言ってます。その通りです。エーちゃんはグループ活動が軌道に乗る とメムバの誰とも口を聞かなかったんじゃないかな。ま、彼の事ですから素人 のわたしなんかには分からないところでしょうが、そんな気がしますね。
M04.カックン・ルンバ(2’58 ”)由利 徹、南 利明
-Y.Matsui, T.Ohmi - 東芝 TOCT-10935
N これは由利 徹の「カックン・ルンバ」です。わたしは知りませんが、「カックン」と いうのは脱線トリオ時代の由利 徹の、だいぶ流行ったギャグらしいですね。そこ
でウケを狙って安易に便乗した流行り歌があったのも、わたしは知らなかっ た。勉強不足で済みません。 これは東芝の『笑タイム』というコムピ盤に収録されていたものです。先日、中 古盤屋で目にしまして、ちゃんと聞いた事ないのが沢山あったので即、購入 しました。アナログからディジトーへソフトウエアが変わる時代に出されたCDでしょう
が、貴重ですね。発売が2003年になってました。 そもそも、こういった音楽はその頃のシンゴー盤として、消費されるものでし た。鑑賞の対象ではなかったのです。出す人も今の由利 徹みたいに音楽へ の志なんかあるはずがない人ばかりですから、LP制作は無理です。となると 忘れ去られるだけですから、この盤は貴重です。お分かりでしょうか。
M05.帰ってきたヨッパライ(3’21”)ザ・フォーク・クルセイダーズ
-T.F.P. Gang, K.Katoh- 東芝 TOCT-10935
N この歌が音楽界に与えた影響も大きかったですね。京都のフォーク・ソング愛好 者たちのサークルが作った「帰ってきたヨッパライ」です。関西の深夜 / 早朝ラジオ放 送で火が付いて、最後には日本中を一色に染め上げました。この頃はテープの 早回しを使えば、「アングラ」「サイケ」でしたからね。「アングラ」は「アンダグラウン ド」、「サイケ」は「サイケデリック」の略です。最近では当たり前になっているディ ジトー画面を写真に撮る事を「スクショ」と呼ぶのと同じようなもんです。こうい う最先端の電気技術を導入すると即ち「アングラ」「サイケ」で、時代の最前線に 出られたのです。
M06.じんじろげ(3’18”)森山加代子
-F.Watari, H.Nakamura- 東芝 TOCT-10935
N こちらは61年の「じんじろげ」、森山加代子です。今もって意味の分から ない言葉が常に新鮮です。中村八大の作曲とは知らなかったな。あの人は「 上を向いて歩こう」で全米一位の記録をも持っているのに、こういうトボケた ものを割と得意としてました。あの「笑点」の主題歌も八大さんですよ。 しかしながら一体どういう歌ですか、これは。
M07.アッと驚く為五郎(3’22”)植木 等、ハナ肇とクレイジー・キャッツ
-H.Kouno, Y.Miyagawa - 東芝 TOCT-10935
N アルバム『笑タイム』からは最後にクレイジー・キャッツです。これはあまり聞かれる事 もないですね。作者が「青島-萩原」ではないからでしょうか。彼らのキャリアの 中でも比較的地味な作品です。「アッと驚く為五郎」というのはこの国の戦後 を支えた麻雀をやってる時に突然自分ところににツキが回って来るとこの叫び をハナ肇がいつも挙げたというところから来ているようですが、わたしは 奥が 深くて面白いと言われる麻雀を知らないので、何とも言えません。面白いら しいですよ、本当に。特にお金がかかって来るとね。
M08.ドリーミン(2’19”)Johnny Burnette
-De-Vorzon, Ellis - ONE WAY DAY2CD108
N 皆さんは「ジョニー・バーネット」という唄い手をご存知でしょうか。北米で1950 年代に活躍した人です。彼の代表曲は今の「ドリーミン」という歌らしいのです が、わたしは全く知りませんでした。知っていたのは、この歌でした。
M09.You’re Sixteen(1’58”)Johnny Burnette
-Sherman, Sherman- ONE WAY DAY2CD108
N ジョニー・バーネットといえばこの歌でしょう。リンゴ・スターも唄っていた、映画「ア メリカン・グラフィティー」で知られるようになった「ヨー・シクスティーン」です。どこの場面 だったかな、忘れちゃった。彼についてはこれしか知りませんでしたが「ロカ ビリー・ファンに凄い人気がある」と聞いていたのです。何よりも名前がカッコいい でしょう。それで気になってたんです。その気になればLPぐらいは有ったで
しょうが、巡り会えずに何年も過ぎましたが、この間2枚組のCDを見つけ て、手に入れました。そして初めて代表曲の「ドリーミン」を聞いた、という訳 です。
M10.Kaw-Liga(2’18”)Johnny Burnette
-Rose, Williams - ONE WAY DAY2CD108
N これは「コラージャ」という彼の歌です。主旋律のビートでお分かりのようにアメリ カ・インディアンの物です。歌詞にもアメリカ・インディアンは出てきましたね。思うにジョニ ー・バーネットは、1950年代に大挙出てきた田舎の唄うたいのひとりで、「ヨー・シ クスティーン」が映画で有名になってしまった人のようです。このCDも1枚目と2枚 目では収録されている音楽の性格がはっきり違います。1枚目はその辺に大勢 いたビート音楽好きの域を出ていません。彼が慣れ親しんだブルーズ音楽を基本 とする南部白人の音楽ですね。それが2枚目となると媒体への影響を考えて、 カントリ音楽を歌うようになります。例えばこんな歌もリパトワにしていたようです。
M11.I Really Don’t Know(2’05”)Johnny Burnette
-Robertson, Barns - ONE WAY DAY2CD108
N 前田武彦に「三日前のハムバーグ」と呼ばれた菅原洋一でこの国でも有名に なった「知りたくないの」です。これには驚いたな。 では1枚目から彼が子供の頃に夢中だったブルーズを聞いてみましょう。 「ザ・トレイン・ケプト・ローリン」、ロカビリアンのジョニー・バーネットです。
M12.The Train Kept Rollin’(2’16”)Johnny Burnett
-Bradshaw, Mann, Kay- ONE WAY DAY2CD108
N さて、似たような唄い手がもうひとりいました。アトランティックの創立期に貢献 したボビー・ダーリンです。この人の正体もわたしは分かりませんで、古希を迎 えてしまいました。アトランティックの初期に深く関わっていたのは知っていました が、実際にどういう人だったのかは分かりませんでした。 ただしわたしの推測ではもう少し実体が見えてました。ボビー・ダーリンは田舎 者ではなく、都会の人間なのですぐ側にフランク・シナトラというお手本がいまし た。アトランティック・レコードを興したアーメット・アーティガンも自分のレイベルがこんなにも R&Bで成功するとは考えておらず、白人の黒人音楽好きを刺激すれば上出 来、くらいの考えじゃなかったかな、と思うんです。ですから、ボビー・ダーリンのような黒人音楽をきちんと理解できる白人歌手はとても大事だったので はないでしょうか。 もちろんシナトラをお手本にしていた位ですから唄は下手であるわけがありま せん。エラフィッツジェラルドのアドリブで知られるベルリンのライヴも「マック・ザ・ナイフ」は ボビーのを聴いていて採り上げたのが分かります、特に終わり方はおんなじで すね。 ではそのボビー・ダーリン、名刺がわりのヒット曲「スプリッシュ、スプラッシュ」と、今 お話に出たばかりの「マック・ザ・ナイフ」をコパカバーナでの実況録音でどうぞ。
M13.Splish Splash(2’12”)Bobby Darin
-B.Darin, J.Murray- mcps RGMCDO59
M14.Mack The Knife(2’58")Bobby Darin
- M.Messer, K.Weill- mcps RGMCDO59
M15.Jazz Phunk Soul Food(5’08”) Plunky & Oneness
-J.Plunky Branch- Name 9961
N ボビー・ダーリン、良かったですね。彼のお話はこれからも続きますので、お 楽しみに、どうぞ。 さてコパカバーナでの実況から混乱気味に始まったのは、プランキーとワンネスでし た。この人はしばらく前にザップ/ ロジャーのような音楽を生でやっていて、変 わった演奏家だな、と思った事があります。まさか誰も知らいなだろうと想 像していたのですが、周囲の人間が彼等をちゃんと聞いていたのにも少々驚 きました。最近、ファンク以降の器楽中心音楽をいい装置で聞く機会があったの で、そのおさらいをここでしてみましょう。まずは今のプランキーの「ジャズ、ファ ンク、ソウル・フード」でした。 続けて伝統的な3人のオルガン・トリオの形で新境地を目指すソウライヴの「キャノンボー ル」です。
M16.Cannonball(5’40”)Soulive
-E.Karasno- Blue Note 7243 5 27936 2 4
M17.Love On The Run(5’45”)Galactic
-unknown- Capricorn 314 558 842-2
N ソウライヴ「キャノンボール」に続けましたのは、サクスフォンが2本のギャラクティクで「ラーヴ・ オン・ザ・ラン」でした。やっぱり生の人間エンヤコラ・リズムはいいですね。なんか 興奮してきます。
M18.ボーン・トウ・ビー・ブルー(7’45”)ジェームス・カーター
-M.Torme, R.Wells- イーストウェスト AMCYー1137
M19.今はもうだれも(3’38”)ウッディ・ウー
-T.Satake- コロムビア 2CD-450(GES-14906/7)
N お聞き頂いたのはサクスフォン奏者ジェイムズ・カーターの「ボーン・トウ・ビ・ブルー」で した。これは唄い手のメル・トーメが作った有名曲という事なんですが、ジェイムズ はかのコルトレインの事を考えて吹いているんじゃないか、と思えてなりません。 続いてはウッディ・ウーの「今はもうだれも」でした。これはある歌が欲しくて 買ったコムピ盤に入っていました。谷村新司のアリスで知られるようになりまし たが、原曲はこちらです。わたしといたしましてはもう少し録音に手間暇を かけて欲しかったですね。唄は兎も角、楽器が下手過ぎる。
さて、次はお馴染みのサム・クックです。しかしこれは出所不明の音源です。 RCAでポップ歌手として始めたサムの初期の吹き込みにはいろいろと疑問がつ きますが、何曲かには明らかなオーヴァ・ダブが加えられています。これからお 届けする名唱はそれが完成する前、つまりオーヴァ・ダブ以前の素仕様がある ようなんです。 どのような経路と過程で流出したかは不明ですが、サムの唄であるのには変 わりがありません。まずは分かりやすい「アイル・カム・ラニン・バック・トゥ・ユウ」から聞いてみて下さい。
M20.I’ll Come Running To You(2’10”)Sam Cooke
-S.cooke- Pegasus PGD CD 052
N どうですか。違うでしょう。最初のコーラスからのハーモニーが入っていませんね。 次は有名な「ラヴァボー」。
M21.Lovable(2’25”)Sam Cooke
-S.cooke- Pegasus PGD CD 052
M22.That Lucky Old Sun(2’18”)Sam Cooke
-unknown-Pegasus PGD CD 052
M23.Peace In The Valley(2’45”)Sam Cooke
-trd.- Pegasus PGD CD 052
後TM Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band
-N.Gravenites- Rhino 8122 798434 0
N ソロになってポップ歌手として出直すきっかけになった「ラヴァボー」の次は久保田真琴でも有名な「ザット・ラッキー・オールド・サン」、最後はソウルスターラーズとの「ピ
ース・イン・ザ・ヴァレイ」これには必要ないオーヴァ・ダブがありましたね。いず にしてもサム・クックの唄でした。 新しいPC、そしてワードプロセッサというのは、緊張するものですね、大変に疲れました。
今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。どうぞお楽しみ下さい。
https://65.gigafile.nu/0425-mbc592ebeeb5132e41f8bd0dc32433354
ダウンロード・パスワードは、いつものようにありません。 使用音楽素材図絵は、ここです。
https://65.gigafile.nu/0426-c83c994720429bc2592d5146f08384800
この写真は、我ながらひどいなあ・・・反省してます。
ダウンロード・パスワードは、同じく「なし」。共に7日間の限定です。
今朝も、ちょうど時間となりました。こちらは、https://ameblo.jp/djsawada よろしくお願い致します。 どんなコメントでも受け付けています。どうぞご自由にご投稿下さい。 エックスのhttps://twitter.com/hashtag/blues761?f=live も便利です。お好きな方で構いません。聞いているだけのあなたも、是非どうぞ。
「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。今朝も首都圏で9人のあなただけに。そして全国で9500万人のあなたにも、アサー。暖かくなりましたね。
※【幻】告知専用X アカウントがあります。 フォローお待ちしています。
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