【幻】モーニン・ブルーズ 2024/02/10 | 澤田修ブログ

澤田修ブログ

ラジオDJ、ナレーター、音楽ライター、肉好き男、
澤田修のブログ

mb20240210

 

TM. Walikin’ Blues「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-R.Johnson-  Rhino / Elektra 8122 798434 0

 

N  おはようございます、ワツシイサヲです。今週はもう元気だ、と思ってたらまだダ

 メで、また寝込みました。みなさん方には、ご心配頂き有り難う御座います。

 同じ様な風邪で、年末年始に2週間を潰した方もいらしたそうで、わたしの

 比ではありませんね。ご愁傷さまでした。もう大丈夫かな。当方はもう大丈

 夫です。今朝も元気よく始めましょう。

  まずは有名なこの人の有名なこの歌からどうぞ。

 

M01.On The Road Again(2'14")Willie Nelson

-W.Nelson-  Sony Legacy LCD02361/19658816572

 

 ご存知「オン・ザ・ロード・アゲイン」、ウイリー・ネルスンでした。しかもブルーグラス仕様で

 す。ブルーグラスというのはカントリー音楽の演奏形態のひとつで、絶対に電気楽器を 

 使わないと言うのが決まりだそうです。いわゆるゴリガン・カントリーですね。世界

 で楽器の演奏が一番上手なのはこの世界だ、とも聞いた事があります。なる

 ほど、効果機器に逃げる事は出来ませんものね。わたしは「これがブルーグラス

 だ」と言う現場に居合わせた事は未だにありません。ただ興味は大いにあり

 ます。実演の時に唄う声はどうなのかなあ。楽器自体の音はどんどん大きく

 なっていくのに較べて人間の声は相対的に小さくなっているようですから、 

 楽器に負けないのかな。

  それは兎も角。ウイリー・ネルスンが改めて挑戦したブルーグラス仕様です。わたしは

 これを通して聞きまして、やっぱりこの人は唄が上手いなと思いました。声

 はあんなですが唄は上手い。羨ましいですね。

  ではウイリー・ネルスンのブルーグラスをもう一曲聞きましょう。

  「ユー・レフト・ミー・ア・ロング・タイム・アゴウ」。

 

M02.You Left Me A Long Time Ago(4'00")Willie Nelson    

-W.Nelson-  Sony Legacy LCD02361/19658816572

 

M03.レインメイカー(4'49")ケヴィン・ムーア

-K.Moore -  ユニバーサル UICY-79330

 

N  ウイリー・ネルスンの次はケヴィン・ムーアです。今をときめくケブ・モの本名ですね。彼が

  ケブ・モになる前のアルバムが出ています。そこから表題曲の「レインメイカー」でし

 た。そして続けましたのは、「お前を離さない」。前の週に上田正樹とサウス・

 トゥ・サウスは郡山ワン・スティップフェスティヴォーでの収録から「お前を離さない」をお届

 けしましたが、その時になぜか名盤『この熱い魂を伝えたいんや』に同じ曲

 が入っているのを見落としていたのです。その時は「ああ、これには入れて

 なかったんだ」と妙な納得がありました。その後でジャケットを見たら、9曲目に

 「お前を離さない」とあるじゃないですか。ですから、今朝はそちらでお届

 けします。グリ子さん、こちらも受け止めて下さいね。

 

M04.お前を離さない(5'30")上田正樹とサウス・トゥ・サウス   

-O.Redding-   バーボンTKCA-73244

 

M05.Ball And Chain(6'14")Janis Joplin       

-M.Thorntonn-  Atlantic 82634-2

 

N  1969年ウード・ストークの没テイクをすくった盤から「ボール・アンド・チェイン」でした。

 出演の名義がこの時は、ジャニス・ジョプリンです。毎回これじゃ聞くほうもたま 

 らないですね。でもLP『チープ・スリルズ』以降、彼女はこういうパフォーマンスをど

 こでも求められたんじゃないかなあ。文字通りタマンナイですね。

  続けては「夢のカリフォルニア」ジュニア・ジャズです

 

M06.夢のカリフォルニア(3'54")ジュニア・ジャズ

-J.Philips, M. Gillam-  ポリスター PSCW-5006

 

N このあいだ久しぶりに知人たちにあったら、彼らはしきりと映画「モンタレー・ 

 ポップ」の新プリント版の話をしていました。野外フェスの魁となったこの催事には、 

 わたしはウード・ストークよりも思い入れがあります。1975年頃だったかなあ、一

 般初公開時に九段会館まで観に行ったのです。都内の練習ステューディオが主催し

 た「フィルム・フェスティヴォー」でした。動くオーティスが観られるというので、やたら興 

 奮して出かけました。それまで写真でしか観た事なかったからね。ザ・ローリン

 グ・ストーンズのブライアン・ジョーンズが本番を当地に観に来てたのも映画の中で見た 

 覚えがあります。

  今回の新しいプリントに先立つ事約30年、ほぼ全編を収録したCDがライノから 

 出ていました。わたしは飛びつくようにして手に入れたものの、あまりしっ

 かりと聞いていませんでした。せっかくの「モンンタレー・ポップ」です。この4枚

 組CDをもう一度聞いてみましょう。

 

M07.Tobaco Road (6'19")Lou Rawls

-unknown-  Rhino / M.I.P.S. R2 70596

 

N  只今のはルー・ロウルズで「タバコ・ロード」でした。彼はたまたまこの頃にサンフランシ

 スコ周辺に他の仕事で居たのではないでしょうか。しっかりした楽団と一緒に

 舞台を務めますが、如何せん場違いな感じは免れません。この「タバコ・ロード」 

 はハードロックのグループも採り上げていましたから、最後に持ってくる楽曲とし 

 ては適してましたが、やはり高いお金を取って席に座って聞いて頂く芸能で 

 したね。

 

M08.Born In Chicago(4'04")The Butterfield Bluesband

-N.Gravenits-  Rhino / M.I.P.S. R2 70596

 

N  「現」時代から後テーマ曲として毎週聞いて貰っている「ボーン・イン・シカーゴ」の

 モンタレー仕様です。もちろんバタフィルド・ブルーズバントでした。このフェスには、チャート

 を賑わしている人たちの他に、彼らも新しい世代の代表として、出演してい

 ました。ギターのマイケル・ブルームフィルドはもうグループから脱退しており、オリヂナル・ 

 メムバのエルヴィン・ビショ ップが弾いています。

 

M09.Double Trouble (4'35") The Butterfield Bluesband

-unknown-  Rhino / M.I.P.S. R2 70596

 

M10.Mary Ann(3'10") The Butterfield Bluesband

-unknown-  Rhino / M.I.P.S. R2 70596

 

M12.San Franciscan Nights(4'17")Eric Burdon & The Animals

-unknown-  Rhino / M.I.P.S. R2 70596

 

N バタフィールド・ブルーズバンドの次は、彼もこの日サン・フランシスコ周辺に居て、スケジュ

 ールが空いていたのではないでしょうか。まだアニマルズのエリック・バードンです。言 

 葉を大切にした丁寧な唄がとても印象的でした。

   後期のシンゴー曲にもなった「サン・フランシスコの夜」です。

 

M13.サマタイムブルーズSummertime Blues(3'25")The Who

-E.Chocran-  Rhino / M.I.P.S. R2 70596

-

N このフェスティヴォーでスターになったのはザ・フーでしたね。ヴォーカル担当のジョン・エント

 ウィッスルがシールド線を持って、マイクを振り回すんです。マイクロフォーンの本体と信号ケイブ

 ルを繋ぐところに「芋ねじ」があります。多分そこをしっかり留めて振り回し

 ていたんでしょうね。でないと、いくらキャノン・プラグと言えどもマイク本体がす

 っ飛んで行ってしまいます。日本ではフラワー・トラヴェリン・バンドのジョーがすぐ真

 似をしてね、ブンブン回してました。わたしが観た京都比叡山では終わりに、

 それでシムバルを狙って落とすんです。音も出るし迫力あったなあ。

  この時の画でフーはあっという間に有名になりました。こんなに暴力的な実

 演をするのは誰も知らなかったんです。この国では所詮は言葉も分からない

 ままに、送られて来るシンゴー 盤を聞だけですから。この時リーダーのピート・タウンゼ

 ントが最後の曲でギターを故意に壊しました。後で演奏する筈だったジミヘンはギター

 を壊すつもりだったのですが、先にやられてしまった。それで仕方なくもっ

 と過激な行為としてフェンダーのストラトキャスターに火をつけて燃やした、という事にな

 っています。

  この時の実況録音のLPで片面がオーティス・レディング、もう一方がジミ・ヘンドリク

 スという凄いのがありましてね、ふたりとも死んでしまってから何故か契約の

 ないリプライズ・レコーズから出ていました。その時の「ワイルド・シング」には、ジミ

 がストラトキャスターを燃やすところで「ボッ」という炎の音が入ってた筈です。これ

 は後から加えた音でしょう。あの騒音の中で火が着く音が録るれるなんて事 

 はありませんからね。もし録れたとしたら、それはもう爆発ですよ。このLP

 はわたしも持ってました。音は良くなかったけど、迫力充分で、何度も聞い

 ていました。

  さあ、オーティス、フーと来てジミヘンの登場です。この後は主催者のママズ・アンド・

 パパズ、スコット・マッケンジーらが出て、興奮を鎮めます。でも最後は「ダンシン・イン・

 ザ・ストリート」です。「この盛り上がりを忘れないでね」という事だったのでし

 ょうか。

 

M.14.The Wind Cries Mary(3'47")Jimi Hendrix Expeience

-unknown-  Rhino / M.I.P.S. R2 70596

 

M15. Purple Haze(5'38")Jimi Hendrix Expeience

-unknown-  Rhino / M.I.P.S. R2 70596

 

M16.Wild Thing(10'32)Jimi Hendrix Expeience

-unknown-  Rhino / M.I.P.S. R2 70596

 

N ジミ・ヘンドリクス・イクスピアリアンスの3曲目、「ワイルド・シング」最後の雑音はジミがギタ

 ーとアムプを壊しているところです。九段会館で観た時には正直言って、怖かっ

 たですね、ほんと。楽器はその後、どうなったんんでしょう。誰がお金払っ

 たのかな。

N   ジミ・ヘンの後は、この頃の野外フェスによく顔を出していたラヴィ・シャンカルです。

 この演奏も60年代末期的ですね。よくあったんですよ、こういうのが。

 

M17.Dhun: East Teental(6'21")Ravi Shnkar

-unknown-  Rhino / M.I.P.S. R2 70596

 

TM  Born In Chicago 「アサー」入り / Paul Butterfield Blues Band

-N.Gravenites-  Rhino 8122 798434 0

 

 

   今朝の特別付録は、以下の隠し場所です。ファイルが上手く揚がらなかった。

   https://10.gigafile.nu/0216-db07d0252b576099a88bf8eb4deb78f9f

   使用音楽素材図絵も同じです。


https://10.gigafile.nu/0216-d95351868208d3acba21d27775db4cce3  


 

  今朝も、ちょうど時間となりました。

  こちらは、https://ameblo.jp/djsawada よろしくお願い致します。

  どんなコメントでも受け付けています。どうぞご自由にご投稿下さい。

  エックスのhttps://twitter.com/hashtag/blues761?f=live も便利です。お好き

  な方で構いません。聞いているだけのあなたも、是非どうぞ。

 

  「幻」モーニン・ブルーズ、鷲巣功でした。今朝も首都圏で9人のあなただけに。

   そして全国で9500万人のあなたにも、アサー、です。

 

最後の【現】深夜の生放送決定!

放送局:中央エフエム

放送日時:2024年3月08日(金曜) 24:00-29:00 (3月09日土曜 0時~5時)

出演:澤田修、鷲巣功、スペシャルゲスト


詳細は後日発表!

 

 

※【幻】告知専用X アカウントがあります。 フォローお待ちしています。 
◆X ➡ mornin_blues @BluesMornin

https://twitter.com/BluesMornin?s=20  )

◆X(旧Twitter) ➡ 鷲巣功【本人]@Isao_Washizu