B級パラダイス -6ページ目

B級パラダイス

健康優良不良中年が、映画、音楽、読書他好きなことを気まぐれに狭く深くいい加減に語り倒すブログであります。

先週は仕事立て込みのピークは過ぎたものの色々後回しにしていた仕事を追っかけつつ

それでも帰宅も随分と早まり、人の世界に帰ってきたような感触。

ただ、これまでの疲れが出たのか体調が今一つ。

 

そんな中12月3日20時WACKとavexより大切なお知らせなんて記事を見つけて気になっていたのだ。

 

WACKは「いい歳こいてはまっちゃった」と昨年から何度か記事を書いているBiSHの所属事務所。

アルバムをリリースしているavexと共同のお知らせとあって何だろうと思っていたのだ。

 

今年はNHKで放映していたアニメ「キングダム」(コロナで制作スケジュールに大きな影響が出たことから春先に5話まで放映して以降延期となっているけど)の主題歌に「TOMMOROW」が採用されたりで

いよいよかと思われた紅白があっさり落選しちゃったし、ベスト盤を出したりしてたけど

まさか解散とかじゃないだろうなあと心配していたら

おお、なんとアイナ・ジ・エンドのソロ活動のお知らせだったのでひと安心。

来年、全曲作詞作曲したソロアルバム「THE END」をリリースし、ソロツアーも行うとのこと。

 

 

ソロシングルだった「きえないで」に続いて亀田誠治がプロデュースということで、自分としてはいやが上にも椎名林檎の影がよぎってしまうのだが、さっそく先行配信された「虹」のPVが凄い。

前述の通りソロアルバムは彼女が作詞作曲した曲を揃えたようだが、まあ何という曲をチョイスしたのか(笑)。

彼女の歪んだような声の魅力を引き出すような曲も他にもあったと思うのだが、内向的な暗いともいえる歌詞に加え、まるでホラー映画のような映像の中で、ダンスという表現方法も持つ彼女の姿の「凄み」を感じてしまう、「アイドル」という位置が微塵も感じられない作りでびっくりだった。

 

ミュージシャンのファンも多い彼女には椎名林檎同様、大人がその才能の可能性を感じて色々やらせてみたくなる気持ちもわかる。

おそらく椎名林檎ほど自分の才能に自覚も自信もないアイナ・ジ・エンドのことだから、色々な提案に従って都度全力でチャレンジしたのだろうが、BiSHではない彼女がどう料理されているのか、アルバムにも興味津々になる曲だ。

 

アユニ・DのPEDOROに続いて、いつかはあるだろうと思っていたソロ活動。当然並行してBiSHも続けていくのだろうが、あのグループでこそ光る彼女の存在があるのもまた確か。

BiSHはアイドルという枠には収まらないスタンスではあるが、あそこでの輝きは失わずにさらに活躍してくれたら言うことないや。

 

ただ、最近のBiSHの曲が以前の名曲群と比べると、今一つ自分に響いてくるのが減っているのが実はちょっと気になっていた。

もう一人の歌姫であるセントチヒロ・チッチの扱いが、最近の曲では歌割が減っていたりと、このところボリュームダウンしているのも正直気にしていたので、さらにアイナとの「差」ができてしまったのも外野としては気になるのだ。

 

アイナのこのソロ活動がBiSHのTHE ENDにならないことを祈りながらアルバム発売を楽しみにしたい。


 

 

 

今週頭に懸案だった仕事がとりあえずの完成を見てひと段落はしたが、その後フォローや手がつかずにいたさまざまな仕事に、月末処理が加わって結局忙しく終わったのだった。
本当は休みもとりたかったけど、それどころではなく、逆に自宅に持ち帰った仕事で朝方4時までまでかかったりで、何やってんだか。

そんなこんなで今日の土曜、休みは休みだけど、やらなきゃならない仕事はあるの。明日に回して思いっきり楽しむはずだったけど、またうすぼんやりと過ごしてしまった。

闘い終えたのはいいけど、パンチドランカー状態って感じ。
燃えカスというか、ボロ雑巾というか。

そんな中、バカリズムの番組で30周年ライブの特集をしていたTHE YELLOW MONKEY。
未だライブで拝んだことの無いこの曲が響いたなあ。
初めて聴いた時のまま。今日の気分のまま。

昨日は愛知までドライブで帰宅後は疲れて寝てしまい、今日もちょこちょこ仕事で映画三昧とはいかなかったけど、久々のマカロニウエスタンのレビューだけはしておこう。

マカロニウエスタン・バイブル「略奪編」から取り出したるは、日本未公開、初見のこいつだ!


傷だらけの用心棒 (1969年)

UNE CORDE, UN COLT(仏)/CIMITERO SENZA CROCI(伊)/CEMETERY WITHOUT CROSSES (英)

監督・脚本 : ロベール・オッセン 脚本 : ダリオ・アルジェント、クロード・ドザイー 撮影 : アンリ・ペルサン 美術 : ジャン・マダルー 編集 : マリー=ソフィ・ドゥヴ 音楽 : アンドレ・オッセン

出演 : ロベール・オッセン、ミシェール・メルシェ、リー・バートン、ダニエル・ヴァルガス、ベニート・ステファネッリ、ピエール・コレット、セルジュ・マルカン

 

監督・脚本、そして主演のロベール・オッセンをはじめ、主要なキャストやスタッフのほとんどがフランス人という奇妙なフランス・イタリア合作の異色マカロニウエスタンだ。

そのせいなのか、ある意味ギラギラとしたところがあるマカロニウエスタンの中でもかなり渇いたタッチ、そして極端にセリフも少なく、「ウエスタン・ノワール」と言ってもいいハードボイルド風味の一作だった。

 

冒頭、荒れた山間を大勢に追われる3人の男たち。2人は別の道に進むがアランは自らの家にたどり着くものの捕らえられ、妻の目の前で首を吊られてしまうという、ハードな出だし。

 町を牛耳るケイン一家が彼らの土地を狙っての仕業で、殺された長兄アランの他、逃げた二人の弟たちウィルとラリーの家にも火をつけられる。

二人の弟たちはかろうじて守った金を兄嫁のマリアに渡して町を出ようと誘うが、マリアは硬い表情でこれを拒む。

 

マリアは、古びた街に出向き、夫の友人でもあるガンマン、マニュエルに夫の仇討ちを依頼する。

image

マリアに二日後に再びここに来るように言うと、マニュエルは酒場でケイン一家の息子が狙われていたのを助けることでケイン一家に近づき、彼の牧場の牧童頭としてもぐりこむ。そして一家の一人娘を誘拐し、約束通り来たマリアに娘を引き渡すのだった。

ケイン一家に恨みを持つ弟二人が娘を慰み者にしてしまったのは誤算だったが、マリアは娘と引き換えに殺された夫アランの葬式を出させることに成功する。

だが、解放した一人娘が戻ると、ケイン一家は彼らを許さず、兄弟を捕らえてリンチし、マニュエルとマリアの居所を吐かせ、反撃を開始するのだった・・・


50年代~60年代に知られた俳優で、その後も「愛と哀しみのボレロ」に出ていたりと名前だけは知っていたロベール・オッセンは「殺人者に墓はない」など、この作品の前にも監督作があるが、正直、自分はよく知らない。


本作は彼がセルジオ・レオーネのウェスタンに感動し、助言を求めながら作ったそうだが、なるほど「ウエスタン」の原案にも名を連ねていた、あのダリオ・アルジェントの名前が脚本にあるのも、レオーネが推薦したからなのだろうか。

ロベール・オッセンは一見優しげな顔立ちだが、クールなガンマンを好演していた。

特に銃が絡む場面になると、黒い皮手袋を取り出し右手に嵌めることで準備をするのだ。

そうするだけでマニュエルの腕を知る者たちは、緊迫し事を荒立てない方向にしようとするなど、なかなか効いた演出もあるのも好みだった。

image

彼は右手に手袋、左手に拳銃を握ってファニングをするのは中々カッコイイのだが、そのものずばりのガンアクションはあまり映っていないので、実際はそれほど銃の扱いがうまいわけではなかったかもしれないな(笑)。


以下ネタバレありです。

 

異色のハードボイルド風味と書いたが、ストーリーは思わぬ方向に進んでいく。

 

ケイン一家はマリアの家を急襲する。瀕死のマリアはかけつけたマニュエルに「あの時あなたが旅に出なければ、私はアランではなくあなたと…」と秘めていた想いを告げてこと切れる。

image

失意のマニュアルは、ケイン一家と対決して皆殺しにする。

しかし、彼もまた生き残った彼らの一人娘の銃弾に倒れるのだ。

なんとまあ…の、悲劇的なラスト。シェークスピアの悲劇を思わせるなんて評もあったが、フランス語原題「ロープとコルト」、イタリア語や英語原題「十字架なき墓場」とあるが、吊らされた夫の復讐に古くからの友人のガンマン、マニュエルに依頼するマリア、この二人の死に彩られた哀しい物語ともいえるのだ。

 

フランス人俳優主演でラストがアッという結末というと、セルジオ・コルブッチの「殺しが静かにやってくる」を嫌でも思い出す。以前の記事はこちら

声を出すことができない主人公サイレンス(ジャン・ルイ・トランティニアン)の復讐という背景と、何より敵役のクラウス・キンスキーの狂気という異常な雰囲気に支配されていた(でも傑作だけどね)あちらと比べると本作は淡々としている分(本当にセリフは少ない)アクションも少なめで、地味なことは否めない。

 

思えばあちらもやはり夫の仇を依頼する未亡人とサイレンスが、傷を舐め合い寄り添うようにいい仲になってた。


悪辣とは言えケイン一家も別に異常でもなく(まあ欲しいものを手に入れるのに手段を選ばないのは充分異常だが(笑))、殺しても死なないようなしたたかなマカロニウエスタンの主役の中でも、マニュエルはマリアへの想いは胸に秘め、彼女の願いだから無理して叶えたのに、肝心の彼女が、その口から自分への想いを聞いた直後に死んでしまうなど、かなり哀しい運命なのだ。

二人が決して「古くからの友人」以上の関係性を持てぬまま、抱き合うことさえもなく、生涯を終えてしまうのは、荒野に生きる男女の哀しい運命としては、「殺しが静かにやってくる」より渇いて、悲劇的ともいえるのではないだろうか。


「傷だらけの用心棒」のタイトルも偽りありだが、身体的にはほとんど傷つかなかったマニュエルの、マリアを失った心の傷の方だったのか・・・と思えば納得だった。

 

などと柄にもなくしんみりとしながら堪能できた拾い物の一本であった。

ちなみに音楽はロベール・オッセンの父親の アンドレ・オッセン。ヨーロッパでは音楽家のアンドレの息子がロベール、と言われるくらい父親の方が有名だったようだ。

スコアは典型的なマカロニながら良い感じだった。

ちょっと捻った異色のマカロニ(半分フレンチ)ウエスタン。良かったらお試しを。

画質は悪いけど予告編をどーぞ!

んまあ、先週は先々週に増して仕事のハードさが加速。一日おきに帰宅が午前様で、水曜はまた2時半に会社出るのみならず、一昨日金曜はそれを大きく上回り土曜朝4時に会社を出るという、なんなんだの週末。

 
合間も学生向けの講義的なイベント3回もこなして、社内でも「日本一働く58歳!でも倒れないでくれ〜」とか言われていた疾風怒濤&阿鼻叫喚の日々も、昨日土曜の在宅勤務で何とか完了。
 
もう帰って風呂入ってなんか食べて寝るだけの毎日も一応の終わりが見えて気持ち的には楽になったのでありました。
 
流石に昨日は帰宅が朝5時だったので昼過ぎまで寝て、そのあと仕事してからもうつらうつらしていたけど、今日は普段の日曜に。
 
でもって先週帰省していたけどほとんど話もできなかった下の娘の愛知のアパートに、冬物を届けるという名目で、かみさんと上の娘とドライブに来たのでした。
 
今日は仕事の下の娘も嬉しそうで、アパートの鍵を借りて荷物を届けたのだけど、そこそこ綺麗にしていると思ったのに、かみさんは母親目線で「掃除でもしてやるか!」といきなり床掃除、風呂掃除まで始めたので、親父としては何もするわけにもいかず、処分していない段ボールを潰したり、スチロールを細かくして袋に入れたりと、一体何しにきているんだ状態😅
 
まあ、こうして家族のために何かするのも久しぶりなので良しとするかなあ。
 
さて、もう少ししたらまた静岡に戻るので、今度こそは持ってきたこのあたりのCD聴きながら帰りたいものであります(笑)
 

Gary Moore / Over The Hills And Far Away

いやはや、怒涛の仕事が止まらずの一週間だった。
月曜は帰宅が日付が変わり、火曜は会社を出たのが日付が変わってから。水曜は長距離運転出張もあり、さすがに疲れ果てて早目に直帰したけど寝入ってしまい、昨日木曜は日付が変わるどころか深夜2時半にやっと会社を後にするという事態。
今朝は疲れのせいか歯茎が腫れ顎のあたりが腫れた顔をマスクで隠し、今日も長距離運転出張。思いのほか時間がかかっての帰社後の打合わせでくたくた、たっぷり仕事を持ち帰って、昨日よりはずいぶん早く22時半には帰宅であった。

とにかくぼーっとしたり好きなことやる時間が全然無い一週間だったな。

正直、このくらいで疲れ果てるのも歳のせいかとと思うが、やはり今月に入ってずっと帰宅が遅いのも堪えてはいるな。

それでもなお、やらねばならぬ仕事の山を前に、まだまだくたばらねえぞと呟きながら、何度かブログにアップしたことあるこれらの歌を口ずさんで自分を鼓舞するのだよ。

不滅の男/遠藤賢司

戦う君よ/THE BACKHORN

最後はこれ。
何故か聴くと奮い立つのだなあ(笑)
死亡遊戯 メインテーマ

ああ、先週も怒涛の忙しさ、この週末も持ち帰り仕事もあって、ゆっくりはできなかったけど

先週よりは何となくマイペースで過ごせたのは何よりだった。


テレビ放映していたのを録画しておいた工藤栄一版「十三人の刺客」を金曜夜に、昨日土曜深夜は「MEG ザ・モンスター」をまた上の娘と酒飲みながらヘラヘラして観たけど、またレビューは改めて。

 

昼間は音楽かけながら持ち帰り仕事を黙々とこなしていた2日間だったなあ。

ちなみに土曜はこんなの。

土曜はヘヴィメタル三昧。というのも、少し前に愛読メタルブロガーさんの記事で紹介されていた

83年にデモ音源のみ発表して消滅していたMEDUSA TOUCHなるバンドを初めて知って、すっかり気にいてしまい、紹介されていた「Terror Eyes:The Anthology」のCDをぽちっと買っていたのだ(笑)

 

これがまたおいしいのなんの(笑)。湿り気のある哀愁のメロディアスかつハードな楽曲揃いで、当時デビューしてたら俺はかなりハマったろうなっていうバンドだったのだ。


で、これを聴いたらすっかり頭が80年代初頭の俺がメタルに目覚めたNWOBHM(ニュー・ウェイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)の時代に戻ってしまって、とっかえひっかえ聴きながら仕事をしていたのだった(笑)

 

写真上段右上がそのMEDUSA TOUCH/Terror Eyes:The Anthology

そこから時計回りに紹介すると

右下は大好きなTANKの1stアルバム、TANK/Filth Hound Of Hades

これは俺の中の超名盤。頭振り出して仕事になりゃしない(笑)。これ、当時の邦題が「激烈リフ軍団」なのはご愛敬(笑)。(これまた昔紹介した記事はこちら

その左、真ん中がこれまたおいしいANGEL WITCH/Angel Witch 

名盤の1stですな(「これだけ」とも言う(笑))

邦題がなぜか「悪魔の翼」なのが謎(笑)。(その昔紹介した記事はこちら

左下がGASKIN/End Of The World。これも俺好みの哀メロ満載で好きだったなあ。今聞くとちょっとRUSHが入ってるプログレっぽさと適度なダサさが絶妙でしたな(笑)。

その上左端がDEMON/The Unexpected Guest。これは2nd。バンド名やジャケットのおどろおどろしさに似合わないメロディアスさで好きだったんだよなあ。ちなみに邦題は「招かれざる客」でそのまんま(笑)。

最後上段真ん中がDIAMOND HEAD/Borrowed Time 

彼らの82年のメジャーデビューアルバム。メタリカもカバーした禍々しい「Am I Evil?」が入ってるやつね。邦題は「偽りの時」でした。


もうねすべて英国印の湿り気あるマイナーメロディ曲が多くて本当に好きなのだ。

 

でもって今日はこれら。

左上からPRIDE&GLORY/Pride & Glory
オジー・オズボーンのソロでのバンドのギタリストだったザック・ワイルドのソロプロジェクト。サザン・ロック色バリバリ。ブルージーな曲も含めていいアルバム。

真ん中がGREAT WHITE/Sail Away
ZEPのDNAを受け継いだボーカルが渋いブルージーなハード・ロックバンド。これは97年のアルバム。

右上と右下は大大大好きだったY&Tのギタリストにしてボーカリスト、Dave Menikettiのソロ。

右上が2ndのMENIKETTI、下が1stのOn the Blue Side

1stはバリバリのブルース。2ndはブルージーながらハードロック寄り。どちらも泣きのギター満載。この人のギターにはゲイリー・ムーアとはまた違う熱さと泣きを感じるんだよな。

真ん中下はCINDERELLA/Heartbreak Station。

LAメタルの一群でデビューしたバンド。2枚目のロングコールドウィンターでブルーズへの傾倒を示し好きだったけど、この3rdもおいしいのなんの。ブルージーでカントリーっぽさもあるけどとにかくカッコイイのだ。

ラスト左下がStevie Ray Vaughan&Double Trouble/Greatest Hits

Texas Flood他名曲ぞろいのベスト。彼らのアルバムはこれしか持ってなくて、かなり後から買ったものの聴きだすと止まらない。気持ちの良いブルーズロックにただただ浸るのみなのだ。

 

これらは昼からすっかり酒が飲みたくなるのが難点ながら(笑)、仕事を邪魔しない気持ちのいい音に浸れたのは良かった。


思えば昨日とうって変わって、すべてアメリカのバンド&アーティストだったな。でも前日のメタルも今日のブルーズロックも、泣きのマイナーメロディがひたすら気持ち良いっていうのは同じなのだ。これ手の音がもう40年近く前からずっと好きでいたのだなあ(笑)。

 

そんなこんなで休みも終了。ほぼ仕事で終わったとは言え

好きなものたっぷり聴いて多少のリフレッシュにはなったな。

さて明日からの闘いの再開にもう少しアルコールと音楽でエネルギーチャージとしよう(笑)。

 

 

 

初めて彼をスクリーンで観たのは「未来惑星ザルドス」だった。

エクソシストを見逃したあとにそれならばと観た「ヘルハウス」と併映だった。

シャーロット・ランプリングの美しさは刷り込まれたけれど、良くわからんSFだった(笑)。

主人公ゼッドを演じた野性味あふれる彼の姿が

テレビで観たジェームズ・ボンドと同一人物だとは小学生の俺は気づかなかった。


 

次に劇場で見たのは「オリエント急行殺人事件」か。次は「遠すぎた橋」、「メテオ」なんかも観たなあ。

どれもたくさんいる登場人物の一人だったけど、すぐにわかるその渋い姿。

 

「ハイランダー/悪魔の戦士」あたりからはすっかり主人公を導くベテランの風格で

「アンタッチャブル」ではまさにそれだった。

「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」ではすっかりチャーミングな爺さんだったけど。

 

テレビで観た初期の007の数々、西部劇の「シャラコ」や「風とライオン」や「大列車強盗」、

ビデオやDVDで観た「アウトランド」や「ファミリービジネス」

そして「薔薇の名前」に大好きな「バンデッドQ」などの中世が似合っていたな。

 

「ザ・ロック」や「レッド・オクトーバーを追え」などのアクションなどでも存在感があった。

 

正直「彼が出ているから観るぞ」っていうのは少なかったけど

「彼が出ているなら観てみよう」になる信頼感ある俳優さんだった。

スコットランド人としての矜持が強かったという彼のスタンスもまたらしくて好きだった

左側の眉がくっと上がる表情も好きだった。

 


サー・トーマス・ショーン・コネリー。

また一人時代を築いた映画人が逝ってしまったなあ。

引退したとはいえまだまだ存命であってほしかったなあ・・・・R.I.P.

 

もう本当に今週はきつかった。というか今月はと言った方がいいか(笑)

ここ数週間仕事がハードで今月は土日はただただぐったりしていたけど

とにかく先週は山場続きの怒涛の日々でアメブロを覗く気力さえ削がれていたんだよなあ。

日々体力と気力を削りながらも、心を奮い起こしてなんとか無事終わらせたけど

一難去ってまた一難、まだまだ闘いは続くのだった(笑)

 

いつも秋は忙しいことが多いのだが、以前からこの時期によく聴く1枚のCDがある。

もう何回か紹介しているような自分で編集したコンピレーションなんだが(笑)

女性のバラード&切ない曲ばかり集めた一枚だ。

 

これがこんな寒い夜には沁みるのだなあ。

今でも覚えている順番にいくつか最近のプレイリストにも入れているお気に入りを加えてみた。

 

01.君をのせて/井上あずみ

言わずと知れた「天空の城 ラピュタ」のエンディング。名曲ですね。

02.炎のたからもの/ボビー

これまた有名な「ルパン三世 カリオストロの城」のエンディング。

映画にもピッタリだけど、後から気づいた切ない歌詞にぐっときて大好きになったのだった。

03.月のしずく/RUI(柴崎コウ)

愛読しているブログで紹介されていたばかり。それに触発されての本記事であります(笑)

日本語の美しさが際立つ歌詞は文字でも追いたい絶品。柴咲コウも竹内結子も美しかったな・・・

04.WOMAN“Wの悲劇”/薬師丸ひろ子

映画主題歌続きで。こちらも愛読ブロガーさんが取り上げていたばかりの名曲。

彼女の「セーラー服と機関銃」も充分切ないけれど、この並びではこちらをチョイスしてました。

05.語り継ぐこと/元ちとせ

心の奥に響く独特な声・歌い方だった彼女。何というか小手先ではない魂を感じる声でした。

個人的にはこの並びでこの曲を聴くのが大好きだったのです。

06.雪の華/中島美嘉

基本的に中島美嘉はそんなに響かなかったけどこの曲だけは別格でした。

07もらい泣き/一青窈

こちらもも同じく(笑)。この曲の歌いだしにはやられましたな

08..茜さす 帰路照らされど・・・/椎名林檎

ギプスも大好きだったけど、このCDには彼女の1stからチョイス。

美しくも切なく、やはり美しい歌詞が大好きでした。

09.Last Smile/LOVE PHYCHEDELICO

ここからはバラードに限らずのチョイス。このバンドはその後もいい曲がいっぱいあるけど

日本語の歌詞が響いたのは間違いなくこの曲でした。

10.僕は街を出ていくハルカトミユキ

これは比較的新しめ。残念ながらTouTubeではアップできる動画が見つけられなかったのでした。

絶対聞いて損はしないので興味を持ったらサブスクで聴いてみてくだされ。

 

11.ラストダンス/UNLIMITS

またかと言われそうだけど好きなんです(笑)。この歌謡曲チックな切ないメロディがツボにはまって。

今でも彼女らの声、切ないナンバーを聴くと郡山の寒い夜を想いだすのでした(笑)

12.primitive/Bish

同じくまたかと言われそうだけど好きなんです(笑)。切ないと言えば「オーケストラ」なんだけど

シングルにもなっていないこの曲の切ない歌詞とメロディ、アイナ・ジ・エンドの歌い上げるサビにはまり

この曲が収録されているアルバムも買ってしまったのでした(笑)

14.色彩のブルース/EGO-WRAPPIN

少し前に書いた「絶品カバー」で中森明菜が歌っていたのを取り上げたけど今回は本家で。

ジャジーで歌謡曲っぽいところもありながら本当に沁みる名曲です。

15水に挿した花/中森明菜

その中森明菜で最後をまた締めてしまうのでした(笑)

儚くも切ない彼女の歌唱が、この曲の良さを際立たせてますな。絶品です。

 

正直毎日毎日つらい日々だったけど、

朝晩通勤での車の中で聴ける様々な声が、俺のささくれた心を癒してくれたのは確か。

 

素敵な声をありがとう。

先週も怒涛の進行でヘトヘトな毎日。忙しいとは「心を亡くす」とは良く言ったもので。

金曜夜からくしゃみと咳と鼻水が出てきて大事を取って深夜の映画鑑賞は避けて薬を飲んで寝たものの

土曜も飲んだ風邪薬のせいかどよーんと過ごして、映画秘宝他の書籍を購入してきたくらいで

あとはかみさんと「鬼滅の刃」のテレビシリーズを録画していたのを数話観たのと

BS朝日で放映している「必殺仕事人」を編集してBlu-rayに焼いたくらいだったなあ。

 

仕事人も最初の頃はほんと良かったんだよなあ。

特に中村鴈治郎が元締めやってた6話までは特に良かった。

その6話は目黒祐樹がゲストで将軍の弟ながら極悪という役で

まるで「十三人の刺客」みたいな話のハードさも良かったのだ。

仕事人も「新・仕事人」で潔く終えて、以降も別の名前でまたやればよかったのに。

と、また必殺マニアの血が騒いで、必殺シリーズ3作目「助け人走る」のDVDボックスを

取り出して久々に何話か観てしまい

映画は観ないで、もちろん持ち帰りの仕事もせずに終わってしまったのだった(笑)

 

でもって今日というか日付変わったから昨日の日曜もだらだらで(笑)。

天気も良く体調が戻ったので買い物がてら久々自転車で出かけたのと、

夕方の買い物に付き合って外出した以外は、

持ち帰りの仕事を少し進めては買ってきた本を読み、

少し進めてはうつらうつらの繰り返しだったな(笑)。

 

そんなわけで久しぶりに映画鑑賞・音楽鑑賞共にゼロ、ブログにも触れない土日だったなあ。

明日からも忙しいけど、ちょっと意識的に何か仕事以外をインプットしないと心がささくれてダメだな。

 

二日間もあったのにちっとも手を付けていなかった持ち帰りの作業を

安ウィスキー飲みながら仕上げたが

明日から頑張るぞって気にならないのはリフレッシュできていないってことだなあ。

まあ何とかなるか。待ったなしだから何とかしなくては、だな(笑)

 

そんな今日は仕掛人の「荒野の果てに」に勝るとも劣らぬ

マカロニ風味全開の「助け人走る」のこれを。

 

望郷の旅/森本太郎とスーパースター

 

 

 

今回の記事は前の記事で消えた(と言うより実際は誤って消したわけだが、気持ち的にはあくまで「消えた」なのだ!)とは別のもの(笑)。
仕事はまだまだ忙しいけど、今日というか日付は変わったが、案じていたことが一つ良い方に進んでくれたので嬉しくて能天気に別件アップなのだ(笑)。


先々週の「兄妹の絆」と先週の「那田蜘蛛山編」という2本の総集編をTVで観て、遅ればせながら「鬼滅の刃」の面白さに初めて触れたのだが、人気があるのも頷けた。

しかし先週金曜に公開された「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が週末3日間で観客動員約342万人、興行収入約46億2300万円をはじき出したとニュースでも取り上げられていたのはビックリだった。
今日会社でも観に行った奴がシネコンで複数スクリーンで上映していて、夜の回でも子供がいっぱいいたと言っていたけど、ほんと大ブームなんですな。

確かに昔からのジャンプの「戦い」と「仲間」と「友情」の王道のストーリーなんだろうけど、自分としては総集編の冒頭の「容赦の無さ」は正直驚いたし、子供が観て大丈夫かいな?と思えるグロシーンも多いのだが、何より物語にそこはかとない「哀しさ」が付き纏っているのが好みだった。
鬼と化した妹である禰豆子(ねづこ)を人に戻したいと願う主人公竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、敵である「鬼」を倒してもなお、かつては「人」であった「鬼」の心を大切にする優しさと、「人でなくなった鬼の哀しさ」を理解するあたりが非常に良かったのだが、その辺りが人気の秘密なのかな。

もう一つは炭二郎の仲間となる2人の存在だろうな。
我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)の普段のダメさ加減と唯一の「強力な技」を繰り出すギャップあたりも人気なんだろうが、俺が驚いたのはもう一人の仲間、嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)だ。
この姿、正直、観る前は絶対敵だと思っていたのだ(笑)。
だって、話を知らないから、まさか猪の頭を被っている美少年だとは思わないからねえ。
視線というか焦点の合ってない猪の狂ったような目で、刀持って走ってきたら絶対キチガイ殺人鬼だと思うわな(笑)
味方どころか主要な主人公の仲間と知って驚いたの何の😅。

猪じゃ無いけど豚の頭被ってチェーンソー振り回してたこんなのとか
人間を埋めて育ててソーセージにしちゃう😅「地獄のモーテル」ですな。ポスターはこちら)
こんなのイメージしちゃうもんね(よく見りゃこりゃ牛か 笑)。
他にも調べたら豚の被り物がいっぱい…
あ、すでに豚じゃ無い(笑)
なんか猪八戒にも見えるな。
何だか猪じゃなくて豚ばかりだな😅

これだけ挙げたが「地獄のモーテル」や「レザーフェイス」は知っていたけど未見。他のは未見どころか知らなかったけど、どなたか観たことある方は面白かったか教えてください(笑)。

まあ、かなり横滑りしたが、何にせよ猪でも豚でも何でも動物の被り物した人間はまともに見えないのに、嘴平伊之助は仲間で良かったなあと言いたいだけの記事なのであった(笑)。