はい、そうですよw
湘南ゼミナールに是正勧告 学生「ブラックバイト改善を」
大学生のアルバイト講師に授業時間以外の賃金を支払わない違法行為があったとして、相模原労働基準監督署が学習塾大手「湘南ゼミナール」(本社・横浜市中区)に是正勧告していたことが8日、分かった。労基署に申告した私立大1年の男子学生(19)は「ブラックバイトとなっている現状を何とかしたい」と、労働条件の改善を訴えている。
都内で会見した学生と支援する労働組合「個別指導塾ユニオン」によると、勧告は昨年12月28日付。労基署は授業準備や受講生へのアドバイスといった授業前後に働いた分の賃金や深夜割増賃金が支払われていないなど、労働基準法違反を5件指摘。同社に対し、未払い分の賃金約22万円の支払いや適正な労働時間管理を求めたという。
学生は同社が運営する相模原市内の個別指導学習塾「森塾」に勤務。昨年3月末から小中学生を教えており、「生徒の見送りや打ち合わせなどで授業時間以外も忙しく、午後3時から夕食を食べないまま夜10時すぎまで働いていることがある。多くの塾が似たような状況と聞いているので、自分が声を上げることで業界全体が変わってほしい」と話している。
以下略。引用終わり。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160109-00006359-kana-l14
すごく良いことを言っている学生さんだと思います。
さて、私はこれまで、
1.静岡の東進ハイスクール
2.東京青梅のINGという学習塾
3.神奈川鎌倉にある一色という予備校
の3つに所属した。
が、残念ながら、どれもブラックだったか、と言われたらそうだとしか言いようがない。
やはりその最たるものが、残業代が出ない、ということに尽きると思う。
有給休暇なんて論外。
そして、著作権法違反。
著作権法違反については、上記2の塾は裁判で負けて、一千万円近く払っている。
それだけならまだましも。
一番問題なのは間違いなく、
子どもたちの学力向上なんて二の次
という発想だろう。
例えば、授業前に塾で授業準備とかしていると、叱られる。
お前は何をやっているんだ、とw
塾で授業準備をやるという行為は、基本的にはタブーです。
なぜかって?
それはですね、んなことしてても一銭の得にもならんから、でしょうねきっと。
社員でそれですから、ましてやバイトに授業前の予習の時間でバイト代は出すわけないですよ・・・
上記2は、ブラックさ加減でいえば、他の追随を許さない、ものすごいブラックぷりだった。
テストの順位のデータは、ねつ造だった。
内部にいた自分には、わかっている。
契約では週休2だったのが、週休1にされたうえ、帰宅は0時を回ることは当たり前だった。
気合と根性が謳い文句の塾で、一度室長の授業を見せてもらったが、ただ「打ち込み」なるものを始めて、ろくに授業をしていなかった。
さらには、週一回の全体会議。
参加するだけならまだよかったかもしれないが、この準備がものすごく大変だった。
思い出すのもいやな思い出である。
この塾は4ヶ月くらいで、逃げるようにやめた。
が、今思うと、裁判すればよかった、上記湘南ゼミナールを訴えた子たちのように、
社会の不正義を駆逐するくらいのことはしても良かったと思う。
ただ、相手はコテコテの創価学会。
それなりの弁護士も出てくるだろうから、勝つのは大変だったと思う。
ちなみにここでは、各講師は学会員になるよう定期的な勧誘があった。これにもウンザリだった・・・
講師全員の7割以上が学会員だったと思う。
全体会議の時なんか、社長はあたかも自分を池田大作と勘違いしているかのようなふるまいだった。
こんなところに入ったのが大間違いであるが、
入る前からこんな情報を仕入れるのは無理だろう。
東進は業界でも大手なためか、すごく緩かった。
まず、残業なんてものは、ほとんどなかった。
スタッフの間で、一番仲良くやれたのは東進だったと思う。
東進はアメリカ留学前のつなぎのバイトだったので、すぐにやめてしまったのだが、
ある時こんなことをやりだした。
「塾の授業は40万円で全て取り放題。」
東進という塾のイヤなところは、こういうところ。安易というか、幼稚というか。
さらには、こういわれた。
「右手に聖書、左手にそろばんをもって、生徒対応してください。」
要するに、どうでもよいから授業を売れ、ということである。
金さえもらえば、あとは野となれ山となれ、この体質は今も全く変わっていないはずである。
東進は、先生たちはとても良いと思う。これは、私も素直に認めたい。
が、経営方針はクソだ。
振り返ると、あまり良い思い出がないw
それでも、上記3の学習塾の先生には、今も感謝している。
今の自分を作ってくれた塾は間違いなくここだった。
欠点は多くあったし、
インターネットの掲示板ではボロカスに書かれており、
社長の独裁体制、周りがイエスマンだらけ、というのは上記2の塾とよく似ていたものの、
私にとっては、一人前に育ててもらった場所だった。
ただ、塾業界というところは、ブラックだというのは全く否定できない。
もしも潔癖な人が塾業界にいたら、気がおかしくなると思う。
はっきり言って、人間的にヤバイ人が多すぎると思う。
だからケンカ別れのようにやめていく人をたくさん見てきた。
そして、求人広告が絶えない。
求人広告を年がら年中やっている塾にろくなところはないと思う。
世の中の塾業界の暗部を散々見てきて、そして自らの思いを体現できる塾を作ろうと思った。
その時の思いは、今も変わらずに持っている。
自分で経営してみて初めて、塾経営には様々な事情や制約など、器用に立ち回れない要因はたくさんあるのに気がついたが、
子どもたちの大切な青春時代に付き合うことの責任を重く受け止め、
子どもたちの学力向上という点を掲げて
教育に携わりたいと思う。