妻は平らなところでもつまづきます。
以前は階段で転んで肘にホッチキスされていました。

独身のときなら笑って済ませますが、
子ども抱えてたり妊娠中にコケられたら洒落になりません。

というわけで、簡易的につくれてすぐはがせる滑り止めの紹介です
床自体を滑らないようにしてしまいます。

コケやすい階段やキッチン・トイレなどのマットが滑りやすい場所にも使えて、
簡単に現状復帰できます。

うちはここに滑り止めしようと思います。
お気に入りのふかふかバスマットなのですが、
滑り止めがないため・・・

このようなウレタンのネットのような商品を使っています。
まあ悪くないのですが、掃除機で一度に掃除できないんですよね。
マットどけて、ネットどけて掃除機してネットをちゃんと敷くのは面倒ですので、床自体を滑らなくします。

まずアルコールなどで床を拭き掃除します。

以前便利な素材で紹介した養生テープをすべり止めさせたい場所に貼ります。
ここではマットの大きさに現物合わせをしています。

養生テープを隙間なく貼りました。

コーキング材っていうものがあります。
ホイップクリームのようにニョロニョロ出て、ゴムのように固まります。
これは防かび材が入っているものなので600円しないくらい、
ふつうのものは400円しないくらいのはずです。

先端ノズルを斜めにカットして、

本体に刺します。
中の膜に穴があいて、使える準備ができました。

コーキングガンにセットします。
写真のガンは繰り返し使えて300円しないくらいだと思います。

グリップを握ればホイップクリームのようにニョロニョロ出てきます

つことで、滑り止めしたい形に塗っていきます。

この場所は奥から手前に掃除機をかけたいので、
縦方向ギザギザにしています。

塗りつけたコーキング剤が床から浮かないよう、
しっかり床に押し付けてべったり塗りたくるようなイメージで塗ってください。
あまり凸を高くしすぎないようにしてください。

養生テープの上にコーキング剤が乗りました。
あとは乾けばしっかりしたゴムのようになります。
必ず出来を確認して剥がれそうな場所は補強してください。

これで床自体が強烈にすべらないようになりました。

使い終わったコーキング剤はテープで止めておいてください。
ビニールテープがないので今日はガムテで。
先端から固まっていきますが、4ヶ月位は持つと思います。

なお、このコーキング剤、身体につくと非常にやっかいです。
あっちこっち連鎖的に汚してしまいます。

最初は手袋などがっちりガードの装備で作業することをオススメします。
あと必ず近くにティッシュを箱ごとおいておきましょう。

これで掃除の際にはバスマットを片手でどけるだけで掃除機ができるので、
掃除機担当の私はとても便利です。

どんな場所にもすべり止めできます。

さらに汚れたら養生テープごとはがせば簡単に現状復帰です。
施工がむっちゃ早くて、妻が
「え、もう終わったの？」といったほどの早さです。
消耗品の経費は数百円くらいでできるので、長い目で見ればシリコンマットよりはるかに安く済みます。

掃除も早い・施工が簡単・値段が安いということなしです。

子ども抱えてよく滑るような場所って室内に一箇所くらいあると思います。
妊娠中なんかはちょっと旦那さんも頑張って妻孝行してください。

ほか、車のトランクにも使えます。

荷物がカーブで大暴れしたりひっくり返るのを防ぎます。
養生テープではなく黒ガムテと黒コーキング材を使うのがオススメです。

追記

コーキング剤をお買い求めされる際には「シリコンシーリング」でネット検索やホムセンで探してください。

コーキングとシーリングは実はちょっと違うものなのですが、

なぜか現場の人はコーキングというのが一般的なので直さずにコーキング（剤）という名称でご紹介しました。
なお、コーキングガンは互換性が高く、ほとんどのメーカーのものが使用できます。