働くしあわせプロジェクト -15ページ目

相手に思いを馳せる力

みなさん、おはようございます!

最近、ありがたいことに以前にも増して忙しい毎日を送っています。

周囲を見渡してみると、ぼくだけではなく、多くの“はたプロメンバ
ー”が忙しい毎日を送っている様子で、嬉しい限りです。

以前、師匠から「“相手に思いを馳せる力”が人間関係を向上させる」
と、教えられたことがあります。

それは、相手の言葉や態度をそのまま受け止めるのではなく、
その背景にある相手が置かれている状況や生い立ち、
相手の今の気持ちに思いを巡らせてみること。

相手の言葉や態度に対して「あれっ?」って思った時、

「今、忙しくて手が回らないんだろうな」

「彼の職場環境が今の考え方をつくってきたのかもしれないな」

「自分のこんな所が相手の気分を害してしまったかもしれないな」

「かえって心苦しく感じているかもしれないな」

相手が置かれている状況や生い立ち、相手の今の気持ちに思いを
馳せることができれば、相手に腹を立てることがなくなります。

相手を非難することではなく、自分の関わり方を変えることで、
状況や関係を変えようと前向きに捉えることができます。

“相手に思いを馳せる力”、、、

マザーテレサをはじめ、包容力のあるリーダーたちは、みんな
この能力が優れていて、相手を変えようとするのではなく、自分に
できることにフォーカスして偉業を成し遂げてきたんですよね。

「忙しい」とは「心を亡くす」と書きますが、
「相手に思いを馳せる心」を見失わないでいたいものです。

理解してから理解される

おはようございます!

また、また、久しぶりのブログの更新です。


スティーブン・R・コヴィーの名著「7つの習慣」の第5の習慣に
「理解してから理解される」という原則があります。

先日、訪問した就労移行支援事業所が、まさしくこの「理解してから
理解される」の原則に則った職場開拓を実践し、年間2桁就職、離職
者ゼロという実績を上げていらっしゃるので、ご紹介させていただき
ます。

その事業所では、事業所内に一般企業に限りなく近い職場環境をもち
利用者の訓練を行なっています。そして、一年間の訓練期間を経て、
二年目に就職活動フェーズに入ります。事業所内にそうした職場をも
つことは、職員が内向きになりがちという欠点がある反面、一人ひと
りの利用者の特性を深く理解できるという利点があります。

就労支援員の方がおっしゃっていたのですが、特性を深く理解すると
「あの人にはこんな仕事がいい」と直感で就職先のイメージがわいて
くるそうです。そのイメージを大切にしながら、就職活動中の利用者
の通勤可能エリアで、一般求人を含め、就職先を開拓します。

ここからが本題なのですが、その就労支援員さんは「ここだ」という
企業を見つけると、まず見学を申し入れます。そして、見学を終えた
後、次に「1日でいいから私に働かせてくれ」と申し出ると言うので
す。

私は「なるほどな」と思いました。ジョブコーチ資格をもっていたり、
バリバリ職場開拓をされている方にとっては、適切なジョブマッチン
グを行なうために至極当たり前のプロセスかもしれません。

でも、実はこれ、雇用主側にとっても極めて重要なプロセスなんです。

端的に言えば、自分たちのことを深く理解してくれている人の提案だ
ったら話を聴いてみたい、と思うのが人間心理なのです。

職員さんの多くは、障がい者が働くことに対して企業に理解を求めよ
うとします。気持ちはわかりますが順番が逆です。先の就労支援員さ
んのように、「理解してから理解される」のが原則です。

この原則は、職場開拓に限ったことではなく、すべての人間関係に通
じることです。もし、「上司が自分のことを理解してくれていない」
と感じることがあったら「自分は上司のことを理解しようと努めた
だろうか」と自分に矢印を向けてみてください。

「理解してから理解される」を実践すると、人間関係が大きく好転し
ます。

 私にとっても、是非とも身につけたい習慣の1つです。

見えたぞ~!! 自分の役割がはっきりと

みなさん、おはようございます!

先週末、就労移行支援事業所向けにセミナーを開催しました。

実施する前には見えなかったものが実施するとはっきりと見えてくる
ものですね~

今回、自分の役割がはっきりと見えてきました。

ぼくの役割は、ズバリ連携をコーディネイトすること。

具体的には、「関わる人すべてを幸せにする経営を目指す企業」と
「障がいのある人の働く場づくりに真摯に取り組む障がい福祉サービス
事業所」をつないで、働くしあわせを感じられる職場を1つひとつ増や
していくことだって、思いっきりハラに落ちました。

以前から「連携が課題解決の鍵だ」って伝え続けてきたけど、それは
あくまでも提案レベル。

今の自分は、これまで培ってきた人脈をフル活用して両者を繋いでいく、
あるいは、ワークショップのスキルを活用して事業所間連携を推進して
いく実践レベル。

工賃倍増や就労移行支援事業の経営ノウハウを磨いていくことは、確か
に大切なことだし、これからも支援していくけれど、今、求められてい
ることは経営コンサルティング以上に「つなぎ役」だって、はっきりと
わかったんですよね。

で、自分を振り返ってみると、めちゃくちゃ沢山の人、それも利他の心
をもつリーダーや経営者とつながってきた。

そして、今、志の高い障がい福祉サービス事業所のリーダーたちとつな
がりはじめている。しかも、両者の気持ちや経営がわかる。これを活か
さない手はない。

障がいがあってもなくても働くしあわせを感じられる職場を1つひとつ
増やしていくために、時に旗振り役となったり、時にファシリテーター
になってきたけれど、一番求められている役割は「つなぎ役」なんだっ
て、はっきりとハラおちした。あぁ、スッキリ!!

最近、そんな役割を発揮できる機会もいただけるようになってきたし。

よっしゃー! いくぞ、次なるステージへ!!

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