体のメンテナンスは声に影響大 | 【声の調律師】が教える”音大卒じゃなくてもコンクール上位になれる『発声』の秘密”

【声の調律師】が教える”音大卒じゃなくてもコンクール上位になれる『発声』の秘密”

元・『高音の出ないこもり声』がたった2年ちょっとで数々のコンクール受賞を果たし、ペルー大統領夫人の御前で演奏させて頂けるまでになった【世界で通用する芯のある豊かな声】の作り方をご紹介

声楽家の皆さんはお分かりのことかと思います。



【歌】という楽器を演奏する場合、楽器は体全部です。当然、声帯が無くては音を発することは出来ないのですが、声帯だけあってもちゃんとした声は出ません。



喋るだけならば声帯と口があればOKでしょうけれど、【歌う】となるとそうはいかないわけです。



本来、【歌う発声法】は、声を発する地点は下への圧力、その土台を支える部分は上への圧力が必要なのです。



カラオケのようにマイクによる拡声や、機械的に作ったエコーではなく、全身の生身で拡声もエコーもやっちゃうわけです。本来そういうものです。マイクやスピーカーなんて拡声器が発達するから人間の生身の歌声が育たないんじゃないかとたまに思います。



腰を悪くしたら声は支えられません。首を寝違えても歌えません。(声を出すと痛いから!)



体のどこかに痛みがあると、余程の訓練を積んでいない限りは痛みを感じて体がそれを庇おうとしたり、痛みを避けるために無意識に体の力が抜けてしまいます。



何が言いたいかというと、喉のケアはもちろんのこと、歌い手はとにかく全身のケアをしなくてはならないということです。



声楽家の方で定期的にスポーツジムや整体師さんのところに行く方は多いです。トレーニングをすることも、磨耗していく体を整えることも、歌い手にとって重要なことだからです。



私は、とうとう、マッサージのようにその場かぎりのものではなく、体に負担がなく、自分の治癒力を高めることで体を整えるという本当の整体師さんと出会いました。なんと、池袋というアクセスがめちゃめちゃいいところで開業しているのです。歌い手だけでなく、体に不調のある友人や家族をモリモリ紹介してます。



こちらの整体に定期的に通っていますが、ここ数年大きな不調はありません。そういえば、日頃悩んできた腰痛も消えています。内臓を含める体のポジションが、本来の場所に戻れば体の中の循環が良くなり、自分の力で不調を治せるということらしいです。



整体に通うことは、決して贅沢や無駄遣いではありません。必要経費です。歌い手としてから整えることは重要ですし、何より健康であり続ければ入院したり治療の経費はかかりませんから!



Mao's Voice Salon