日本語発声と英語発声(イタリア語発声) | 【声の調律師】が教える”音大卒じゃなくてもコンクール上位になれる『発声』の秘密”

【声の調律師】が教える”音大卒じゃなくてもコンクール上位になれる『発声』の秘密”

元・『高音の出ないこもり声』がたった2年ちょっとで数々のコンクール受賞を果たし、ペルー大統領夫人の御前で演奏させて頂けるまでになった【世界で通用する芯のある豊かな声】の作り方をご紹介

ボーカルレッスン、声楽レッスン、どちらにおいてもこの話を必ずしています。



日本語の発声は、『声』という塩水の濃度が薄いわけです。



ここに日本語と英語という食塩水があるとしよう。



日本語は、濃度30%、英語は濃度70%。



どっちが多く塩(声そのもの)が入っているでしょうか?



そりゃー英語ですよね。イタリア語に置き換えてもいいです。私は英語バイリンガルなので英語に例えておきますが。



日本語発声はとにかく無駄に息が多いのです。日本に生まれてずっと日本語を喋って生きているとそんなことには気付きません。



息が多いと何がダメか。



①『声』の濃度が低いので遠くに響かない

②声帯がガサガサするので磨耗しやすい

③どんなに腹筋で押しても、のれんに腕押し状態で余計に声が散らかる

④息が続かないからロングトーンが苦手

⑤『声』の濃度が薄いから、高音は殆ど息の裏声しか出ない



などなど、色々なデメリットがあります。



⑤については、ポップスなどで表現として使いますが、それはそれ。声があって敢えて抜くのと、なくて抜けっぱなしはまるで違う。



日本語発声は、濃度が薄いだけでなく、ポジションも低い。胸をガサガサしがらボソボソ喋るのが日本語かな。



日本語ほど歌に適していない言語は他にないと思います。



比べて英語・イタリア語の発声は、まず、息漏れが少なく、声の濃度が高い。これは、言語の発音、発声が元々そうだから。



そして、ポジションも高い。ナチュラルに頭に響く発声の言語なんです。



ということは、日本人であっても言語という観点から発声の根本を見直せば歌に応用できるというわけです。



イタリア人は生まれて育つ環境で言語から発声が出来てるのです。そしてオペラ歌手はそこからスタートして歌を学ぶわけですから日本人はなかなか敵わない。



声楽は『声』が楽器で、『声』を聴かせる音楽です。楽譜の勉強をしているだけでは成立しない。本当に一生涯発声を追究していくものだと思います。



まずはスタートラインに立つところから始めましょう。道のりは長いけど、コツを掴むのはそんなに遠くないんです。



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