音楽教室や、音楽指導者の宣伝文句に
『○年の実績』
とか書いてある。
教室として運営続けられた経営能力の素晴らしさが見受けられます。
しかし、個人教室の場合、○年というのは指導実績ではないんじゃないだろうか?
ぶっちゃけ、他の仕事しながらとか、ダンナの扶養で養われながら毎月1回指導したかどうか。それで20年とかしてたらどうなのよ?
○○コンクール上位入賞とか、○○音大合格とかは実績かなと思う。
しかし、指導実績って、『できなかったことか出来るようになった』ことが実績じゃないだろうかと思う。
ただ趣味として楽しく通うだけでもいいかもしれないけど、実際に歌えるのか、声は出るのか?
例えば、小学校3年生の頃の私。家の近所でピアノ習ってました。だけど、楽譜が読めないままに終了。
なんで楽譜が読めない子だったのか?
それは、先生が甘やかしすぎたからでしょうね。
『ド』は赤、『レ』は黄、『ミ』はオレンジ、音符に全て色が付けられていたんです。だから、五線のうち、どこにあるのがなんの音かなんて分からない子が3年生だったんです。
同じような子供を排出することは指導者としてしたくはない。
今度開く音楽教室のピアノの先生の現在の教え子で、小学校2年生の生徒さんは、すでに楽譜が読めて、調判定もカンペキに出来るらしい。楽譜を見れば、何調なのか分かる。
それが分かった上でピアノを弾くそう。
30年前の私とのこの差。
私はただ感覚で弾いていただけで理論は分からなかった。だって楽譜読めないんだもん。
楽譜が全てではないけど、基本なんです。
だから、そういう指導実績のある教室にしたい。
声のことなら実績はあります。
1回のレッスンで声が変わり、笑っちゃうほど声が出る。そんな生徒さんがたくさんです。
指導実績
これは年数ではない。
私はそう信じています。