1.ジュニア英文法 ~中学・高校で習う英文法を3秒で書いてあげた(A4ワード23ページ) | 神が作った英語学習完璧セット(国連英検特A、英検1級、TOEIC連続満点60回以上の作者が作った)

こちらで書いた通りです。

https://allahyhwh.web.fc2.com/text/kousin/grammar.html

中学・高校で習う英文法→https://allahyhwh.web.fc2.com/text/kousin/juniorgrammar.docx 

 

目次

中学英文法1~7ページ
高校英文法8~23ページ

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中学英文法講座

 

1.動詞

2.前置詞

3.名詞

時制

関係代名詞

 

1.動詞

 

1-1.be動詞

1-2.一般動詞

過去形・過去分詞

 

1-1.be動詞

be動詞は以下の4行を覚えれば終了

 

主語       対応するbe動詞

I     am

you    are

Iとyou以外の単数  is

Iとyou以外の複数  are

 

「I と you 以外の単数は is・複数は are」と覚えればシンプル。

 

例:She is happy.

 

1-2.一般動詞

一般動詞は、be動詞以外の動詞のこと。go(行く)・play(遊ぶ)など。

 

一般動詞もbe動詞と同じで I と you だけを意識して覚えてみましょう。

 

主語       一般動詞の変化

I             そのまま

you   そのまま

I と you 以外の単数         動詞に -s / -es をつける

I と you 以外の複数         そのまま

 

I と you 以外の単数が主語のときは -s / -es をつけると覚えよう。

 

なお、-s / -es のつけ方にもルールがあります。

 

ルール    動詞の s のつけ方             例

原則       -s をつける          plays

語尾が o / ch / sh / ss        -es をつける        goes

語尾が「子音字 + y」       y を i にして -es をつける            studies

 

1-3.過去形・過去分詞形

動詞は、過去形や過去分詞形で姿を変えます。

 

be動詞の変化は以下のとおりです。

 

原形       過去形    過去分詞形

am / is  was  been

are    were  been

 

そして、一般動詞は -ed をつけることで過去形・過去分詞形に変化します。

 

現在形:I play soccer.(サッカーをする)

過去形:I played soccer.(サッカーをした)

 

ただし一部の動詞については、不規則な変化をするので注意が必要です。

 

型           原形       過去形    過去分詞形

A – A – A 型        read       read       read

A – B – A 型        come      came      come

A – B – B 型        have       had        had

A – B – C 型        go           went       gone

 

2.前置詞

前置詞はイメージ化

 

以下の英文で虫食い状態になっている [ ] には何の前置詞が入るでしょうか。

 

There is a mosquito [ ] the ceiling.(天井に蚊がいる)

 

答えは on です。

 

天井の上は存在しないので、もし on を「〜の上に」という訳で覚えていたら、この答えにたどり着くのは難しいでしょう。

 

on は「くっついている」というイメージで覚えましょう。

 

前置詞は熟語を構成するケースも多いので、ぜひこの機会にマスターしましょう。

 

暗記勝負になるとかなり効率が悪いので英語はイメージするといいです。

 

3.名詞

 

3-1.数えられない名詞・数えられる名詞

数えられたり数えられなかったりする名詞

数えられる名詞が無冠詞になるとき

 

可算名詞・不可算名詞はつまづきやすい論点のひとつ。

 

「数えられる名詞とは具体的な決まった形があり、イメージできるもの」。

 

数えられない名詞(具体的な形がなく、イメージができないもの)をいくつか例としてピックアップしました。

 

判断基準              例           備考

手でつかめない    water・gas など  a bottle of water とすれば具体的な形ができるため、数えられる

目で見えない       information・happiness など          −

切っても機能が損なわれないもの    cheese・beef など             a piece of cheese とすれば数えられる

総称したもの       money・baggage など       −

 

3-2. 数えられたり数えられなかったりする名詞

たとえば、kindness という名詞。

 

kindness(優しさ・思いやり):数えられない

a kindness(ある親切な対応):数えられる

のように、数えられたり数えられなかったりします。

 

下のルールを知っておけば良いだけです。

 

数えられない名詞:あいまいでぼやっとした意味(参考:kindness は思いやりという概念のことなので具体性がない)

数えられる名詞:具体的な意味(参考:a kindness は 電車で老人に席を譲る のような親切な具体的な行為)

 

3-3. 数えられる名詞が無冠詞になるとき

実は「すべてが数えられる名詞にも数えられない名詞にもなり得る」ということを知っていますか。

 

勘の良い人は「a school は学校と数えられる名詞のはずなのに、なぜ go to school と無冠詞なのだろう」と疑問に思っていたかもしれません。

 

それも、無冠詞の数えられない名詞は、あいまいでぼやっとしたイメージがあるというところから説明できます。

 

具体的に書けば、以下の2つの場面では、名詞に冠詞がつきません。

 

場面       例

量を表したいとき              apple(りんごジュース:1つのりんごとしてではなく、加工されてりんごジュースなどの量で表現される状態になった)

目的を表したいとき           school(勉強するための場所)

 

ぜひこの機会にニュアンスをつかんでおきましょう。

 

4.時制

 

4-1.現在進行形

現在完了形

 

すぐに始めたり止めたりできる動詞は、現在進行形にできます。

 

たとえば、study(勉強する)は、今すぐ始めたり止めたりできるので、進行形が使えます。

 

I’m studying English.(勉強している)

 

一方で、knowは現在進行形にできません。理由は、途中で知ったり、いきなり知っていることを知らないことにしたりできないから。

 

knowは「現在進行形にできない単語なんだ」で覚えるのではなく、なぜ出来ないのか考えて動詞の意味を見るようにしましょう。

 

4-2.現在完了形

現在完了形は、過去に終わった事柄が今どうなっているかを伝える手段です。have + 過去分詞 で表します。

 

たとえば、日本語だと「元気?」と聞かれて「風邪をひいた」と答えると今も体調が悪いと察してもらえます。

 

しかし、英語の場合は I caught a cold. と答えると「じゃあ今は元気なの?」と相手を混乱させてしまいます。

 

そこで使うのが、現在完了形です。I have caught a cold.と答えたら「過去に風邪を引いて、だから今体調が悪い」という意味になります。

 

英語は日本語のように過去形で伝えたことで、現在の状態を察してもらえません。

 

そのため、現在完了形を使って「過去に起こったことで今こうなっている」と伝える必要があるのです。

 

5.関係代名詞

 

2つの文を1つにまとめる役割があります。

 

代表的な関係代名詞は以下の通り。

 

代表的な関係代名詞は以下の通り。

 

先行詞(被修飾語)           主格       目的格    所有格

人                   who   whom  whose

人以外            which     which   whose

 

関係代名詞は、形容詞と一緒です。

 

5-1.関係代名詞(主格)

関係代名詞(目的格)

 

主格の用法とは、関係代名詞が主語の働きをするという意味です

 

たとえば、

 

I have a son.(私には息子がいる)

He lives in Tokyo.(彼は東京に住んでいる)

は2文に分かれていることで幼稚な印象を与えてしまいます。

 

そこで、a son と he が同じ人物ということを踏まえて、関係代名詞を使えば、

 

I have a son who lives in Tokyo.(私には、東京に住んでいる息子がいます)

 

と、1文で相手に伝えられるでしょう。

 

5-2.関係代名詞(目的格)

目的格の用法とは、関係代名詞を目的語として使うという意味です。

 

This is the pen.(これはペンです)

I bought it yesterday.(それは昨日買いました)

 

という2つの文章を1文に直すには、pen と it が同じものを表していることを踏まえて、関係代名詞「which」を使います。

 

This is the pen which I bought yesterday.(これは昨日買ったペンです)

 

関係代名詞を使うことで、よく分からない文を作れるようになります。

 

以上が中学英文法でした。

 

イメージすることが英語は大切です。

感覚的な理解で使われている言葉なので、

感覚が分かると英語が得意になるルートに乗っていきます。

 

 

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高校英文法

 

高校英文法は、中学英文法の延長にあるので、今回、一緒に書きました。

 

1. 文型

文型は、その名前の通り、英文が取る型のことです。

 

英文は語順を重視する言語で、順番を変えると意味が伝わらなくなることもあります。逆に言えば、文型を理解すると知らない動詞があっても意味が類推できます。

 

だからこそ、文型とそれぞれの文型が持つ基本的な意味を理解しましょう。

 

第一文型(SV)

第一文型は、主語と動詞だけで構成される文章です。その他くっつくものは、前置詞や副詞など文の要素になりません。

 

第一文型のイメージは「Sが自分で何かをする」ということ。

 

I ran in the park. (私は公園で走った)

 

The shop opens at ten. (そのお店は10時に開店する)

 

in や at からあとは修飾語なので無視すると、どちらも主語が何かをしたという意味であることがわかります。

 

第一文型の文章で動詞の意味がわからなかったとしたら do 「〜する」と訳せばざっくり意味が読みとれます。

 

第二文型(SVC)

第二文型は、主語・動詞・補語の形を取り、SとCがイコールであるというイメージです。

 

I am a student.(私は学生です)

 

と言う文章の場合、私=学生と言う関係が成り立ちます。

 

また、

 

I got full. (私はお腹いっぱいになった)

 

ならば、私=fullの状態ということ。get (〜になる)と言う意味を理解していなくても、大体の意味はわかるはずです。

 

第三文型(SVO)

第三文型は主語・動詞・目的語の形を取る文章です。SがOに何かしら動作をして、影響を与えるイメージがあります。

 

第三文型だけは、様々な意味を持ち、具体的なイメージが一つに定まりません。

 

I have an apple.(私はりんごを持っている)

 

I meet him.(私は彼に会う)

 

I know him. (私は彼を知っている)

 

どれも、S=Oの関係が成り立たないところは共通していますが、イメージは異なります。そのため、単語を知らないと意味が理解しにくくなってしまうのが第三文型をとる動詞の特徴です。

 

第四文型(SVOO)

第四文型は主語・動詞・目的語・目的語の語順になります。第四文型のイメージは「何かを与える」というもの。

 

She gave him an apple. (彼女は彼にりんごをあげた)

 

give は第四文型をとる代表的な動詞です。まさに、彼にりんごをあげたという文章になっていますね!

 

I taught him English.(私は彼に英語を教えた)

 

この文章では、彼に英語という知識を与えています。

 

第五文型

第五文型は、主語・動詞・目的語・補語の語順になります。第五文型が持つイメージは2つ。

 

Sの力でO=Cの状態にした

SはO=Cと理解した

上の例が、

 

I had her hair cut. (私は彼女の髪を切った)

 

私が行動して、「彼女の髪=切られている」という状態にしていることがわかります。

 

また、下の例は、

 

I found the rumor true. (私はその噂が本当だとわかった)

 

などが挙げられます。

 

2. 仮定法

仮定法は、時制をずらして妄想であることを示す用法です。見た目は過去形ですが、中身はただの現在の妄想です。

 

過去形には、時間的な距離のほか心理的な距離を示す意味もあります。

 

現実的でないという心理的な距離があるからこそ、時制を過去にずらしているということをまずは理解しておきましょう。

 

仮定法過去

仮定法過去は、以下のような文章です。

 

I wish I were rich.(お金持ちだったらいいのに)

 

仮定法過去のポイントは2つ。

 

過去形に時制をずらす

was → were に変える

先程の例文の場合、いまお金持ちではないからこそ、お金持ちとは心理的な距離があります。その距離感を示すために、お金持ちという話を過去形で書いています。

 

さらに、was を were という普段使わない形に変えることで、妄想であることを明確にしています。

 

もうひとつ例文を見てみましょう。

 

If I were you, I would help him.(私があなたなら、彼を助けるでしょう)

 

私はあなたになることはないので、過去形かつ、were と形を変えています。また、will → would と過去形に変えて、心理的な距離を表していますね。

 

仮定法過去完了

仮定法過去完了も、本質は変わりません。過去のことに対して妄想していて、その時点と心理的な距離があることを示しています。

 

例文を使って見てみましょう。

 

If I had studied English harder, I would have passed the test.(英語をもっと勉強していたら、テストに受かったかもしれない)

 

まず、過去のことに対して心理的な距離があるので、if 節のほうはさらに古い時点を示す had + 過去分詞に変えています。また、I から始まる主文のほうも助動詞 + have + 過去分詞と形をかえ、過去の妄想であることをわかりやすくしています。

 

3. 過去完了形・過去完了進行形

 

・過去完了形

 

過去完了形は、ある過去の一時点に至るまでの出来事を指します。

 

完了形が持つイメージは迫ってくる感じ。過去の表現であったとしても、話に上がっている過去の時点までに迫ってくる感じをイメージすれば、理解できます。

 

過去完了形は、had + 過去分詞の形で作られます。過去のある時点をピックアップして、そこに至るまでの原因を完了形で語っています。

 

現在完了形の起点が過去にずれただけと理解すればOKです。

 

The train had already left when I arrived at the station. (私が駅に到着したときには、電車は既に出発していた)

 

私が駅に着いたという時点ですでに起きていたこと(電車が出発していた)を説明するので、過去完了形が使われます。

 

ほかにも例文を見てみましょう。

 

I knew him because I had met him once.(一度会ったことがあったので、彼を知っていた)

 

過去に会ったという事実が、知っていたという状態を作っているから完了形です。

 

I bought a new pen because I had lost the old one. (古いペンをなくしたから新しいのを買った)

 

古いペンをなくしたという事実が影響して、ペンを買っているのでこちらも完了形が使われます。

 

・過去完了進行形

 

 

過去完了進行形は過去完了と進行形がくっついた形を指します。

 

Tom had been playing the game for 3 hours when I came back. (私が帰ってきたとき、トムは3時間もずっとゲームをやっていた)

 

3時間もずっとやっていた、という動作を強調するために過去完了進行形が使われています。やりすぎで呆れている感情が乗った表現です。

 

4. 関係代名詞

中学校では関係代名詞の基本を学んできましたが、高校では応用事項を学びます。

 

サラッとおさらいすると、関係代名詞は長くなった形容詞節のこと。前の名詞に対して情報を付け足す表現です。

 

・先行詞を含む関係代名詞what

whatは、先行詞を含んだ関係代名詞として使われることがあります。

 

whatの使われ方は2つです。

 

the thing that

anything that

what 1語で、どちらかの意味になります。

 

This is the thing that I need.

This is what I need.(これは私が必要なものです)

 

のように、まとめて1語でスッキリ表現できるようになります。

 

・関係代名詞の非制限用法

関係代名詞の非制限用法とは、関係代名詞にカンマをつけた文のこと。関係代名詞の形容詞節の前後にカンマを付けることで、追加情報であることを示しています。

 

Tom, who is a teacher, lives in Tokyo. (トムはね、教師をやっているんだけど、東京に住んでいるんだよ)

 

日本語でも似たような表現を使うことがありますよね。話の本筋から離れて補足情報をねじこんでいるイメージを持つ用法です。

 

5. 関係副詞

関係副詞は関係代名詞の親戚にあたるもの。後ろから前の名詞をつまみ上げて説明を付け足し、修飾しています。

 

where:場所に関する情報を付け足す

when:時に関する情報を付け足す

why:理由に関する情報を付け足す

how:方法に関する情報を付け足す

関係副詞は前置詞 + 関係代名詞でも書き換えられます。

 

This is the city in which I was born,

This is the city where I was born. (ここは私が産まれた都市だ)

 

どちらも正しい表現で、the city を副詞節で修飾しています。

 

Summer is a time when many people go to the beach. (夏といえば、海に行く人が多いですよね。)

 

こちらも、time を詳しく説明するための副詞節として、when 以下がくっついてきています。

 

6. 複合関係代名詞・複合関係副詞

複合関係詞とは、-ever がついた関係詞のこと。関係代名詞に -ever が付けば複合関係代名詞、関係副詞に付けば複合関係副詞になります。

 

・複合関係代名詞

複合関係代名詞は、名詞節か副詞節を作ります。

 

副詞節:たとえ〇〇であっても

名詞節:たとえ〇〇であってもそれは

と訳します。

 

Whoever agrees with this opinion can join our team. (たとえだれでも、この意見に賛成する人は、私達のチームに参加できます)

 

Whoever breaks the law, they will be punished.(たとえ誰が法律を破ろうとも、罰せられます)

 

名詞節・副詞節どちらになっているかは、後ろの文を見て判断しましょう。

 

・複合関係副詞

 

複合関係副詞は、必ず副詞節になります。関係副詞の why だけは、複合関係副詞を作りません。

 

Whenever you need me, I will help. (あなたが私を必要とするならいつでも、助けますよ)

 

Wherever you go, it is a usable device. (どこに行っても使える端末です)

 

7. 原形不定詞

 

原形不定詞は、to をつけない原形のままの不定詞です。

不定詞は、動詞を名詞や形容詞、副詞として働かせるもの。

だから、将棋みたいなものです。動詞は動きますから、

駒みたいに、不定詞のときは、色々な方向に行けるようになると

覚えておけばいいです。

また、名前のとおり原形なので、三単現の「 s 」は使いません。

通常の動詞とは、違う使い方をしていることを教えるために

(仮定法のときと一緒ですね)原形にしています。

 

原形不定詞を使わなければいけない動詞は2種類あります。

 

使役動詞

知覚動詞

 

・使役動詞+原形不定詞

使役動詞とは、誰かに何かをしてもらう、させるという意味がある動詞です。

 

make O 原形不定詞|O に〜させる

have O 原形不定詞|O に〜してもらう

let O 原形不定詞|O が〜するのを許す

help O 原形不定詞|O に〜を手伝ってもらう

の4つの動詞を覚えておくといいでしょう。

 

・知覚動詞+原形不定詞

知覚動詞とは、見る・聞く・感じるなどの意味を持つ動詞です。

 

see O 原形不定詞|Oが〜するのを見る

hear O 原形不定詞|Oが〜するのを聞く

look O 原形不定詞|Oが〜するのを見る

notice O 原形不定詞|Oが〜に気づく

feel O 原形不定詞|Oが〜だと感じる

の5つの動詞を覚えておきましょう

 

8. 可算名詞・不可算名詞

名詞には、数えられるものと、数えられないものがあります。中学でも習いますが、高校でも扱われ、受験にも頻出の項目です。ここでしっかり理解しましょう。

 

・数えられない名詞

数えられない名詞は、具体的にイメージできる形がないものです。頭のなかで具体的なイメージができず、これといって決定した形がないものが該当します。

 

抽象的な名詞と暗記する方がいますが、説明できないものが出てくるのでNG!

 

さらに分解すると、数えられない名詞には以下のような特徴があります。

 

具体的な形がない

water や information などが当てはまります。形を思い描くことができない名詞は数えることができません。

手でつかめない

gas や wine が当てはまります。手でつかむことができないものは、数えることができません。

目に見えない

happiness や time など、目に見えないものは数えられない名詞になります。

切っても機能が損なわれない

beef や cheese などは、切っても同じものですよね。この場合、決まった形がないので数えられない名詞になります。

総称したもの

furniture や money など、複数のものを集めて総称したものの場合は、数えることができません。

 

・数えられる名詞にaや~sがつかないケース

数えられる名詞でも、a や ~s がつかないケースもあります。

 

量を表す場合

目的になる場合

たとえば apple は、りんごまるまる1個を指す場合は数えられます。しかし、ジュースになっていたり、切っている果肉を指す場合は形がはっきりしなくなるので、個数ではなく「量」としてとらえることになり、数えられません。

 

また、目的になる名詞にも a や 〜s がつかなくなります。たとえば go to school の場合、「学校」は勉強しにいく目的となるところ。by bus の場合、乗り物として移動する目的があるので、やはり数えられない名詞になります。

 

9. 助動詞

中学校で習った助動詞についてもさらに発展した学習を行います。

 

助動詞の全体的なイメージは、「主観的」だということ。動詞の前に置くことで、書き手の感情を反映するのが助動詞です。

 

ここでは、高校で習う助動詞の過去形、受け身、完了形の作り方について押さえていきましょう。

 

・助動詞の過去形

助動詞を過去形にすると、実現可能性が低いというニュアンスになります。これは、過去形が時間的な距離だけでなく、心理的な距離も示しているからです。

仮定法のときも過去だったことと同じです。過去になります。

 

また、この心理的に距離をおいているというイメージから、よりていねいな表現としても使われます。

相手に対してへりくだった感じがするからです。

希望を述べるという意味(気持ち)も伝わるからです。

 

各助動詞に対応する過去形は以下のとおりです。

 

現在形    過去形

can         could

will         would

may        might

 

must に過去形はありません。これは must が圧力をかけるイメージがあり、強い確信や義務を伝えるため、距離を置くイメージの過去形と相性が悪いからです。

 

なお、助動詞を使った過去形は、助動詞を置き換えるだけで完成します。他の単語は一切変えなくていいので簡単ですね!

 

I can run fast. (私は早く走れる)

I could run fast when I was young. (若いときには早く走れた)

 

助動詞を変えるだけで、かんたんに過去形が作れました。

 

Can you pass me the salt? (塩をとってくれない?)

Could you pass me the salt? (塩をとってくれませんか?)

 

このように、助動詞の過去形を使うことで、よりていねいなお願いをするのにも使えます。

ホテルで使う言葉が過去形(特にcould)だと覚えて下さい。

 

・助動詞を使った受け身

助動詞を使った受け身を作るには、助動詞 + be + 過去分詞の形に変えるだけ。

 

普通の受け身を作るのとほぼ同じで、be の前に助動詞が入ると覚えましょう。

 

She may buy this doll. (彼女はこの人形を買うかもしれない)

This doll may be bought by her. (この人形は彼女に買われるかもしれない)

 

のように書き換えられます。

 

Dolphins can be found here. (イルカはここで見られます)

 

のようにも使えますね。

 

助動詞+完了形

助動詞+完了形の形にすると、助動詞それぞれが持つ主観のイメージに、完了形の「ある地点に迫ってくるイメージ」がたされます。

 

助動詞+have+過去分詞の順番で並べましょう。

 

例文でイメージをつかんでみて下さい。

 

He will have arrived in New York by now. (かれは今頃NYにいるだろうね)

 

will が持つほぼ確実だと思っているというイメージと、完了形のある時点に影響するイメージが組み合わされています。

 

You should have told the truth. (君は真実を話すべきだった)

 

進むべき道を示し、本来なら当然だよねというイメージの should。さらに完了形が組み合わさることで、間接的に真実を話さず今を迎えてしまったことが暗示されています。

 

10. 分詞

分詞は難しそうに見えますが、要は形容詞のようなものです。

 

a cute dog のように、 a sleeping dog と前から犬の状態を説明しているだけ。

 

本当は cute のように状態をそのまま示せる表現があればいいのですが、

「話者にとっては」ピッタリの形容詞がないからsleepを変形させてうまく状況を表現できる言葉を作っているのです。

 

分詞は、前や後ろから説明を追加するもの、とまずはざっくり理解して下さい。

 

現在分詞・過去分詞

名詞の前後に置かれた現在分詞・過去分詞は、形容詞のように名詞を修飾できます。

 

〜ing と表現すると能動的、〜ed と書き換えると受け身の表現になります。実際にフレーズで見てみましょう。

 

・a man sitting on the bench (あのベンチに座っている男)

・a broken door (壊されたドア)

・a letter written by him (彼に書かれた手紙)

 

名詞の前後から、説明を追加していることがわかりますね。

 

分詞構文

分詞構文とは、接続詞と主語を省略して分詞を使った形に書き換えたもの。

 

実際に英文を書き換えながら手順を解説します。

 

When I went to Tokyo, I met my mother. (東京に行ったとき、母にあった)

 

接続詞を消す

まずは、接続詞をそのまま消してしまいましょう。

 

(When) I went to Tokyo, I met my mother.

 

主語が同じなら主語を消す

接続詞がついている文とついていない文の主語が同じなら、接続詞がついているほうの主語をそのまま消してください。

 

(i) Went to Tokyo, I met my mother.

 

動詞を分詞に変える

もとの動詞の部分を ing に変えましょう。

 

Going to Tokyo, I met my mother.

 

これで、分詞構文の完成です。

 

11. It〜that構文

It を主語におく構文で、よく使うものがいくつかあります。ここでは、高校で習う形式主語、強調構文の2つを解説します。

 

・形式主語

形式主語は、主語が長すぎる時に使われます。主語を短い形( it )に置き換えて、後ろに長い主語を持ってくることで、結論が早くわかるようにする構文です。

 

英語は結論から伝える傾向があります。主語が長すぎて述語や補語が遠くなると、結論がなかなかわからずモヤモヤするので、とりあえずit を主語にして結論を早く出しています。

 

形式主語を取る場合、後ろは4つの形があります。

 

不定詞

that節

疑問詞節

動名詞

 

後ろに文章が続く場合は、that説を選びましょう。よく使われる表現を例文と一緒に見ていきましょう。

 

It is natural that he is scolded. (彼が叱られるのは当然です)

 

It it a pity that you can’t join the party. (君がパーティに来られなくて残念だ)

 

そのほか、以下のような単語も形式主語が置かれやすいです。

 

押さえておきたい表現

unbelievable 信じられない

sad 悲しい

interesting 面白い

clear 明白だ

true 本当だ

 

強調構文

強調構文は、文章のなかで目立たせたい部分があるときに使う構文です。

 

It is ~ that の形で表わされ、〜の部分に強調したい言葉を持ってきます。

 

It is English that I learn. (私が学んでいるのは英語だ)

 

のように使います。

 

ちなみに、強調するワードは、述語以外すべて可能です。

 

主語

目的語

補語

副詞句

副詞

全て入れられるので、強調したいものは it と that ではさみましょう。

 

12. 動名詞

動名詞は、動詞に ing をつけて名詞のようにあつかったものです。動名詞は中学校で習いますが、特に不定詞との違いは高校でもよく問われる内容なので、しっかり押さえましょう。

 

不定詞と動名詞との違い

不定詞と動名詞のイメージは未来を向いているか、過去を向いているかということ。

 

to不定詞についている to が持つイメージは方向と到達。何かに向かって届いている印象を持つワードです。不定詞もこのイメージの影響を受けて、到達点に向かっていることから、願望や未来志向の動詞に使われます。

 

対象的に、動名詞は過去思考であり、マイナスのイメージを持ちます。そのため、未来志向の動詞では不定詞だけ、過去思考の動詞では動名詞だけをとります。

 

たとえば、何かをやめるという表現では、

やめるのは過去志向の表現です。。

そのため動名詞しか使えないと昔の学者は考えたため、動名詞しか使えません。

また、考えるという行動は、過去のことをふりかえるという過去志向に近いものなので、

mind なども動名詞しか使えない動詞だと昔の学者は考えたので、

動名詞しか使えません。

 

昔の人が、頭が悪くて一方向でしか

考えられなかったので、こうなっています。

 

不定詞しか取れない動詞の例

decide to 〜:することに決める

plan to 〜:〜する予定だ

want to 〜:〜したい

hope to 〜:〜することを望んでいる

 

動名詞しか取れない動詞の例

give up 〜ing:〜するのを諦める

finish 〜ing:〜を終える

mind 〜ing:〜するのを気にする

enjoy 〜ing:〜するのを楽しむ

 

並べてみると不定詞が未来志向、動名詞が過去思考であることがわかるのではないでしょうか。

言葉の使い方は、これだけではないのですが、

だいたい、方向性はそうかなというものになっています。

 

・不定詞と動名詞で意味が変わる動詞

不定詞と動名詞で意味が変わる動詞も押さえておきましょう。

 

それぞれが、未来と過去を

このため、動名詞=不定詞ではないということが

よくわかったのではないでしょうか。

 

不定詞と動名詞で意味が変わる動詞

try 

不定詞:〜しようとする 動名詞:試しに〜する

remember 

不定詞:これからすることを覚えておく 動名詞:したことを覚えている

regret

不定詞:遺憾ながら〜する 動名詞:〜したことを後悔する

stop 

不定詞:〜するために立ち止まる 動名詞:〜するのをやめる

forget

不定詞:〜することを忘れる 動名詞:〜したことを忘れる

 

これらの動詞も、不定詞・動名詞のイメージさえ持てれば、意味が変わってくる理由がわかるはずですよ!

 

13. 話法

話法とは、だれかが話した内容の伝え方のこと。

 

直接話法

間接話法

の2つの表現方法があります。

 

・直接話法

直接話法は、話した内容を変えずにそのまま伝える方法です。日本語のカギカッコを使った文をイメージするとわかりやすいでしょう。

 

He said, “I love you.” (彼は「あなたを愛している」と言ったんだよ)

 

直接話法は、カンマと引用符を使って表現します。

 

・間接話法

間接話法はカギカッコを使わずに書いた文をイメージするとわかりやすいです。

 

He said he loved me. (彼は私を愛しているって言っていたよ)

 

間接話法を使うときは、時制を一致するようにしましょう。主節の部分が過去形であれば、話した内容である部分も過去形に揃えます。

 

以上が、高校英文法の講義でした。

もう少し詳しくもできるので、もし書くならハイレベル高校コースにし、

今回は基礎高校コースということにします。