理論的に・・・ | 歌手・尺八奏者・ピアニスト 松村湧太Official Blog

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ある時は歌手、ある時は尺八奏者、ある時はピアニスト。西洋音楽と日本音楽それぞれの技術の長所をお互いに組み合わせ、今までにない様々なサウンド作り、演奏活動を展開する松村湧太のオフィシャルブログです。

昨日一昨日と、本格的に稽古が始動した、セイレンの次回公演「ユーリンタウン」のカンパニーの指導に行ってきましたキラキラ





昨日一昨日は、音入れとかではなく、カンパニーのメンバー一人一人を、2日間かけて10人程指導。





昨年の日本最高のボイストレーナー(もう教えるテクニックは世界最高なのではないかと思いますが)との出会いにより、自分の声も全く変わり、また声に関する知識も増えて、そのメソッドを見よう見まねではありますがこのカンパニー内でも実践してみると、レッスンを受けるに来るメンバー達が、その場でみるみる声が変わっていくのが、指導していてとても嬉しく、自分の頭の中にある理論がちゃんと正しい事がわかりやりがいがあります。





今日の日本では、楽器奏者はグラミー賞をとったりする人までいたり、クラシックもジャズも世界に通用するプレイヤーが多数いますが、歌に関しては、完全にメソッドが世界に遅れているんです。その証拠に、世界中で活躍する歌手が海外のようにいない。歌手ではまだ日本人でグラミー賞をとった歌手がいない。




「声を頭から出して・・・」「額に声をあてて・・・」「お腹をかたくしないで、レモンを絞るように息を吐き出していって、その息を上から回してくるんだ!そうすれば高音なんて出る!」なんて意味不明なレッスンが、高いレッスン料をとるボイストレーナーや一流音楽大学のレッスンでもなされています。声が出る場所である「喉」「声帯」に起きている問題をほったらかしにしたまま・・・。





楽器の鳴る原理をまず理論立てて教え、それに基づいて一人一人に起きている全く違う問題を、その人それぞれに合わせて処方箋のようにレッスンを提案していくのが、正しいレッスンです。ただ今日本でそのレッスンが出来るのは今の僕の先生だけではないかと思います。





先生と先日話していた時の事、「日本人初グラミー賞歌手になりたいです!」という僕に対して「絶対にとらせます!」という心強い言葉に勇気が出ました。頑張って日本のミュージックシーンを盛り上げていきたいと思います!応援宜しくお願い致します!






湧太