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カタカナとひらがなって発音違うの?

いい歳をして英文法の学び直しをしてます。甥や姪からは英語のできる叔父さんと重宝されて教えてあげたりもしています。先日人名表記の姑息な変更に驚いたのですが、もう一つあります。それは単語の発音の表記に

「カタカナとひらがなが組み合わされて使われている」

ということです。

ちょっと待て。

ひらがなとカタカナって日本語で発音違うのか?誰だこんな表記認めたヤツ。

中学生以降の学習であれば、多少は本格的な学問に片足踏み込むのは当たり前のことだし、発音に対して口内の容積やら舌を突くポイントが違うんだから、発音記号を学ばせるべきでしょう。わかりやすくしてるつもりだろうけどむしろ訳わからなくなると思いますが。しかもこれが高校生レベルの単語でも使われてるし。易しく説明するというのと甘く見せるのは別物なのにねぇ。誰か英語学習のプロの方でカタカナとひらがなの発音の違いを説明してくれる人、だれかいませんかねぇ?

ビッグバンドとスモールコンボの違いとは?

もう20年くらい前になるけど、当時東京在住だったトロンボーンのフレッド.シモンズがこの質問を投げかけてくれました。答は

「人の数」

でした。つまり、編成の大小に関わらずピアニシモはピアニシモだ、ということなのです。これも良く見落とされていることだと思います。兎にも角にも、日本の非クラシック系の音楽の人の多くがダイナミクスの大事さを見落としていると思います。2004年のジャズライフで記事にしましたが、エディ.ヘンダーソンがこんなことを言いました。「音楽は自己のプレゼンテーションなのです。そこで常にラウドでイカつい(彼は「コワイ」という表現を使いました)プレイに終始するのはプレゼンテーションとしてどうなの?

と。
ここはもっと考えた方がよいのではないかと思います。

Eddie Hendersonのマイクの使い方

エディ.ヘンダーソンとはかれこれ30年お付き合いをしてもらっています。彼は子供の時にサッチモにラッパの手ほどきをしてもらい、高校生の頃にマイルスと仲良くなり、大学院時代には週末にDCからNYCに出てきてモーガンとハバードにレッスンつけてもらってたという素晴らしいバッググラウンドの持ち主なんです。ハンコックのmwandishiで名前を上げたので、ストレイトアヘッドな印象がつかなかったのが残念でしたが、医者の仕事の合間にジャムセッションのホストをやったりして多くの若手から尊敬と信奉を集めている名人なのです。

一昔前に彼の東京でのライブを企画してた時期がありました。彼はマイクを使うんですが、音量を稼ぐためには使わないんです。少しエコーをかけるとか、少しイコライジングをするだけです。だからオンマイクでもオフでもほとんど音量が変わりません。70年代初頭のジャズがエレクトリックに傾いて行った時代の代表的なバンドであるハービーのバンドにいた人のマイクの使い方がこれなんです。これは勉強になりました。楽器の音はかなり大きいので、マイクを通す必然性はあまりないように思われます(ハーマンミュートの時は使うと効果的)。人間の聴覚は繊細なので、ホールコンサートなどで繊細な音楽をやってる時にケータイの音でも鳴ろうものならぶち壊しです。世間が大きな音で「押す」ことしかしないから、私のところでは抑制したピアニシモをきちんと響かせたいと考えています。スタン.ケントンにいたラッパのMike Vaxはケントンバンドについて、確かにwall of soundは素晴らしいのだけど、実はピアニシモが実に美しかったって喋っている映像があります。この辺りが日本の非クラシックの現場では本当に忘れられてると思います。