株式会社サンウェルズは、パーキンソン病の専門ホーム「PDハウス」の運営で評判になっている会社です。

 

パーキンソン病は、動作が緩慢になったり、ふるえが止まらなくなったり、筋固縮といった症状がでる病気です。先進国で高齢化が進むなか、パーキンソン病の患者数は急増していて、“パーキンソンパンデミック”といわれるほどです。

 

パーキンソン病の患者は、一人での自宅生活が困難になるため、 PDハウスのような専門ホームは待ち望まれていたものでした。

 

本稿では、サンウェルズの経営理念や事業内容を解説して、どのような会社なのかを紹介していきます。

 

また、働いているスタッフからの評判口コミやPDハウスに対する評判口コミを調べて、本当の評価を探ります。

 

そのほかにも、入居条件・入居時費用、サービス内容なども調査し、サンウェルズとPDハウスについて詳細が分かる内容となっています。

 

 

 

※当ブログはアフィリエイト収益を一部目的としており、試供品や取材費を頂戴し記事を掲載しています。

 

PDハウスを運営するサンウェルズとは

PDハウスを運営するサンウェルズとは

株式会社サンウェルズは、パーキンソン病専門ホーム(PDハウス)の運営や介護・福祉サービスを提供する会社です。

 

会社は、2006年に通所介護サービスの株式会社ケア・コミュニケーションズとして設立されたのが始まりです。

 

その後、訪問介護サービスの株式会社セントラルケアスタッフ、グループホームサービスの株式会社サライが設立され、2011年には株式会社ケア・コミュニケーションズが両社を合併しました。その後は、住宅型有料老人ホームやショートステイ、デイサービス、サービス付き高齢者向け住宅などを次々と開設していきます。

 

PDハウス

 

パーキンソン病専門の住宅型有料老人ホーム「PDハウス」の原型は、2018年6月に住宅型有料老人ホーム「太陽のプリズム白山annex」内に開設されました。

 

その後、日本各地に「PDハウス」は開設され、2030年までの開設予定の施設を加えると日本全国に140の「PDハウス」を展開する計画です。

 

現在のサンウェルズは金沢と東京に本社を置き、従業員数は2,435人、売上高は2024年3月期で213億円を超えます。

 

介護・福祉サービスの会社では、ニチイ学館、SOMPOホールディングス、ベネッセなどが1,000億円以上の売上がある巨大グループとしてありますが、サンウェルズは売上を毎年大きく伸ばしていて、業界で注目されている会社です。

 

 

  経営理念

 

サンウェルズの経営理念を紹介するページには、トップに「自らが輝き、人を元気にする」というキャッチコピーが掲げられています。

体に不都合があるお客様の心を元気にするために、スタッフみんなが仕事を通じて自らを磨き、自分らしく輝いて生きることを目指しています。

 

この理念を実現するためのミッションとしては「福祉の職場をもっと魅力的に」「介護サービスに進化と変化を」「未来を作る『人』を育成する」という3つを明示しています。

 

代表取締役社長の苗代亮達さんもトップメッセージにおいて、「介護サービスに進化と変化を」というミッションを重要視する発言をしていて、新たな施設やサービスの提供をこれからも充実させていく方針です。

 

具体的には、順天堂大学との共同研究を始めとする各専門機関との協力で介護・福祉の最先端を研究し、介護職員の処遇改善のための「見える化」に積極的に取り組み、資質の向上やキャリアアップ、心身の健康管理、業務改善といった職場環境要件についても取り組みを進めています。

 

 

  事業内容

PDハウス白山の外観

株式会社サンウェルズの事業内容は、介護、福祉サービスの提供です。これまで、世の中にない新たなサービスを生み出してきました。

 

施設運営という形では、主幹事業として全国へ展開しているパーキンソン病専門ホーム(PDハウス)の運営や医療特化型住宅の運営、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)の運営、通所介護(デイサービス)の運営があります。

 

また、居宅介護支援としては、日々の健康管理、点滴や経管栄養などの医療処置を行う訪問看護、介護支援専門員によるケアプランの作成などのサービスがあります。

 

そのほかにも、車いす・歩行器・ベッドといった福祉用具のレンタル・販売事業、体の不自由なお客様に向けて手すり取り付けやバリアフリー化を行う住宅リフォーム事業、アンチエイジング効果が期待できる加圧トレーニング事業などもあります。

 

 

サンウェルズで働くスタッフの評判口コミ

サンウェルズで働くスタッフの評判口コミ

 

サンウェルズで働くスタッフは仕事場や自社のことをどう評価しているのか、評判口コミを調べました。

 

先輩からの指導が丁寧

【介護職 Aさん】

ベテランの先輩方から丁寧で適切なケアと知識を学べるので、安心して働ける職場です。

 

どの仕事にも共通することだとは思いますが、毎日学ぶ姿勢って大事だと思います。自分が指導する立場になったときにも、この仕事が楽しい、もっと学びたいと思えるような指導ができればと思っています。

 

サンウェルズにはPDハウスや老人ホーム、デイサービス、居宅介護支援、グループホームなど様々な業態があり、介護福祉についての多くの経験値、ノウハウが蓄積されています。

 

そのため、職場ではスタッフミーティングなどで先輩がしっかり後輩を指導して導く環境ができあがっていて、安心して働くことができます。

 

 

キャリアアップを目指せる

【介護職 Bさん】
いまよりも1年後はさらに専門的な知識や技術を身につけて、介護福祉士の資格を取得したいと思っています。

 

サンウェルズにはスタッフのキャリアアップのための豊富な研修があるので、他の資格取得にも挑戦するつもりです。

 

サンウェルズにはしっかりとした資格取得支援制度があります。

 

介護未経験でも介護職員としての基本的な技術・知識を得ることができ、「介護職員初任者研修」「実務者研修」等の受講費用は全額会社負担してくれます。

 

介護職員初任者研修は勤務扱いで参加できるので、働きながら資格取得が可能となっております。

 

 

大変な仕事だけどやりがいは大きい

【介護職 Cさん】

サンウェルズは会社全体が明るくスタッフも元気なので、仕事がやりやすいです。

 

介護の仕事は、排泄介助や夜のナースコール対応など、正直大変なことも多いです。それでも、利用者様がリハビリで楽しそうにしているときや、感謝の気持ちを伝えられたときはこの仕事をやっていてよかった!と大きなやりがいを感じられます。

 

また会社行事や表彰の場もあり、やりがいを感じられる機会を会社が率先してつくってくれているのもありがたいです。

 

サンウェルズの代表取締役社長である苗代亮達さんは、施設を運営し始めた当初、待遇面や職場環境の不備で介護スタッフが疲弊してしまっている事に気が付きました。 

 

介護業界では、人材不足による一人当たりの負担増加や待遇面等が大きな問題になっています。

 

そこで、スタッフが働きやすい職場環境をつくり、地域にあまりない良いサービスを創っていくという運営に舵を切りました。

 

すると、スタッフの働きやすさと仕事へのやりがいがアップしたのです。さらに、それまで同じようなサービスばかりで利用者の不満がたまっていたという状況が、独自のサービスが発案されたことで、利用者の満足度まで上がるという結果になりました。

 

今でも、サンウェルズでは仕事のやりがいや働きやすさを会社の理念とミッション(使命)にしていて、多くのスタッフが気持ちよく働いています。

 

 

満足いく年収が得られる

【介護職 Dさん】
年収は高いと思います。介護でこれはすごいです。申し分ない金額をいただいています。

 

また、福利厚生も充実していると思います

 

いかに仕事にやりがいを感じられても、給与が満足いくものでなければ入社を検討している企業から外れてしまうこともあると思います。

 

給与や福利厚生に関する満足度は、求職者にとって企業選びの大きな要因であり、その点サンウェルズは生活面もしっかりとサポートしていることが見て取れます。

 

経済面での満足は仕事のモチベーションにも繋がるものなので、結果として利用者へのサービス向上にも繋がっていると思われます。

 

 

  サンウェルズのスタッフの評判口コミまとめ

 

サンウェルズのスタッフの評判口コミを調べると、仕事内容や職場環境、キャリアアップについて非常に満足度が高いことがわかりました。

 

サンウェルズでは、仕事をこなした後の充実感、満足度が高い職場環境ができあがっています。そのため、多くのスタッフがサンウェルズでの仕事について、評判口コミで高い評価をしています。

 

 

PDハウス(パーキンソン病専門ホーム)のサービス

PDハウス(パーキンソン病専門ホーム)の特色

PDハウスは国内初のパーキンソン病専門介護施設として開設されました。

 

国内初ということで、最初は難しい面もありましたが、徐々に経験やノウハウを積み上げ、今では訪問診療やリハビリプログラム、24時間の訪問看護といった特色のあるサービスを提供できています。

 

PDハウス白山の館内

 

  神経内科専門医による訪問診療

 

パーキンソン病は、脳の特定の領域が変性していく病気で、体のふるえやこわばり、バランス維持の困難(姿勢不安定)など、体の動きに障害があらわれます。また、認知機能の障害がおこることもあります。

 

発症すると本人や周囲の人に大きな負担を強いることから、国の定める指定難病になっています。そのため、施設側にはプロフェッショナルな対応が求められるのです。 

 

PDハウスでは神経内科専門医が訪問診療に来てくれるので、専門的な治療を施設にいながらにして受けることができます。

 

また、PDハウスの看護師・介護士・リハビリ職員とのチーム医療体制により、入所者本人も家族も安心・安全な生活環境が整っています。

 

 

  専門医監修のリハビリプログラム

 

パーキンソン病は進行性の病気のため、リハビリは症状を軽減することと進行を遅らせるために重要です。

 

PDハウスでは、神経内科専門医監修によるパーキンソン病に特化したリハビリプログラムが用意されています。

 

入居後にアセスメントが行われ、入居者一人ひとりの症状に合わせて、体力や筋力の維持、歩行といったリハビリプログラムが組まれ、適切に運用されます。

 

 

  24時間体制の訪問看護

 

PDハウスでは看護師による24時間体制での訪問看護が可能です。

 

これは、服薬管理や細かな症状の変化・副作用の状況を適切に把握することがパーキンソン病の看護において重要なためです。

 

看護師が薬剤コントロールや薬調整のサポートを行い、医療処置も施設内で提供可能です。

 

この看護体制においても、神経内科専門医の指導が行き届いているので、安心して生活できます。

 

サンウェルズが運営するPDハウスの評判口コミ

サンウェルズが運営するPDハウスの評判口コミ

 

サンウェルズが運営するPDハウスの評判口コミを調べました。

 

職員さんが親切

見学にうかがった時の職員さんの対応が親切でこれなら家族をまかせられると安心しました。見学は日曜日でしたが、職員さんの数も多くいて目が行き届いているという印象です。

 

相談すると、こちらが心配していることを的確に答えてくれて、親身になって対応してくれる姿に信頼感がありました。

 

PDハウスのスタッフに対しては、丁寧、親切、優しいなどと多くの方から高い評価が集まっています。

 

 

医療サービスのレベルが高い

脳神経内科の先生の往診があり、パーキンソン病の家族を安心して預けられると思いました。

 

それ以外にも整形外科、皮膚科、眼科の先生が往診してくれるので、医療サービスは充実していると思いました。

 

PDハウスは、医師との連携が強く、質の高い医療が受けられると評判です。また、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が多数在籍し、看護師も24時間体制になっています。

 

 

毎日楽しく過ごせる

PDハウスに入る前は不安がありました。でも、いろいろなイベントや催しをしてくれたり、リハビリだけじゃなくてマッサージがあったりと、毎日飽きずに楽しく過ごせています。

 

PDハウスの入所者に対しては、より心豊かな人生を送ってもらうために、日々、目的意識を持てるようなサービスを提供しています。

 

 

  サンウェルズが運営するPDハウスの評判口コミまとめ

 

PDハウスの評判口コミを調べると、入所者、そしてその家族から高評価であることが分かりました。

 

最初の見学では、スタッフが丁寧に案内し、分からないことは親切に詳しく説明してくれるようです。この見学で施設やスタッフに対する信頼感が生まれ、安心してパーキンソン病の家族をお願いするという方が多く見られました。

 

そして入所後は、神経内科専門医が訪問診療してくれるほか、パーキンソン病に特化したリハビリで、入所者一人ひとりに合った生活ができると評判になっています。

 

 

PDハウスの入居条件・入居時費用は?

PDハウスの入居条件・入居時費用

 

PDハウスの入居条件・入居時費用はどのぐらいなのでしょうか。

 

月額費用などは施設によって異なりますが、参考としてPDハウス八王子の料金を紹介します。

 

●入居条件

パーキンソン病(PD)(進行性核上性麻痺(PSP)・大脳皮質基底核変性症(CBD)・多系統萎縮症(MSA)・脊髄小脳変性症(SCD))の方が対象となります。

 

  • 年齢:全年齢対象
  • 要介護度:要介護1~5
  • 認知症:受け入れ相談可
  • 身元引受人:要
  • 身元保証人:要
  • 生活保護:受け入れ不可
  • 住まいの地域:全国から受け入れ可能

 

 

 

●入居時費用(参考:PDハウス八王子の料金)

  • 入居時費用:10万円(敷金)
  • 月額費用:19.62万円(家賃95,000円・管理費44,000円・食費57,240円)

 

 

大学病院との連携と共同研究

大学病院との連携と共同研究

 

サンウェルズでは、大学病院やパーキンソン病のトップドクターと連携することで、最先端のパーキンソン病や介護医療について研究を進めています。

 

 

  トップドクターとの連携により常に最新情報を収集

 

サンウェルズが顧問契約・運営連携しているのはトップドクターばかりです。

 

運営顧問として神経難病の入院患者数が年間1,000名を超える順天堂大学で多くの経験を持ち、パーキンソン病研究の第一人者として知られる医学部脳神経内科の服部信孝先生、元福岡大学医学部脳神経内科教授で現在、順天堂大学大学院医学研究科PD長期観察共同研究講座の特任教授を務める坪井義夫先生、関西医科大学の高橋牧郎先生、京都大学学術研究展開センター(KURA)特定教授や生命・医薬系部門長を務める髙橋良輔先生が名を連ねています。

 

 

  パーキンソン病に関する共同研究への取り組み

 

パーキンソン病に関する共同研究は大学病院・専門病院と共に行っています。

  • 転倒検知システム
  • 運動機能評価システムの開発

などをトップドクターとの共同研究を通じて行っています。

 

 

まとめ

以上がサンウェルズについて、評判口コミやパーキンソン病専門ホーム「PDハウス」の入居条件などを調べた結果です。

 

PDハウスの評判口コミは評価が高く、入所者も家族も満足していることが分かりました。また、サンウェルズのPDハウスのほかのサービスも好評で、売上は近年右肩上がりになっていて、会社の業績としても好調です。

 

これは、介護業界にありがちなきつい仕事で現場が疲弊しているということがなく、スタッフの皆が充実して仕事をしている結果が出ているからでしょう。

 

また、大学病院やパーキンソン病のエキスパートとの連携で、最先端のレベルの高い対処ができているのも高評価の理由の一つです。

 

企業理念として「自らが輝き、人を元気にする」という言葉を掲げ、スタッフも入所者も笑顔で過ごせているサンウェルズは、今後の大いなる発展が期待されます。

 

 

 

会社概要

会社名 株式会社サンウェルズ
代表者 代表取締役社長 苗代亮達
事業内容 パーキンソン病専門ホーム(PDハウス)の運営
医療特化型住宅の運営
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)の運営
通所介護(デイサービス)の運営
居宅介護支援
福祉用具事業
加圧トレーニング事業
資本金 3,500万円(2024年3月末時点)
設立 2006年9月26日
従業員数 2,435人(外、臨時雇用86名 2024年3月31日時点)
所在地 ■東京本社
〒105-0013
東京都港区浜松町2丁目10-6
PMO浜松町III 9F

■金沢本社
〒920-0067
石川県金沢市二宮町15番13号

■大阪支社
〒530-0003
大阪府大阪市北区堂島1丁目1番5号
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■福岡支社
〒812-0011
福岡県福岡市博多区博多駅前3丁目27-24
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