前回のブログで、いかなる場合でも有効であるようなリーダーシップのスタイルが存在するのか?という切り口の理論をまとめてみよう、と書きましたので、今回はコンティンジェンシー理論に着目してみたいと思います。
コンティンジェンシー理論とは、唯一最適なリーダーシップ・スタイルというものは存在せず、集団の特性や集団が直面している状況に応じて、望ましいリーダーシップのスタイルは異なるという理論。(グロービスMBA用語集より)
まず口火を切ったのはフィードラー。
フィードラーは、どのように状況においても有効な唯一最善のリーダーシップ・スタイルがあるわけではないことを明らかにしました。
フィードラー理論とは、効果的な集団業績を実現するための条件適合要素として、「リーダーが部下に接するスタイル」と「リーダーに与えられた支配力および影響力の大きさ」の2つに着目するリーダーシップ理論。(グロービスMBA用語集より)
つまり、従来の研究では、リーダーシップのスタイルは、タスク中心の指示スタイルと、人間関係中心の非指示的なスタイルに分けられ、どちらのスタイルの方がより有効であるかという議論がなされてきたが、フィードラーは、どちらのスタイルも状況しだいで有効であることに着目した、という事。
状況型マネジメントで言えば、有名なのがSL理論。これも図を見ちゃったほうが早いかも。

簡単に言うと、縦軸は人間関係志向、横軸を仕事志向の強さとして4象限(参加的・委任的・説得的・教示的)に分け、それぞれの状況でリーダーシップの有効性を高めていくにはどうすれば良いかを示している。
■S1:教示的リーダーシップ
具体的に指示し、事細かに監督する。意思決定はリーダーが行う。
■S2:説得的リーダーシップ
自分の考えを説明し、疑問に応える。
■S3:参加的リーダーシップ
部下を認めて意見を聞き、部下が適切な問題解決や意思決定をできるよう取り計らう。
■S4:委任的リーダーシップ
部下と話し合い合意の上で目標や課題を決め、部下に任せて成果の報告を求める。
(Allaboutより)
これらの研究は、リーダーシップの発揮の仕方は状況に依存していること、したがってリーダーは状況にふさわしいリーダーシップ・スタイルに変化しなければならない、という事を示しています。
なるほど対個人でのマネジメントには強い効果をもたらしそうですね!
実践で最も使える理論かも知れません。
ホント、色々な研究や理論がありますね~
調べれば調べるほど、奥が深い。
ちょっと、リーダーシップ理論を離れ、次は集団力学のグループダイナミクスについて書いてみたいと思います。
コンティンジェンシー理論とは、唯一最適なリーダーシップ・スタイルというものは存在せず、集団の特性や集団が直面している状況に応じて、望ましいリーダーシップのスタイルは異なるという理論。(グロービスMBA用語集より)
まず口火を切ったのはフィードラー。
フィードラーは、どのように状況においても有効な唯一最善のリーダーシップ・スタイルがあるわけではないことを明らかにしました。
フィードラー理論とは、効果的な集団業績を実現するための条件適合要素として、「リーダーが部下に接するスタイル」と「リーダーに与えられた支配力および影響力の大きさ」の2つに着目するリーダーシップ理論。(グロービスMBA用語集より)
つまり、従来の研究では、リーダーシップのスタイルは、タスク中心の指示スタイルと、人間関係中心の非指示的なスタイルに分けられ、どちらのスタイルの方がより有効であるかという議論がなされてきたが、フィードラーは、どちらのスタイルも状況しだいで有効であることに着目した、という事。
状況型マネジメントで言えば、有名なのがSL理論。これも図を見ちゃったほうが早いかも。

簡単に言うと、縦軸は人間関係志向、横軸を仕事志向の強さとして4象限(参加的・委任的・説得的・教示的)に分け、それぞれの状況でリーダーシップの有効性を高めていくにはどうすれば良いかを示している。
■S1:教示的リーダーシップ
具体的に指示し、事細かに監督する。意思決定はリーダーが行う。
■S2:説得的リーダーシップ
自分の考えを説明し、疑問に応える。
■S3:参加的リーダーシップ
部下を認めて意見を聞き、部下が適切な問題解決や意思決定をできるよう取り計らう。
■S4:委任的リーダーシップ
部下と話し合い合意の上で目標や課題を決め、部下に任せて成果の報告を求める。
(Allaboutより)
これらの研究は、リーダーシップの発揮の仕方は状況に依存していること、したがってリーダーは状況にふさわしいリーダーシップ・スタイルに変化しなければならない、という事を示しています。
なるほど対個人でのマネジメントには強い効果をもたらしそうですね!
実践で最も使える理論かも知れません。
ホント、色々な研究や理論がありますね~
調べれば調べるほど、奥が深い。
ちょっと、リーダーシップ理論を離れ、次は集団力学のグループダイナミクスについて書いてみたいと思います。