こんばんは。
今日もお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
(以下、真空管アンプに関する部分で、少しだけ細かいことを書かせていただきます。この前と同じで、自分のメモリ機能がほとんど当てにならなくて、日記に書いておかないと、すぐに忘れます。でもって、このブログは私にとって「日記」なもので。あはは。なものですから、細々とした記述につきましては、煩わしいかもしれませんが、お許しください。)
昨日、晩ごはんのあと、少し仕事をして早めに寝ようかなと申しましたが、
昨日のおやつ時にした真空管アンプの手直しの結果がとてもよくて、それで、あともう一つ、そのうちやるつもりだったことを、この際やってしまうことにしました。
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昨日の午後は、下の写真の楕円の部分の、黄色のコンデンサと黒のコンデンサを追加する作業を行いましたが、それと同じような作業を、別のところでもやってしまおうというわけです。
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私の真空管アンプは、ステレオですから、右と左に一つずつ、同じ回路が組まれています。
そして、それぞれの回路は、電圧増幅管と、電力増幅管の、2本の真空管で、動くようになっています。
それぞれの増幅管には、カソードバイパスコンデンサというのが付いています。そして、これを少し工夫すると、すごくいい音になることが以前から知られていて、この件についてコメントをくださったブロガーのみなさんの勧めもあって、自分の気が済むように、ともかくやってみようというわけです。
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この部分は、すでに何度か、改造しています。まずは、電解コンデンサを交換したり増設したりして、通常よりもはるかに大きい容量にしました。
電圧増幅管のほうは、1,000µF(マイクロファラッド)のを二つ付けて、合計で2,000µFに。通常は、その十分の一くらいの容量のものがよく使われます。
電力増幅管のほうは、470µFのが二つと、250µFのが一つ、それで、容量の合計を 1,190µFにしました。ここも、普通はその五分の一くらいのがよく使われています。
こうして、カソードバイパスコンデンサの容量を増やした結果、出てくる音のうち、中低音に、奥行きというか、厚みというか、深みが増して、非常にいい感じになりました。
ただ、その分、若干低音の輪郭がややはっきりしない音になったように感じていました。
それから、高音部の、もともとの華やかな感じに、少し陰りが感じられるような気がしていました。
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それで、それを修正するため、まず、電力増幅管のカソードバイパスコンデンサに、さらに小さなコンデンサを並列に追加することにしました。0.1µFのフィルムコンデンサです。ついでに、電解コンデンサの容量をさらに増やすため、220µFの小さな電解コンデンサを付加しました。
これで、電解コンデンサの容量の合計は1,410µFになり、これにさらに0.1µFのフィルムコンデンサが付く形になりました。
その結果がこれです。
緑の円内の、四角くて赤いのが新たに付けたフィルムコンデンサで、黒くて小さい円筒形のが新たに付けた電解コンデンサです。
この段階で、すでに、先ほどの問題が大幅に解決されたのですが、でもまだ、この手直しは、電力増幅管について行っただけで、電圧増幅管のほうが残っています。
それで、昨日、「科捜研の女」の再放送を見ながらやったのが、電圧増幅管のほうの手直しでした。
この手直しでは、0.1µFのフィルムコンデンサを加えるだけでなく、理論上さらに改善が見込まれる4,700pF(ピコファラッド)のもっと小さなフィルムコンデンサを、一気に並列接続することにしました。
本当は一つ一つ足していって結果を確認したほうが「実験」としてはいいのですが、もうこの際だから一気にやってしまおうということで。
で、その結果がこれでした。
結果は予想以上でした。高音がいっそう華やかになり、低音の鮮明度がさらに上がりました。わーいわい。
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自分の耳では、これでもうほぼ完璧だったのですが、
晩ごはんを食べたあと、電力増幅管のほうにはまだ4,700pFのフィルムコンデンサを付けていないのが気になり、いっそのことこちらもすぐにやってしまおうということになりまして・・・。
あはは。よく言われてきましたが、待ってられないんですね。せっかちで困ります。
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こういう作業は、ドラマとか映画とかを見ながら(昔よく言われた「ながら族」で)やると楽しいので、どうしようかなと思ったのですが、結局、Netflixで「Nana 2」を見ることにしました。
以前お話ししましたが、「Nana」という映画があって、2005年に公開されました。二人の「Nana」(大崎ナナと小松奈々)という女性がルームシェアをしながらそれぞれの夢に向かって生きようとする話です。主演は、中島美嘉さんと宮崎あおいさんでした。
「Nana 2」(2006年公開)のほうは、出演者が若干変わって、二人の Nanaを演じるのは中島美嘉さんと市川由衣さんです。
ノブ役の成宮寛貴君とヤス役の丸山智己君は同じです。
いろんなことがあって、どうなることやらと思いましたけど、青春の群像ですね。それも、愛に溢れる・・・。
ロック歌手の大崎ナナが小松奈々のことを「ハチ」と呼ぶのですが、そのハチが、「夢が叶う ことと、幸せになることは、 どうして別のものなんだろう。」と言うのが、印象的でした。
(実は、原作の漫画のほうでは、もっと複雑なストーリー展開があるのだそうです。なもので、上のハチの言葉の意味も、作者のいっそう深い思いがありそうです。)
見てよかったです。
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さて、「Nana 2」を見ながらの作業は、映画の終了とほぼ同時に終わりました。
下の写真が、電力増幅管に付いた、カソードバイパスコンデンサのすべてです。普通は一つでも十分なのですが、全部で六つ付いたことになります。(この写真は右チャンネルだけで、同じものが左チャンネルにも並びます。)
①と②と③と④は、それぞれ470µF、470µF、250µF、220µFの電解コンデンサで、⑤がこの前付けた0.1µFのフィルムコンデンサ、⑥が、昨晩、「Nana 2」を見ながら付けた、4,700pFのフィルムコンデンサです。
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24時を過ぎていましたが、早速フランス・ギャルの「1968」と、同じくフランス・ギャルがドイツで出したLPレコードのB面(あの「コンピュータ3号」を含みます)を聴いてみました。
すっごくいいです。トランペットもフランス・ギャルの歌声も、いっそう華やかさを増しました。それと、電解コンデンサが確保してくれた低音を、あとでさらに加えた二つのフィルムコンデンサが、非常に解像度の高いものにしてくれました。
今日も何度か試聴しましたが、抜群にいい結果です。ベースやドラムスの鮮明度の高さ、高音のきらびやかさが、なんとも言えません。
というわけでした。
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今日は、自分の仕事をしながら、家の片付けと年賀状の準備を少しずつしています。
そうそう。朝メールチェックをしてみましたら、この前の、ヨーロッパの出版社の方から、「年が開けたら事前に契約書を取り交わす」との連絡が来ていました。
まだ出版が確定したわけではありません。でも、出版社のほうで前向きに進めてくださっているのを確認して、かなり励みになりました。
うまくいくと嬉しいですね。
そうなるといいなあと思っています。
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話は変わって、昨日の夕方、シチューを作りました。
寒いときに、シチューはいいですねえ。
たくさん作りましたので、今夜もシチューです。
年賀状を何枚か書いてから寝ようと思っています。
今日もお付き合いくださって、ありがとうございました。
どうぞお体を大切になさってください。
よい明日を。ではでは。