本日パシフィック・リーグのクライマックスシリーズ第2シリーズにて、福岡ソフトバンクホークスが埼玉西武ライオンズを下し、日本シリーズ進出を決めました。
結果、今年の組み合わせは広島東洋カープ対福岡ソフトバンクホークスになります。
近畿や首都圏のプロ野球ファンには見に行くのが困難なシリーズですね?
まあ、愉しみにされていた方は、たまには有休(有給)を使って、福岡もしくは広島へ観戦に向かわれるのも一興でしょう。
マツダスタジアムかヤフオクドームかへ。
ところで、他球団の動きも活発になってきています。
読売ジャイアンツと阪神タイガース両監督の辞任表明から既に何日か経ちました。
それにしてもCSシリーズとは何とも悩ましいもので、指揮官が辞任を表明してからも日本シリーズ進出を賭けて戦わねばなりません。
私が言っているのは当然高橋由伸監督のこと。
普通の精神状態ではいられなかったと思います。
少し驚いているのは、読売のケーシー・マギー選手の引退表明です。
私は読売とカープとの戦いぶりを見ていて、てっきり来季も読売で続投すると思い込んでいました。
カギは外角低めの球への対処です。
当然カープ・バッテリーもその辺は見越しており、滅多に内側の甘いコースには投げてきません。
マギー選手は相手が速球投手と言えども、簡単にアウトコースの落ちる球には手を出しませんでした。
つまり、見え透いた“釣り球”ですね。
そして、少しでも真ん中に来たら左前にライナー性の安打を放つ場面が見られました。
時には長打も時には放ちました。
いわゆる典型的なプルヒッターです。
しかし、近鉄バファローズや太平洋クラブライオンズで活躍した土井正博氏と同様、振り回す打者ではありません。
確かに土井選手や阪急ブレーブスの長池徳二さん~これまたプルヒッターの名選手~と比較すれば、マギー選手の三振数は多いです。
ただし、それは点差や走者の有無によって異なる打撃を見せていたと思います。
少なくとも競っている展開で、走者を置きている状況において簡単に空振り三振する打者ではないでしょう。
公式戦もそうだったはず。
今季の成績が2割8分5厘、本塁打21本、打点84ですが、前半は不調に陥り、2割2分から3分を行き来していました。
が、夏あたりから持ち直し、2割8分5厘~一時は2割9分台~まで戻しました。
打率は昨年の3割1分5厘と比べると少し物足りないですが、この成績で退団せねばならないなら、大半の選手は辞めねばなりません。
もっとも、同選手の引退には家庭の問題もあるらしく、それが事実ならご本人の意思を尊重すべきでしょう。
一方、別の意味で驚いたのはウィリン・ロサリオ選手の残留。
居住地域でサンテレビが映るため、TVを見ない私もたまに阪神の試合を見ていました。
ロサリオ選手はマギー選手と異なり、アウトコースの見極めが全くできない打者です。
つまり、『あそこに投げていれば安全』と思われているのでしょう。
なるほど、同じコース~とんでもない外角球~に手を出して三振する場面を何度も拝見しました。
初夏だったか、いったん調整のために二軍の試合に出ているはずですが、結構な成績を上げてすぐに一軍の舞台に再登場しました。
しかしながら、その打撃ぶりは以前と変わらなかった…。
外角の球を見切れないのは、打撃フォームが崩れているからか、他に原因があるのか、素人の私にはわかりません。
もしかしたら、精神的な問題かもしれません。
ただ、私はロサリオ選手の残留には必ずしも反対ではないです。
過去、初年度が話にならない成績でも次年度以降に活躍した外国人選手もいましたから。
有名なところでは元ヤクルトスワローズと近鉄バファローズのチャールズ・マニエル選手のように。
勿論、昔と今とでは状況が異なり、球団側も悠長なことを言っていられないのはわかります。
色々ありますが、ロサリオ選手の態度は真面目だし、他選手との交流を見ていても好感を持たれているようなので、何とか同選手の努力が報われないですかね…。
蛍光灯と白熱灯、どっち使ってる?
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