36年の歳月が流れた | 愛は限りなく ~DIO, COME TI AMO~

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一粒の雨にさえ心揺れることもある。いつもどんな時も心閉ざさずに…。

昨年の今日は『35年の歳月が流れた』と題して矢沢永吉さんの『P.M.9』ツアー千穐楽について書きました。

1982年10月4日大阪厚生年金会館でのコンサート記事ですね。

昨年はあれから35年、そして今年は36年が経った…当たり前です。

ライヴの回顧録は昨年書き尽くしたので、今年はもう述べるべき言葉はありません。

補足としては、昨年書き下ろした時点ではご存命だった妹尾隆一郎さんが、12月に逝去されたこと。

補足などにはならない、非常に悲しい話です。

 

あの時バックを担った7人のうち、3名が鬼籍に入られています。

ボビー・ラカインド、キース・ヌードセン、そして妹尾さん…。

35年とか36年と一言で言ってしまいますが、それだけ長い時が経った証かもしれません。

 

あれから矢沢永吉さんは何度も妹尾隆一郎さんと共演する機会があったのに、ついに再演することがありませんでしたね。

ツアーに同行する~ライヴだと1~2曲のゲスト参加が妥当~のが無理なら、レコーディングでブルースハープを鳴らしてほしかったです。

永ちゃんの作品でハープが登場する曲は多くありませんが、例えば代表曲の“ニューグランドホテル”(1988年)や“愛しい風”(1989年)をライヴで演奏する姿を見たかった。

ただし、この2曲は妹尾さんが得意とする手法とは若干異なりますね。

 

実際、36年前のライヴにて皆を圧倒したのは“世話がやけるぜ”でした。

あの時は、管楽器奏者の参加はなく、逆に管楽器奏者不在という穴を埋めて余りある演奏ぶりでした。

どちらかと言えば、トランペットに近いフレージングとでも言えばよいか。

私は当時、『ならば“YES MY LOVE”の口笛のパートを演奏してもらってもよかったかも』と思いましたが、それはトゥーツ・シールマンスの演奏が向いているでしょう。

“愛しい風”もしかり。

 

もとより、妹尾さんも永ちゃんのレコーディングには参加しています。

皆さんがよくご存知の“涙のラブレター”と“絹のドレス”、いずれも「KAVACH」(1980年)収録曲です。

どんな経緯で氏が参加したのかは、全然知りませんが、皮肉にもこの2曲はライヴで縁がありません。

前者は初演された1980年のツアーのみ、後者は一度も聴き憶えがないです。

いずれにせよステージで演奏するにはハーモニカがないと少し物足りなく感じるでしょう。

 

 

 

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Ibaraqui, le 4 octobre 2018