皆は主人公に誰を想像したのだろう? | 愛は限りなく ~DIO, COME TI AMO~

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一粒の雨にさえ心揺れることもある。いつもどんな時も心閉ざさずに…。

今日10月1日は『コーヒーの日』です。

全くコーヒーに手を付けない人も今日だけはコーヒーを飲みましょう。

それで改めて美味しいと感じたら、たまに嗜むのもよいのでは?

インスタントコーヒーでさえ、今は昔とは比べ物にならないほど風味が増していると聞きますから。

 

さて、『コーヒー』がテーマもしくは曲名になっている作品となると、“コーヒー・ショップの女の娘”です。

キャロルが発表した1973年のシングル曲で、「ファンキー・モンキー・ベイビー」(1973年)に入っています。

シングルになっているのは知っていましたが、残念ながらシングル盤は持っていません。

もっと残念なのはTVの歌番組でも同曲を歌っている場面を見ていないことです。

 

最初曲名を見た時、『コーヒー・ショップで働いている美しい女性を歌った楽曲か』と勘違いしました。

実はそうではなく、頻繁に喫茶店を訪れひとり佇(たたず)んでいる人を歌っています。

いつもひとり…。

だから、この曲には一人称がありません。

また二人称もなく、観察者の見たままを詩的に綴った内容です。

 

ところで皆さんは“コーヒー・ショップの女の娘”を聴いた当初、この主人公に誰を想像しましたか?

当然世代によっても違うでしょう。

私は1970年代に聴いたので、小林麻美さんを即座に思い浮かべました。

♪窓の外ばかり 見つめてる♪と言われると、小林麻美さんの表情がどうしても脳裏をよぎりますね。

 

演奏は意外と凝っています。

編成は多分こんな感じでしょう。

 

 

ジョニー大倉さん…リード・ヴォーカル、リズム・ギター(エレクトリック・ギター)、ハーモニー・ヴォーカル

矢沢永吉さん…ベース・ギター、ハーモニー・ヴォーカル

内海利勝さん…リード・ギター(エレクトリック&アコースティック・ギター)

ユウ岡崎さん…ドラムス

 

 

ギター・ソロはありませんが、イントロやオブリガードでリード・ギターは重要なフレーズを弾いています。

それもE.ギターが主役で、A.ギターは完全に脇役です。

一部エレクトリックとアコースティックで同じフレーズをユニゾンで弾いている箇所もありますね?

バラードなのにアコースティック・ギターが殆ど前面に出ないのが斬新です。

ビートルズで言えば、“ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア”みたいでしょ?

もっとも、ビートルズの方はアコースティック・ギター自体使用されていませんが…。

キャロルの方はリズム・ギターが結構この手の曲にしてはハードな音色なのが、曲を引き締めた要因だと思います。

まさにロックン・ロール・バンドが演奏するバラードの見本ではないですか!?

 

文句なしの名曲ですが、後年カヴァーされているのを存知上げません。

もしかすると、私が知らないだけで何人かの人が取り上げているのかもしれません。

ただ、カヴァーするのを難しくしているのは、ジョニー大倉さんの声でしょう。

この人の声だけは他の人がいくら努力しても近付くのは正直困難です。

まあ、コピーではなくカヴァーなので、別に声まで似せる必要はないですが、同曲の歌詞とメロディはジョニー大倉さん以上に合う歌手はいないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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Ibaraqui, 1er octobre 2018