ベスト・アルバムのジャケット その29 | 愛は限りなく ~DIO, COME TI AMO~

愛は限りなく ~DIO, COME TI AMO~

一粒の雨にさえ心揺れることもある。いつもどんな時も心閉ざさずに…。

ベスト・アルバムをジャケ買いした憶えはありませんが、10月に出るデヴィッド・ボウイの『LOVING THE ALIEN 1983-1988』は買う予定です。

ジャケ買いするには格好の写真が使われています。

ジャケ買いする人には、『このアルバムを買わないでどうする!』と言えるほどカッコいい写真です。

amassの記事<デヴィッド・ボウイの新ボックスセット『Loving The Alien(1983-1988)』10月発売>で見ました。

 

ただし、CD8作、11枚組~2枚組CD3作を含むため~のBOXセットなのであまり気軽に手が出せません。

これが仮にシングル曲と代表曲とアルバム未収録曲、未発表曲とで占められた2枚組のベスト盤ならどなたにでもお薦めしたいところです。

 

勿論、私には購入理由がちゃんとあって、1983年から1988年の間に出た作品はしっかり聴いていなかったというのもあります。

ちょうどLPからCDへの過渡期にあたり、CDのリマスター盤が出てもやり過ごしていました。

紙ジャケットで再発された際も、一度は購入を考えたのですが…。

 

とは言え、「ネヴァー・レット・ミー・ダウン」(1987年)は私には未だ気になるアルバムです。

“グラス・スパイダー”のようにモノローグから始まり、突然テンポが上がってピーター・フランプトン(?)のギターと共にヴォーカルが進行する前衛的で激しい曲も入っています。

また、アルバム表題曲も少しブライアン・フェリーを思わせるヴォーカルで、そこにハーモニカも加わる風変わりな曲です。

非常にノスタルジックな曲調ですよ。

ただし、ロキシー・ミュージックの“オー・イエ”(1980年)とはだいぶ趣が異なるかな。

あの曲には本当にクセがないです。

 

ただし、全体的に「ネヴァー・レット・ミー・ダウン」のリズム・セクションは気に入らない。

本物のドラムまでドラム・マシーンのような響きがするのは、時代背景を考慮しても少々聴きづらいです。

ただし、2008年に“タイム・ウィル・クロール”(1987年)にリミックスが施され、それに気をよくしたボウイが同曲の入った「ネヴァー・レット・ミー・ダウン」の他曲も新装を意図しそれがようやく完成した、と。

このたびのリミックスは音の差し替えも含みます。

これは聴いてみたいです。

1987年と言えば、私が一番音楽を聴いていなかった時期であり、巷で流れている曲の多くもドラム・マシーンが多用され、いきおい耳が遠ざかっていました。

 

しかし、今度は満足させてくれる作品になったと信じています。

きちんとした形でCDを所有するのも初めてだからじっくり聴くにはちょうど良いでしょう。

上記リンクから“ズィーロウズ”を試聴しましたが、素晴らしい出来です。

ただのアコースティック・ヴァージョンにとどまらず、随所でシタールが入り(シタールのパートは残った)、ストリングス・シンセサイザーも曲のスケールを大きくするのに重要な部分を担っています。

元々原曲のメロディが優れていたので、このリミックス(音の差し替え)は願ったり叶ったりです。

勿論、オリジナルの「ネヴァー・レット・ミー・ダウン」も最新リマスターで聴けるため、新しい版(盤)との聴き比べも愉しみになります。

 

さらに、「シリアス・ムーンライト・ツアー」と「グラス・スパイダー・ツアー」のライヴ・アルバムが付属するのも嬉しいです。

ライヴ映像の断片は洋楽を専門に掛けるチャンネルで目にしていても、まとまった形で愉しむのはこれが初めて。

1980年代のボウイの作品が新録音や新たなリミックスで聴けるまたとない機会でしょう。

しかし何だかんだ言っても、ジャケット写真に惹かれたのは事実です。

 

 

 

 

 

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Ibaraqui, le 27 juillet 2018