今日はアメブロでは『ミルクキャラメルの日』となっていますが、私には『キャラメルミルクの日』です。
これはCharaさんのファンなら全員が賛成して下さるでしょう(笑)
昨年春に行われた『Naked & Sweet Soul Session』ツアーの1曲目に披露された名曲ですからね!
いきなりこんな楽曲が歌われるとは思ってもみなかった。
2017年2月19日(日)森ノ宮ピロティホールでのコンサートですよ。
“キャラメルミルク”は2001年に発売された「マドリガル」収録のミディアム・テンポの温かい曲。
でもでも、前年発売のベスト盤も題名が「Caramel Milk~THE BEST OF CHARA」ですが、そこには入っておらず、「マドリガル」が初出と変わった形で世に出ました。
もしかしたら、そのベスト盤に1曲新曲を入れようか思案した挙句、止めた…とは考えにくい。
なぜなら、「マドリガル」には米国人プロデューサーのアンディ・チェイスとスマッシング・パンプキンズのジェイムス・イハが作曲と演奏に参加しており、ベスト盤編集時に同曲があったとは思えないから。
勿論、おぼろげな歌詞の断片等は既に書いていた可能性はあるでしょう。
基本的には静かな曲調ですが、途中少し奇抜な音作りの跡も見られ、なかなか奥深い作品です。
最初はアコースティック・ギターのコード・ストロークと笛系のシンセサイザーとで曲が進行し、サビに入る前にエレクトリック・ギターの和音が聴こえてきます。
そこから笛系シンセに代わり、スペイシー~本来の意味ではないが、ここでは『浮遊感に溢れた音』くらいの意味~なサウンドが効果音的に登場(左ch)。
そして2番のヴァースに戻ると、再び笛系の音に戻る。
エレクトリック・ギターは先述の箇所だけ派手に和音を鳴らしますが、あとはアルペジオを奏でるのみ。
だから、同じ「マドリガル」の曲でも“スカート”のように一気に派手な展開にはなりません。
“スカート”では、アンディとジェイムスが参加した通りの音、いわゆる“ガレージ・サウンド”が一部で炸裂します。
『オルタナティヴ・ロック』とでも言おうか…。
歌詞で気になるのは下記のところ。
♪冷めた紅茶は 捨てれられたいの?
それともあたためたいの?
まるでとり残された私みたい
味はかわるの?♪
上記の後半、『まるでとり残された~』からはどうしたことかCharaさんの一人多重唱となります。
曲中で一番強調したかったからかな?
妙に現実的な内容だしネ。
まさか現況を歌ったものではないでしょう。
当時はご主人と幸福な毎日を過ごされていたはずですよね。
ただし、いくら満ち足りた生活を送っていても、時には『冷めた紅茶』のように感じる瞬間もあったかもしれない。
また、サビの最後の部分♪だいて…わらう♪の『わらう』は、曲の終わりに二度繰り返されます。
ここでの『わらう』とは、文字通りの『笑う』というより前向きな気持ちを表した言葉でしょう。
繰り返しと言えば、サビの♪そのひかりの下~わらう♪は終盤に2回歌われ、1回目と2回目の間と2回目が終わった後にそれぞれ金管楽器のソロが入ります。
本来ならライヴではフリューゲルホルンが演奏するところですが、2001年の『Madrigal Tour 21』に管楽器奏者は不在でした。
よって昨春のライヴ同様に、ピアノとオルガン(シンセサイザー)が取って代わりました。
「マドリガル」とは不思議なアルバムです。
購入前は、『古楽の要素かもしくはスペイン音楽の要素があるのかも』と予想したのに、どちらもなし。
かと言って、ガレージ・サウンドが前面に出ているかと言えば、必ずしもそうではありません。
そもそも「マドリガル」のアルバム表題曲が存在せず、それに“キャラメルミルク”だって歌詞の中に曲名の『キャラメルミルク』が登場しないのです(苦笑)
ライヴ演奏も少しずつですが、復活しています。
2016年9月18日(日)Zepp Nambaでは“レモンキャンディ―”を、2017年9月17日(日)同じくZepp Nambaで“スカート”を歌ってくれました。
そして先述のように、昨年2月19日(日)森ノ宮ピロティホールにて“キャラメルミルク”と“ボクにうつして”を披露しており、1年の間に4曲生で演ったことになります。
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