一夜漬け…泣けるわけがないだろう | 愛は限りなく ~DIO, COME TI AMO~

愛は限りなく ~DIO, COME TI AMO~

一粒の雨にさえ心揺れることもある。いつもどんな時も心閉ざさずに…。

昨日6月10日は『ミルクキャラメルの日』でしたが、実は1980年の同日に矢沢永吉さんの「KAVACH」が発売されました。

とても雨の多い時期でしたし、夏になってもあまり気温の上がらない年だった記憶があります。

アルバムの断片的な話は「ALL TIME BEST」や「同 2」が出た際にお話したと思いますが、記事で丸ごと取り上げた機会はまだなかったかもしれません。

しかし、本日はアルバム自体の話題には触れません。

また、アルバム発売後に足を運んだライヴの話もしないようにします。

 

何が言いたいかと言えば、アルバムの発売日が1980年6月10日(火)になっていますよね?

その後にツアーが始まったのは事実ですが、例外があります。

6月2日(月)と3日(火)に行われた日本武道館公演です。

ファンの人ならご存知の通り、6月2日のコンサートはライヴ収録され、同年11月末に「The Rock 6.2 1980 NIPPON BUDOKAN LIVE」として世に出ています。

そのうち「KAVACH」から7曲も披露していますが、この日と翌日の公演をご覧になった方は、未発表曲としてこれらを聴いたことになるでしょう。

もっとも、5月10日(土)に先行発売されたシングルの“涙のラブレター/レイニー・ウェイ”は殆どの人が一度は聴いていると思われ、実質5曲を知らない状態で当日のライヴに臨んだ訳です。

 

発売予定の未発表曲をコンサートで先行披露するのは、私も賛成ですが、それが5曲とは多過ぎる。

私は武道館を直接体験していないものの、もしその場にいたら腕組み状態になったかも(苦笑)

まあ、曲にもよるかな。

“Rolling Night”は永ちゃんにしては珍しいピアノ主体のブルースになっており、踊るにはピッタリです。

それと“テレフォン”~ライヴ盤「The Rock」では本調子ではないが~もわかりやすいロックン・ロールだから、2本のギター・リフに乗ってその場の雰囲気で愉しめたことでしょう。

もっとも“Good by”は、7月にコンサートへ行った私でさえ『まさかライヴで演るか!?』と感じたほどだから、これは知らないで聴く立場になればしんどい気がする。

 

武道館公演の話はこれくらいにして、正式なツアー開始日である八戸市公会堂に話を移します。

八戸公演こそ1980年6月11日(水)、つまり38年前の今日にコンサートが開かれました。

私は当時のファンクラブ会報、『EXCITING MAGAZINE』を見てこれを書いており、まず間違いはないでしょう。

もし間違いがあればすぐにでも訂正いたします。

 

ということで、6月10日に「KAVACH」が発売され、翌日がツアーの初日として、八戸に行かれた皆さんはどうなさいましたか?

完全に一夜漬け状態ですよね(苦笑)

確かに、当時も発売日の前日9日(月)夕方には新作が入荷していたから、その日の夕方と翌10日(火)は丸一日ターンテーブルに掛けっ放しだったかもしれません。

 

『一夜漬けで泣けるわけがないだろう』?

いや、必ずしもそうではないと思います。

一度も聴かずに当日臨むのと、たとえ数回でも耳ならしをしておくのとでは、天と地ほどの違いがある。

特に、“So Long”のようなバラードは、アレンジの細かい部分まで覚えずとも、大まかなヴォーカル・メロディだけでも記憶にあれば、レコードを買った翌日に生で触れたとしても、泣けるはず!

 

逆の視点で見れば、八戸のファンの皆さんは実に貴重な体験をなさったとも言えるでしょう。

だって、新譜が出た翌日にそこから8割近くの楽曲が目の前で展開されたのですから。

 

 

 

 

 

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Ibaraqui, le 11 juin 2018